極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

さぁ!自信をもって進もう⑩

2023年04月05日 | ネオコンバーテック

 

彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救った
と伝えられる"招き猫"と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え。(戦
国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編のこと
)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ。愛称「ひこにゃん」。



【思い出の南イタリア:青の洞窟の三毛猫③】





イタリア・シチリア島にある世界遺産の町として有名な「シラクーサ」
は、太宰治の小説『走れメロス』の舞台となった町でもある
。ギリシャ
時代にはアテネと同じぐらい繁栄していた。また、古代ローマ時代に征
服された後、9 世紀にアラブ時代となりパレルモが首府になるまでは、
シチリア島のなかで最も重要な町であったという。そんなシラクーサの
町では、格安のオープンバスに乗って点在する名所を楽々制覇するのが
おすすめという。紀元前3世紀にシラクーサで生まれた天才科学者である
アルキメデスに捧げられたのが、ここ「アルキメデス広場」です。広場
の中央には、ギリシャ神話の『アレトゥーサの伝説』を表現する、19世
紀末にジュリオ・モスケッティによって彫刻された「アルテミスの噴水
」がある。

アルキメデス広場

     

 


【再エネ革命渦論 109: アフターコロナ時代 308】
● 技術的特異点でエンドレス・サーフィング
”再エネ・リサイクル・ゼロカーボン最先進国”宣言!


曲がる太陽電池、30年までに普及 政府が公共施設に導入
2023/4/3 2:00 日本経済新聞 電子版
政府は「曲がる太陽電池」を2030年までに普及させる方針を打ち出す。
国内企業の量産を支援し、公共施設や駅、学校などで導入する。壁にも
貼れ、コストも低減できるため太陽光発電の設置箇所が増える。従来の
太陽光パネルはほぼ中国製のため、次世代型の国産化で中国依存を減ら
す。政府は 4日にも関係閣僚会議を開き、再生エネの導入拡大に向けた
実行計画を取りまとめる。岸田文雄首相が関係省庁に対応するよう指示
する。計画の柱の一つが「ペロブスカイト型太陽電池」と呼ぶ次世代パ
ネルの30年までの実用化だ。従来のシリコン製に比べて軽くて、折り曲
げられるのが特徴だ。ビルの壁や曲がった屋上に貼れる。政府が企業な
どと一体となって供給網の構築や普及を後押しする方針を明確にする。
これまで開発面で企業を支えてきたが、量産技術の開発や生産体制の整
備を支援する。政府 が新たに発行する「GX(グリーントランスフォーメ
ーション)経済移行債」で調達する資金 を充てる。GX移行債による資金
支援の先行事例にする。



積水化学工業のペロブスカイト型太陽電池の壁面設置のイメージ
NEDO提供

ペロブスカイト型の普及は経済安全保障上の意味合いも大きい。主原料
となるヨウ素は 日本が世界で第2位の生産量がある。供給網を日本でつ
くりやすい。太陽光の拡大を進める中で供給網の混乱で輸入ができない
事態を防ぐ。 太陽光パネルの設置場所の拡大は脱炭素の懸案の一つ。
政府は30年度に国内発電量に占める太陽光の比率を14〜16%にする目標
を掲げる。21 年度の太陽光の比率は8.3%にとどまる。10年で2倍近くに
する必要がある。 既存の太陽電池の普及が進み、山間部が多い日本で
はこれから設置できる場所に限りがある。今は発電できない場所を使う
ことが欠かせない。政府はこれまで主に次世代型を開発面で支えてきた。
脱炭素技術を支援する「グリーン イノベーション基金」を通じて企業
を後押ししてきた。政府が新たにまとめる再生エネの導入拡大に向けた
実行計画は開発にとどまらず、需要・供給の両面から普及期に産業競争
力を高める対策を重視したのが特徴だ。ペロブスカイト型は再生エネの
「ゲームチェンジャー」になるとも指摘される。導入量の見通しなどが
明らかになれば、さらに普及に弾みがつく可能性がある。

がる太陽電池、世界初の量産 日本開発も中国新興先行
2022年7月19日 2:00 (2022年7月19日 5:10更新)
中国のスタートアップが新型太陽電池の大型パネルで世界初の量産を始
めた。薄くて曲がる「ペロブスカイト型」と呼ばれるタイプで、製造コ
ストは既存の3倍だが、将来シリコン型の半分まで下げられる可能性があ
る。スマートフォンへの搭載を想定する。もともと日本人研究者らが開
発した技術で、国内電機大手は新規投資に消極的なこともあり中国が量
産で先行。

