傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

田中真紀子議員:鳩山首相の「友愛」を苦言・・・言葉より実行する気概を

2010-03-15 05:13:20 | 民主党・鳩山由起夫

田中真紀子議員がTV東京の番組で、鳩山首相の現実感の無さを批判と報道があります。
内閣の支持率下落、不支持率上昇の傾向は、「政治とカネ」問題より、鳩山首相のリーダーとしての資質が問われているのでしょうね。

時事通信が『「生活感、汗のにおいがない」=鳩山政権に苦言-田中元外相』で、田中真紀子議員が鳩山政権への苦言を報道しています。転載すると、

”「民主党の田中真紀子元外相は13日午前、テレビ東京の番組に出演し、支持率下落が続く鳩山内閣について「生活感というか、体臭、汗のにおい(がしない)。『友愛』と言うが、あまり温かみがないし、感じられない」と苦言を呈した。
鳩山由紀夫首相については「一般の生活者感覚からずれた地球人」と酷評。政権発足から半年を迎えることに触れ、「(鳩山内閣の政治が)何だか見えない、分からないと皆さんが感じるのは、この方々のやっている理想とする政治が、言ってみればバーチャルだからだ。今しっかりと目標、方向性を示さないと。(政権は)瀬戸際に来ている」と強調した。 
 一方、民主党の小沢一郎幹事長に関しては「政治のプロフェッショナルだ」と持ち上げ、「(権力の)二重構造なんて言われたら不本意でしょうから、本人が首相をやったらいい」と語った。
」”

と報道しています。

「政治とカネ」問題に、小沢幹事長の陸山会関連もあるが、鳩山首相の多額の「母親からの子供手当て」は常識の域を超越しており、小林千代美議員の北海道教職組合からの違法資金問題は、日教組の過去の遺物の象徴的な残部であり、支持率に影響しているのは否定できません。
そのようなマイナス要因を抱えているが、鳩山政権が政権交代後、半年で、支持率下落傾向は、鳩山政権への「期待したが、大丈夫かよ?」という「不安、不信」が庶民に芽生えているのは事実で、やはり、リーダーとして資質が問われるは自然ですね。

一方、支持率低迷で、民主党の一部から、「民主党らしさ」がなくなったという声は、「自由度がなくなり、閉塞感がある」、「利権政治には馴染まない」という論調で、小沢幹事長批判と推測できるが、野党時代と政権与党との違いの認識不足の感がありますね。
小沢幹事長が代表時代に、「大連立」騒動で、代表辞任の挨拶に、「民主党には政権担当能力が未熟」とし、「風頼り」の青二才集団には、国家運営に任せるには不安で、まずは連立政権与党として自分らの政策の実現を体験することで「政権運営」の力をつけることも一考という内容が印象的でした。

政官業の既得権社会の破壊には、脱官僚依存・政治主導が正攻法であり、民主党には過去官僚はおり、先鋭的な考えの持ち主でも、営々と築かれてきた官僚社会を破壊するには、強力な「政治力」が不可欠であり、それは政治家個人であれ、組織であれ、絶対条件であるが、民主党は全国組織が貧弱であり、組織の強化が先決なので、小沢幹事長の「政治力」による「数」とともに、組織強化が不可欠なのです。

その青二才の民主党および日本のトップが、「宇宙人」の鳩山首相なのです。
「友愛」理念の「公平な共生社会」は理想であるが、理念を実行する気概が鳩山首相から感じられないのです。
田中真紀子議員の言う「鳩山内閣について「生活感というか、体臭、汗のにおい(がしない)。『友愛』と言うが、あまり温かみがないし、感じられない」と苦言は、ごもっともですね。
「公平な共生社会」は、既得権という特権社会を打破することから始まるのです。
官僚社会を破壊し、「納税者番号・社会保障番号」を導入し、公平な税の徴収と公平な社会保障を施すことであり、同一価値労働・同一賃金の社会を目指すことであるがその気概が見受けられず、小沢幹事長の組織強化だけが目立ち、「反小沢」「嫌小沢」を増長させているのです。

当方は、本ブログ「鳩山首相よ! 芝居見学している場合ではない!・・・信念・気概を示せ!」で、
”「メディアによる世論調査では鳩山内閣支持率は微減であるが、日本は「デフレ宣言」するほど、経済は疲弊し、失業者・生活保護受給者は増加傾向にあり、将来不安が蔓延しており、マニフェストを前倒しするぐらい気概で、この火急事態を善処せよといいたいですね。。」”
と書きました。

そして、浜矩子女史の短文の「(各国の景気刺激策は、)クリスマスツリーをよく見ると、何も宝物がぶら下がっていない。」かのような印象を受ける」を紹介し、
”「クリスマスツリーは点滅し、奇麗で、天辺に大きな希望の星がありますが、虚像ですね。
現在は、ドル暴落の危険性を言われ、不安定な社会であり、もう、天井の希望の星(友愛社会)が黄色の点滅状態で、生活困窮者が寒空で点滅の星を眺めている状態です。
」”
と書きました。

また、本ブログ「鳩山首相よ! 言動に緊張感を滲ませよ!(雑感)」では、
”「鳩山首相は意図的に小沢幹事長と距離をおかず、鳩山政権は「小鳩体制」は必然性であり、緊密にすべきと思っていました。
それ以上に、鳩山首相の言動の「軽さ」は気になっていました。
」”
と書き、鳩山首相の言動の「軽さ」を批判しました。

鳩山一族は学業優秀で、鳩山首相は工学系のORに精通しているそうだが、諸々のケースを想定し、頭の中で組み立てて理想解を発言していると憶測するが、結論は「公平な共生社会」で決まっているのであり、言葉であれやこれや言うより、「公平な共生社会」の実現に、邁進あるのみです。
沖縄基地問題でも「公平な共生社会」の基準で考えれば、「海外・県外」になり、その努力をしているとは見えませんね。
鳩山首相の発言は「口だけ」という印象を持たれるのは自然です。
説得は、言葉ではできても、実行が伴わなければ、納得できないのです。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。