地域循環共生概論 69

2023年04月10日 | 防災と琵琶湖


 作成日:2023.4.10|更新日:2023.4.11

❏ 地域循環共生概論 69
今月に入り、5日には。敦賀原発2号機の再稼働審査 再中断と
の、7日には「処分見通し立たぬ」保管続く下水汚泥の異常事
態の新聞が舞い込む。プーチンのウクライナ侵攻による2つ
の原子力発電所非常事態の緊張が続いている。ここでは、放
射性物質を含む下水汚泥廃棄物保管を記載しておく。



かび臭原因物質の除去
滋賀県企業庁では、かび臭が発生した時は、通常の浄水処理
に加えて、粉末活性炭を注入
し、かび臭の原因物質を活性炭
に吸着させて取り除くことで、水質基準値以下に保つよう努
めている。なお、かび臭の原因物質を吸着させた活性炭は
浄水処理の過程で取り除き、水道水に含
まれていないことを
確認している。
✔ 原因究明が喫緊の課題。

【エピソード】







  

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桜満開、日本晴れの城内で予定通り観桜会を挙行。佐々木さ
ん、吉田さん、後藤さん(飛び込み参加)の4人と少人数と
なりましたが、最高のタイミングとなりました。これど日々一
期一会。新型コロナウイルス・パンデミックで会う機会が無
くストレスのようなものが澱のようにたまっていましたが、
それぞれ家庭内事情を抱えながらも元気な顔をみつことがで
き安堵しました^^;。
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その後の彦根広域ごみ処理施設建設問題 Ⅹ
放射性物質の挙動からみた適正な廃棄物処理処分(第4版)

KPRとは川崎事業所でのプラスチック原料化事業の略称
2023年1月1日、昭和電工はレゾナックに生まれ変わりました.


プラスチックリサイクルの基礎知識2022(一般社団法人プラス
チック循環利用協会)を参考に編集部作成

廃プラスチックのリサイクルで目指す循環経済
❏ ブラスチック問題への新たなアプローチとは
創業以来、その企画力であらゆる企業の課題解決に寄与して
きた総合商社フジテックス。リサイクルや資源循環に必要な
機器・プラントを取り扱う環境事業部においては、近年多く
の企業からリサイクルに関する相談が増えている。

ケミカルリサイクルの特徴
1.ケミカルリサイクル:回収した廃棄物を洗浄、粉砕した
 後に化学分解し、原料まで分解・精製した物質を利用する
2.マテリアルリサイクル:回収した廃棄物を洗浄、粉砕し
 た後に溶かして成形し、再び製品として利用する
3.サーマルリサイクル:回収した廃棄物を燃やす際に発生
 する熱エネルギーを利用する

同社環境事業部部長代理寺原拡志氏にリサイクルの現状と展
開する事業内容についてインタービュ記事が、環境ビジネス
2023年春季号に掲載されている。企業の脱炭素に対する意識
は年々高まってきているといえる。しかし温室効果ガスの排
出だけではなく、広く環境問題という観点で考えると、まだ
まだ取り組むべき事項は山積している。
そのひとつが廃プラスチック。マイクロプラスチックの流出
による海洋汚染や生態系への深刻な影響、限りある化石資源
など、世界的にも大きな課題となっている。


出所:株式会社フジテックス
ケミカルリサイクルのためのRPF製造ユニット KS-13120HDR

国内では2022年4月から「プラスチックに係る資源循環の促進
等に関する法律」(通称、「プラ新法」)が施行されるなど、プラ
スチックの取り扱いはどの企業においても考えるべき課題で
あるとし、従来、マテリアルリサイクルが容易でない廃プラ
スチックは燃料化されていた。 RPF(廃棄物固形燃料)やフラ
フ燃料と呼ばれる代替燃料化か進んでいますが、一方で限ら
れた資源であるプラスチックを使い続けるという主旨から、
産業界では素材まで分解して化学原料を取り出すケミカルリ
サイクルヘの期待が高まっている。
RPFでは、プラスチックだけで燃料化してはカロリーが高すぎ
るため、通常は紙や木の混合が必要になる。しかしその際、
企業の工場単位ではそれら紙や木の必要量を確保するのが困
難といった課題もあり、ケミカルリサイクルは廃プラスチッ
ク100%が基本構成となる。

工場から出る廃棄物だけでなく、流通した後に回収したプラ
製品も対象とできます。例えば衣類や家具、雑貨。これらの
理由から検討しやすいといった理由もあってケースが増えて
いる。受け入れ先となるリサイクラーも徐々にあらわれ始め
ているため、従来のサーマルリサイクルの提案に加え、ケミ
カルリサイクルの提案も始まっている。

省コストと環境負荷低減を同時推進
相談が寄せられる背景には大きく2つの要因がある。
1つ目は経営コストを見直す動き。燃料調整による電気代の
高騰や理立処分場のひっ迫為替変動など、複合的な影響を受
け、廃棄物処理の費用も年々高騰。「廃棄物を出す側の工場
としては、生産量や売上が増えるにつれ廃棄物にかかる経費も
当然増えていく。但し近年はコストの上昇幅が大きく利益を
圧迫しているのが現状がある。そこで外注していた廃棄物処
理を一部内製化することにより、コスト適正化を図ろうとい
う動きが加速の流れ。
2つ目としては、環境負荷低減の観点だ。経営の脱炭素化に向
けた中期計画を策定する企業も増えており、自社で排出する
廃棄物や資源物を、いかに合理的かつ環境に負荷を与えない
かたちで処理していくかは重要なファクターである。従来のマ
テリアルリサイクルが容易にできる製品は既に取り組まれて
いる場合が多く、それ以外の対象物への着手が始まっている
ことがある。

既存事業を活かし資源循環に貢献
あらゆる資源の有効利用が推進される中、サーマルリサイク
ルは燃焼させた際の排熱を回収してエネルギーとして利用す
るため、繰り返し使い続けるということができない。そこで新
たな選択肢として検討されるのがケミカルリサイクルという。
資源の循環という観点で考えると、素材として再利用できる
マテリアルリサイクルが理想的だが、一度製品化されたもの
は複合樹脂物が多く、マテリアルリサイクルが困難なため、原
料を取り出せるケミカルリサイクルに注目が集まってきてい
る。サーマルリサイクルによって廃プラスチックを燃料とし
て使用するのと、分解するのにエネルギーを使用するケミカ
ルリサイクルではどちらの二酸化炭素排出量がより少ないの
か、処理工程にもよるため、現状では未知数だが、ケミカル
リサイクルによる排出量の方が少ないということであれば、
資源循環をしながら脱炭素社会の実現も進めていけること
になる道理がある。
フジテックス(※彦根市宮田町のフジテックとの混同に注意)
は30年近く廃棄物・資源物の業界で事業を行っきた。その知見
やネットワークを活かし各企業様に合ったご提案をすること
が可能で、機械設備にとどまらず、事業そのものの実現をトー
タルでサポートすることができる。まずはご状況を伺えれば、
お力になれることも多くあるはずと言う。ケミカルリサイク
ルには、様々な企業が参入することを発表している。イヒ石燃
料由来のプラスチックは限られた資源であり、今後は使用済み
プラスチックの需要が高まる可能性も大いにある。日本は国
土が狭く埋め立て処分の割合が低いが、過去に埋め立てられ
たプラスチックもリサイクルされる日が来るかもしれない言
う。こういった実情をも踏まえ家庭ゴミ問題を考えていくこ
とも重要であろう。                     
                     この項つづく

【脚注及びリンク】
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