16代当主、代々造園業を営まれる、庭師の名跡
佐野藤右衛門さんのお庭を拝観に。
にわか添乗詰め込み学習で、
おんとし87歳でいまだ現役のご当主を少し知りました。
桜守として、再生不能と思われた桜を次々と蘇らせてきました。
その活動は、世界へも。
なんせ偉業の数々もさることながら、その風体がイカします。
（イカすって、死後だった❓）
ハチマキにくわえ煙草。
まあ、ユニークな人物のようです。
とはいえ、あくまでも添乗前に慌てて読んだ書面でのイメージ。
実際に昨日訪ね、あいにくの雨模様ながら、お庭はまさに百花繚乱。
桜守ならではの、個性的な桜が、私が、私がと其々に自己主張していました。
なるほど、爺さんのいうところの
「個性のないソメイヨシノは嫌い」に納得。
とはいえ、オリジナルの桜が誕生するには、20年もの歳月かかり、
その途方もない歳月に果敢に挑んだ結果が、
今、目前の花々なんですね。
さてその日の夜、家で寛いでいると、、、
携帯に電話が一本。
「今から藤右衛門さん、NHKでやるみたい」
NHKですか⁉︎
私の寛ぎタイムは、頭空っぽにできるひな壇TVがお決まりなのに・・・
でも、このお電話、本日ご一緒したお二人の方から
其々に同時にいただきました。
ならば見ないわけには、、、
まあ、この時期か、紅葉の時期かにありそうな、
素敵な季節映像の京都案内、ByNHK
その最後のトリに飄々と登場した、一人の爺さん。
それが、かの佐野藤右衛門氏。
どうみても最初の映像には、ニット帽に、
くわえ煙草で現れたはず。えへへ、ポリポリと。
でも、そこはスルーで、
「桜も男と女との関係に似ていて・・・」
がらっぱちよろしく、サービス精神旺盛な藤右衛門さんのせっかくの
気遣い、演出もなんだかからまわり。
案内人も的確に、拾えてないぞ！爺さまのキャラを！
無難におさめようと
編集された感が否めないなぁ～と。
でも、一瞬でしたが、TVに見た爺さま、カッコよすぎでした。
たくさんの名誉ある賞をえてもなお、
原点、というか、自分のまま、
なるほど、桜にもとめるだけあって、
爺さまも強烈な個性を醸し出していました。
うん❓
ハチマキにタバコって・・・
そういえば、バカボンのパパも植木職人でした。
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