ペロブスカイト型太陽電池とは 製造コスト、半額程度に
2023年4月3日 2:00
ペロブスカイト型太陽電池;「ペロブスカイト」と呼ばれる特殊な結晶
構造を持つ物質を材料に使う太陽光パネル。2009年に桐蔭横浜大学の宮
坂力特任教授が発明した。重さは現在、主流となっているシリコン型の
10分の1で、折り曲げられるのが特徴だ。材料を塗って乾かすだけという
簡単な製造工程のため従来の半額ほどで製造できると期待されている。



建物の壁や湾曲した屋根などにも設置できる利点がある。電気自動車(
EV)やドローンに搭載して、電気を「自給自足」しながら動かす活用の
仕方も想定される。どれだけ太陽光を電気に変換できるか示す変換効率
は高まってきており、積水化学工業や東芝は15%を達成した。シリコン型
は20%を超えるものがある,
日本発の技術だが、量産化では海外勢が先行
する。
ポーランドのスタートアップ、サウレ・テクノロジーズが2021年5月に
工場を開設した。中国の大正微納科技も22年7月に江蘇省で量産を始めた。
生産規模はまだ小さく、今後、どれだけ歩留まりをあげて大量に生産で
きるかが競争のカギを握っている。
【脚注】
※注:結晶シリコン系のもの直射日光しか変換できないが、ペロブスカ
イト系や有機化合物系、或いは、無機半導体化合物系の太陽電池は散乱
光も取り込めるため変換効率が高くなる特徴をもつ。
【関連情報】
曲がる太陽電池、30年までに普及 政府が公共施設に導入
積水化学大阪本社の入居ビル改修 外壁に新型太陽電
太陽電池、次の「本命」 積水化学や東芝25年にも事業化
【関連特許】
※ 特開2022-173561 塩素化塩化ビニル系樹脂 積水化学工業株式会社ka
【要約】
パルスNMRを用いて30℃でSolid Echo法で測定し、1Hの
スピン-スピン緩和の自由誘導減衰曲線を、最小二乗法により緩和時間
が短い順にA30成分、B30成分の2成分に由来する2つの曲線に波
形分離して得た、B30成分の緩和時間TBと、200℃で5分間加熱
した後におけるB30成分の緩和時間T5Bとの比[T5B/TB]が
96%以上、120%以下である、塩素化塩化ビニル系樹脂で、得られ
る成形体が優れたヒートサイクル性及び耐候性を有する塩素化塩化ビニ
ル系樹脂、並びに、該塩素化塩化ビニル系樹脂を用いた成形用樹脂組成
物及び成形体を提供する。
【効果】
065 電池装置としては、ニッケルマンガン電池、リチウム電池、空気亜
鉛電池等の一次電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、鉛蓄電
池等の二次電池、シリコン系太陽電池、色素増感太陽電池、ペロブスカ
イト型太陽電池等の太陽電池、固体高分子型燃料電池、アルカリ型燃料
電池、リン酸型燃料電池、固体酸化物型燃料電池等の燃料電池等が挙げ
られる。 電池装置用部材としては、バッテリーケース、バッテリー冷却
用ウォータージャケット、水素タンクカバー、コネクタ、絶縁用シート
等が挙げられる。
66 上記成形体は、ヒートサイクル試験前後の寸法変化率が0.01~
2%であることが好ましい。 なお、上記ヒートサイクル試験前後の寸
法変化率は、幅13mm、長さ127mm、厚み:3.2mmの試験片
を、100℃で30分間放置するサイクルを5回繰り返した後の寸法を
測定し、ヒートサイクル前からヒートサイクル後での寸法変化率を算出
することで測定することができる。
67 上記成形体は、撓み試験で加熱前後の撓み量[加熱前-加熱後]が
0.01~1mmであることが好ましい。 上記撓み試験は、例えば、
幅13mm、長さ127mm、厚み:3.2mmの試験片を用い、JI
S K7195に準拠した方法で加熱(但し、加熱温度:90℃、加熱時
間:30分)前後の撓み量を測定し、加熱前後の撓み量変化率を算出す
ることで行うことができる。
【発明の効果】
本発明によれば、得られる成形体が優れたヒートサイクル性及び耐候性
を有する塩素化塩化ビニル系樹脂、並びに、該塩素化塩化ビニル系樹脂
を用いた成形用樹脂組成物及び成形体を提供できる。また、得られる成
形体は、色調、光沢を長期間に渡って維持することが可能なものとなる。

