傍観者の独り言

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小沢裁判:国会で質疑され、小川大臣は答弁に苦慮・・・司法も逃げ切りか?

2012-03-29 21:46:37 | 検察・メディア

22日 参議院法務委員会での有田芳生議員(民主党)の小川法相への質疑の動画を視聴したが、小川法相の苦慮の答弁はわかるが、小川法相の力量・胆力が試されますね。

徳山勝氏の「オリーブ・ニュース」へのコラム『小沢裁判:検察審査会の疑惑を整理する』で、起訴相当を議決した検察審査会の審査員の平均年齢疑惑、審査員選定ソフト疑惑、議決と公表日疑惑、審査補助員の弁護士選定疑惑を書いております。

ブログ「日々坦々」様が、ブログ『Sekilala&Zowie』様のエントリー『【陸山会事件】平成24年3月22日 参議院法務委委員会 有田芳生議員「田代検事の偽造報告書で暴力団と政治家は同じようなものだと。それをまた指定弁護士が審査員たちに言い、そしてまた論告求刑の中で使われている。そうなると一連の流れが田代検事の偽造報告書に端を発していると見ざるを得ない」』を紹介しております。

ブログ『Sekilala&Zowie』様のブログは、22日の参議院法務委員会での有田芳生議員(民主党)の小川法相への小沢一郎氏を起訴相当議決した第5検察審査会の疑惑についての質疑であり、動画とテキスト起こしており、前述の徳山勝氏のコラムと同様な内容を質疑されています。

有田芳生議員の質問は、
(1) 検察審査会が強制起訴議決をしたときにそれを取り消す道筋について
(2) 第5検察審査会の審査員の平均年齢の疑念について 
(3) 検察審査会には議事録はなく、会議録はあるというが? 
(4) 田代検事の捜査報告書と強制起訴の議決内容の類似性について
(5) 偽装捜査報告書を東京地検の幹部は認識していたことの進行中について
で、小川法相、最高裁事務総局植村刑事局長の答弁は、「個別案件には答弁できない」、「立場上、答弁できない」という苦慮した内容であり逃げ切りの印象を持ちますね。

最高裁事務総長は、27日に大谷直人氏が就任し、前任の山崎敏充氏は名古屋高裁長官に転任しており、検察審査会事務局の上部組織責任者は異動しており、組織責任が曖昧になる気配ですね。

検察関係では、郵便不正事件は大阪地検特捜部の問題とし、前田元検事、大坪元特捜部長、佐賀元副部長を早々に逮捕・起訴し、大林宏検事総長が辞任し、後任に笠間検事総長が就任したが、小沢事件関係では、元東京地検特捜部長の佐久間達哉は大津地検検事正に異動後、「法務総合研究所国連研修協力部長」、元東京地検次席検事の大鶴基成氏は最高検公判部長に異動し、退官し弁護士になり、木村匡良主任検事は東京地検立川支部に異動、田代政弘検事は新潟地検に異動になっており、左遷かどうかわかりませんが、異動させたことで検察は責任をとったということでしょうか?
福島原発しかり、消えた年金しかり、誰も責任をとっていませんね。

小沢裁判は、判決は4月末ではあるが、実質的に検察の敗北であり、検察審査会の不透明さが露見し、検察・司法の不透明が顕在化した現下で、小川法相、最高裁事務総局植村刑事局長の答弁は、時間稼ぎの印象を持ちますね。
郵便不正事件で、逮捕・起訴された大坪元特捜部長、佐賀元副部長の検察組織への逆襲を、ある意味では期待しますね。



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