※ 特開2022-152729 太陽電池の製造方法及び太陽電 積水化学工業株式
会社
【要約】
図3のごとく、複数の太陽電池セルは、隣接する太陽電池セル同士が直
列に接続しており、基材上1に透明電極2を製膜し、透明電極を切削加
工する工程(1)と、切削加工された透明電極上に光電変換層3を製膜
する工程(2A)と、リフトオフによって透明電極の基材側とは反対側
の界面を剥離しながら光電変換層を除去し、光電変換層に切削溝を形成
する工程(2B)と、切削加工された光電変換層上に電極を製膜し、電
極の切削加工を行う工程(3)とを有し、光電変換層は、一般式R-M
-X3(但し、Rは有機分子、Mは金属原子、Xはハロゲン原子又はカ
ルコゲン原子である。)で表される有機無機ペロブスカイト化合物を含
む太陽電池の製造方法で光電変換層の切削加工を良好に行うことができ
、光電変換層を挟む上下の電極の電気的接続を安定して確保することが
できる太陽電池の製造方法の提供。

図3.従来のレーザーパターニングによって光電変換層に切削溝を形成
したときの状態を模式的に表した断面図
【符号の説明】 1 基材 2 透明電極 3 光電変換層
【発明の効果】 65 光電変換層を挟む上下の電極の電気的接続を安定し
て確保することができ、光電変換効率を向上させることができる太陽電
池の製造方法を提供できる。また、本発明によれば、該太陽電池の製造
方法により得られた太陽電池を提供することができる。

※ 特開2021-15902 ペロブスカイト太陽電池用封止剤及びペロブスカイ
ト太陽電池 積水化学工業株式会社
【要約】
光電変換層としてAMX(但し、Aは有機塩基化合物及び/又はアルカ
リ金属、Mは鉛又はスズ原子、Xはハロゲン原子である。)で表される
有機無機ペロブスカイト化合物を含有する積層体を被覆した後又は該積
層体の周囲に封止壁を形成した後、硬化させることにより該積層体を封
止するためのペロブスカイト太陽電池用封止剤であって、主鎖に特定の
式で表される繰り返し単位を有し、重量平均分子量が5000以上10
万以下であるポリマーと、脂環式骨格と(メタ)アクリロイル基とを有
するモノマーと、光ラジカル重合開始剤と、吸水性フィラーとを含有し
、溶剤を含有しない保存安定性、塗布性、接着性、及び、バリア性に優
れるペロブスカイト太陽電池用封止剤、及び、ペロブスカイト太陽電池
の提供。
【特許請求範囲】
【請求項1】 光電変換層としてAMX(但し、Aは有機塩基化合物及び
/又はアルカリ金属、Mは鉛又はスズ原子、Xはハロゲン原子である。
)で表される有機無機ペロブスカイト化合物を含有する積層体を被覆し
た後又は該積層体の周囲に封止壁を形成した後、硬化させることにより
該積層体を封止するためのペロブスカイト太陽電池用封止剤であって、
主鎖に下記式(1)で表される繰り返し単位を有し、重量平均分子量が
5000以上10万以下であるポリマーと、脂環式骨格と(メタ)アク
リロイル基とを有するモノマーと、光ラジカル重合開始剤と、吸水性フ
ィラーとを含有し、溶剤を含有せず、 前記主鎖に下記式(1)で表され
る繰り返し単位を有し、重量平均分子量が5000以上10万以下であ
るポリマーと前記脂環式骨格と(メタ)アクリロイル基とを有するモノ
マーとの合計100重量部に対して、前記脂環式骨格と(メタ)アクリ
ロイル基とを有するモノマーの含有量が30重量部以上90重量部以下
であり、かつ、前記吸水性フィラーの含有量が5重量部以上60重量部
以下であり、 E型粘度計を用いて25℃、2.5rpmの条件で測定さ
れる粘度が1Pa・s以上1000Pa・s以下である ことを特徴と
するペロブスカイト太陽電池用封止剤。
【請求項2】脂環式骨格と(メタ)アクリロイル基とを有するモノマー
は、イソボルニル(メタ)アクリレート及び/又はジシクロペンタジエ
ンジメタノールジ(メタ)アクリレートであることを特徴とする請求項
1記載のペロブスカイト太陽電池用封止剤。
【請求項3】脂環式骨格と(メタ)アクリロイル基とを有するモノマー
は、イソボルニルメタクリレート及び/又はジシクロペンタジエンジメ
タノールジメタクリレートであることを特徴とする請求項2記載のペロ
ブスカイト太陽電池用封止剤。
【請求項4】吸水性フィラーは、平均一次粒子径が0.5μm以上5μ
m以下であり、比重が1.5g/cm以上3.3g/cm以下である
ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のペロブスカイト太陽電池用
封止剤。
【請求項5】吸水性フィラーは、酸化カルシウムであることを特徴とす
る請求項1、2、3又は4記載のペロブスカイト太陽電池用封止剤。
【請求項6】吸水性フィラー以外の他のフィラーを含有することを特徴
とする請求項1、2、3、4又は5記載のペロブスカイト太陽電池用封
止剤。 【請求項7】他のフィラーとして、タルク及び/又はシリカを含
有することを特徴とする請求項6記載のペロブスカイト太陽電池用封止
剤。
※ 特開2023-44167 電池の電極形成方法、膜電極アッセンブリーの製造
方法、膜電極アッセンブリー、燃料電池または水電解水素発生装置 エム
テックスマート株式会社
【要約】
図1のごとく燃料電池や水電解水素発生装置用3層膜電極アッセンブリー
は電解質膜に一種類の電極スラリーを作成しそのままロールやスロット
ノズル等で一層塗布し、またはスプレイ等で積層し乾燥させて電極を形成
していた。スロットノズルによる液膜塗布ではスピードを速くできるが
燃料電池の特にカソード極では表面積を広くできず電極にメソポーラス
などの電極形成を行うことは難しかった。一方スプレイ塗布方法ではメ
ソポーラスなどの電極形成ができたが生産スピードと高価な電極触媒の
塗着効率が低く大きな課題になっていたが、液膜塗布装置で高速で高塗
着効率を確保し、次いで粒子発生装置で必要により粒子を液膜中に潜り
込ませ、また積層することで電極表面積の広いポーラスな構造の高性能
の電極を形成する。
 
図1.実施の形態に係るロールto ロールシステムで移動する対象物に
液膜塗布の代表的なスロットノズルによる塗布と粒子塗布による積層塗
布の略図
【符号の説明】
1、21、31、41、 スロットノズル(液膜塗布装置) 2、22、
92a 、92b、102 粒子発生装置 3、23 加熱(吸着)ロール
4、5、24、25,211 巻き出し装置 6、26、212、230、
270 巻取り装置 27 マスク 28 バックフィルム 31a 、41a
上ヘッド 31b、 41b、51b 下ヘッド 64、74、84、94、1
34 対象物 103 ロール(ロールコーター) 104 、204 PEM
(対象物) 105、205、 250 通気性基材 109 一次スプレイ
流 110 二次スプレイ流(微粒子流) 106、260 MEA 72、1
31、601、702、801、931 液膜塗布層 132、602、
603、803 粒子塗布層 151、152、201、202、 ガイド
ロール(ニップロール)



KPRとは川崎事業所でのプラスチック原料化事業の略称
廃プラスチックのリサイクルで目指す循環経済
"化学の力で社会を変える"をパーパスに世界トップクラスの機能性化学
メーカを目指すレゾナック(旧社名:昭和電工)。  
2023年1月、昭和電工と昭和電エマテリアルズが統合し、新会社として新
たなスタートを切る。 同社の川崎事業所で長く取り組んできた、廃プラ
スチックのケミカルリサイクル・システムである。 水素源を求め廃ブラ
スチックに着
目する。廃プラスチックを熱分解することで 分子に戻し、
ほぼ全量を新たな製品と して蘇らせるレゾナックのケミカルリサイクル。
同社川崎事業所では、2003年から、使用済みプラスチックを有効活用する
画期的なリサイクルプラントが稼働。川崎事業所では戦前から肥料や繊
維 の原料となるアンモニアの製造・販売を行ってきた。庚プラスチック
のアンモニア原料化事業(KPR:川崎プラスチックリサイクル)は、アンモニ
アの原料となる水素を得ることを主目的としている。



※日揮グループが推進する「ガス化ケミカルリサイクル」では、廃プラ
スチックをガス化し、メタノールやアンモニア、プロピレン、オレフィ
ンなどの化学品や化学製品に利用可能な合成ガスへと転換するため、汚
れや不純物が混入した難リサイクル性プラスチックでも、石油由来のバ
ージン品と同等の化学原料にリサイクルが可能。また同時に地産地消の
水素製造も可能なため、廃プラスチックのリサイクル率の向上、高度循
環型社会の構築だけでなく、水素社会の実現にも貢献する。

同社基礎化学品事業部KPR推進室の伊東浩史氏が解説によると「水素をど
う得るかは、アンモニア事業の歴史そのもの。一般的には、化石燃料で
ある石油の分解ガスから水素を得るのがオーソドックスな手法だが、当
初から既に化石燃料が近い将来枯渇するという話もあり、降って湧いた
話ではない 。原料ガスを得る未来が先細ると予見 した先達が水素源の可
能性を採っていたところ、廃プラスチックに注目したのが、このリサイク
ルプラントの始まりである。水素はアンモニアに、二酸化炭素は炭酸ガ
スに 前述のKPRは、廃プラスチックをガス化し、水素と二酸化炭素の合成
ガスを製造。


水素をアンモニアの原料に、二酸化炭素はプラントに隣接するグループ
会社のレゾナック・ガスブログクツヘ送り、ドライアイスや液化炭酸ガ
スに加工して外販するという事業だ。ガス化炉の中で少量の酸素と蒸気
を制限しながら供給し、高温高圧の状態で廃プラスチックをガス化し合
成ガス を取り出す。このガス化技術は、UBEと荏原製作所がNEDOの委
託で実証したものを技術導入し、2003年からレゾナックが本格稼働させ
る。稼働開始当初はトライ&エラーの連続であったが、20年継続Lてきて
今では経済的にも成り立つ形で廃プラスチックのケミカルリサイクルを
実現している。川崎串某所で稼働する廃プラスチックのガス化ケミカル
リサイクルノラントは世界でもここだった。20年近く長期にわたリ安定
運転し、これまでの処理量は100万トンに上る.廃プラスチックから原料
を作り出しているという意味では、世界でも唯一のブラントとなる。

KPR(ガス化手法)工程
1.使用済みプラスチックを分別収集(圧縮梱包)
ご家庭から出されるプラマークの付いた使用済みプラスチックを自治体
が分別収集し、圧縮梱包する。

2.破砕成形設備にて減容成形
収集された使用済みプラスチックはレゾナック川崎事業所へ運ばれ、投
入コンベアーにより破砕機に投入される。破砕した使用済みプラスチッ
クは異物を除去した後、成形機により小さな固まり(成形プラ)に加工
される。


3.ガス化設備にて合成ガスを製造
2つのガス化炉を通ってプラスチックは合成ガスになります。プラスチ
ックの固まりは「低温ガス化炉」と「高温ガス化炉」という2つのガス化炉
の中で温度と圧力を調整され、水素と二酸化炭素の合成ガスとなる。レ
ゾナックガス化プロセスは合成ガス生成過程で回収されるスラグ、金属
類、塩、硫黄は、全て「資源」として有効利用されるゼロエミッション型
リサイクル設備。


4.合成ガス中の水素からアンモニアを製造
ガス化設備で作られた水素と二酸化炭素の合成ガスは、アンモニア製造
設備へ運ばれ、合成ガスから水素を取り出し、その水素を利用してアン
モニアが作られます。二酸化炭素は隣接している工場にてドライアイス、
液化炭酸ガスとして出荷されている。




世界の資源再生に貢献
同社で生産している水素については自宗消費のほかに、川崎地区のコン
ビナートの近隣各社にも販売している。2018年には川崎キンクスカイフ
ロント東急REIホテルの燃料電池向けに、低炭素水素として供給を開始。
環境意識が高まる中、新たな供給先も増えている、KPRは、廃フラステッ
クという一旦地上に出て製品加工されたものを回収し、水素と炭酸ガス
として世の中に有用なものに生まれ変わらせているスキームとなってい
る。石油から作られたものを回収し、本来新たな石油を必要とする製品
の原料にする。それを事業として成り立たせているのがKPRで、一度製品
化されたものを資源として再利用しているという意味で真のリサイクルであり

経済的にも成り立されるという面ではサーホキラューエコノミーそのも
のを体現していると言える。
川崎事業所では現在、製造するアンモニアの50%を廃プラスチック経由。
残りを都市ガス由来で作っているか、将来的にほ100%廃フラスチック由
来にすることを目指す。能力増強に向けての技術課題や原料プラスチッ
クの調達方法など、まだ課題は多いが現時点では2030年までの実現を目
指して造んでいる.また、KRRプロセスとそのノウハウを外部にも広め
ていけるのではと考える。そうしたことも含めて.世界中の資源再生に
大きく貢献させたい意向である。via 環境ビジネス 2023年春季号
【関連情報】
※ 特開2017-154920 アンモニア除去設備及び除去方法、水素ガスの製造
装置及び製造方法、燃料電池並びに輸送機 昭和電工株式会社
【要約】
水素ガス及びアンモニアを含有する混合ガス中のアンモニアを除去する
アンモニア除去設備であって、n個(nは3以上の整数)のアンモニア
除去装置と、前記n個のアンモニア除去装置を環状に接続する少なくと
もn本の連結配管とを含む環状構造、前記n個のアンモニア除去装置の
各々に前記混合ガスを供給する少なくともn本の供給配管、及び前記n
個のアンモニア除去装置の各々から排出する処理ガスを排出させる少な
くともn本の排出配管、を有する、アンモニア除去設備で、アンモニア
除去装置の取替頻度又は再生頻度を少なくすることが可能であり、また
アンモニア除去装置の破過によりアンモニア濃度の高いガスが精製済み
ガスに混入することを未然に防ぐことが可能なアンモニア除去設備等を
提供する。


【符号の説明】
11、12、13 アンモニア除去装置 20A、21、22、23、
24 アンモニア濃度測定装置 31 水素ガス精製装置 32 アンモニ
ア分解装置 50、50A、50B ア ンモニア除去設備 60 水素ガ
ス製造装置

  風蕭々と碧い時代


 Jhon Lennone Imagine

J-POPの系譜を探る:1978・79年代】



曲名:みずいろの雨 (1978・79年) 唄:八神純子 ニューミュージック
作詞:三浦徳子 作曲:八神純子

「みずいろの雨」(みずいろのあめ)は、1978年9月5日に発売された八
神純子の5枚目のシングル。シングルセールスは60万枚を記録。八神のシ
ングルでは最大のヒット曲で代表曲であり、多数の歌手によりカバーさ
れている。

1988年、10月に開局したばかりの東京のFMラジオ局、J-WAVEが「J-POP」
の発祥となった。J-WAVEは「多文化的」「スタイリッシュ」な街・六本
木に存在しており、当初は邦楽を全く放送していなかった[1]。しかし
1988年の年の暮れ[2]、同社常務・斎藤日出夫(2012年より社長)がレ
コード会社の邦楽担当者らと共に、J-WAVEで邦楽を流そうという企画が
発足する。レコード会社側も「洋楽しか流さないJ-WAVEが流した邦楽に
は希少性があり、それを集めたコンピレーション・アルバムを出す」な
どと言った目論見もあったという。 この際に「日本のポップス」をど
う呼称するのかが検討され(斎藤日出夫によれば、いつまでも和製○○な
どと言っていてはいつまでもオリジナルを越えられないという点があった
)、ジャパニーズ・ポップス、ジャパン・ポップス、シティ・ポップス、
タウン・ポップスなどが検討されたが、「ジャパニーズ・ポップスにせ
よ、ジャパン・ポップスにせよ、頭文字はJだ。そしてここは、J-WAVEだ
」という意見が出され、Jの文字を用いることとされた。ジャーナリスト
の烏賀陽弘道によれば、当時1985年に日本専売公社が民営化され日本た
ばこ産業=JTになった時代であり、1986年に浜田省吾がアルバム『J.BOY』
を発表、1987年に日本国有鉄道が分割民営化されJRに、日本を表す「J」
という文字が定着してきた時期であったことも一因とされるのではない
かとしている。いずれにせよこれが「J-POP」という語の誕生の瞬間で
あり、この時点ではあくまでJ-WAVE内部のみでの呼称であった。関係者
の証言により異なるが、1988年末か1989年初頭頃のことである。
via ip.Wikipedia


 

 


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