田園城郭都市構想 34

2017年03月12日 | 湖と城郭都市

1.ハワードの田園都市構想
2.田園都市論の現代的意義
.日本型田園都市構想
4.和歌山市都市計画と学園城郭都市
5.近代ニュータウンの系譜
       -理想都市像の変遷-
6.世界遺産登録に向けた取り組み
7.街道と湖上交通と都市形成
8.観光の現況と近未来

8-2-2 多様性と向き合う旅行

近未来の旅行を考えさせられるビデオ――ネクストワール
ド・シリーズ 私たちの未来「第4回 人生はどこまで楽
しくなるのか」2015.1.25 NHK(上写真)――を観る。

【概要】

ファッションやグルメ、一家団らんなど、人生の楽しみを
形作るものが、テクノロジーによって大きく変わろうとし
ている。色や形が変化する洋服や、自然食材に頼らず化合
物によって味のパターンを無限に作り出せる究極のグルメ
我慢しないで出来るダイエット法。中でも、ゲーム界から
発展したバーチャルリアリティ(仮想現実)の技術が進化
し、部屋に居ながら世界中を旅できる「どこでもドア」の
実現が近づいている。

さらに、画期的なのは亡くなった人がデジタル空間に残し
たデータを元に、人格を再現しようという試み。亡くなっ
た大切な人と永遠の語らいを続けられることも夢ではない
。現実とは別の「もう一つの世界」「もう一つの人生」を
手にできる未来で、私たちの人生はどれだけ楽しくなって
いるのか?という設問で展開する。

舞台は2045年。バーチャルリアリティの世界に浸る青
年と少女の物語。部屋に居ながら世界中に行ける「バーチ
ャル旅行」に夢中の青年は、幼い頃に出会った少女のこと
が今も忘れられない。一方、最愛の母親を亡くした少女は、
父親の手によってホログラムの技術で母親が蘇ったことに
激しい葛藤を抱いていた。蘇った母親は、作りものなのか、
本物なのか。葛藤する少女。そして青年と少女は、運命的
な出会いを果たすというストーリである。

 Wikitude

このような新しいテクノロジーを使った旅行の流行が、ど
のような影響、どの程度の変容をもたらすのかは、もう少
し時間が立ってみないとわからないが、近未来の概念は、
①リアル旅行、②バーチャル旅行と、さらに、①に拡張現
実(Augmented Reality)を融合した旅行③(これは、例え
ば「滋賀県ナショナルトレッキング構想」に組み込んでい
る)の3つの旅行/観光交流に分化していると考えるのは
自然である。

9.「湖の碧い四つの古城」構想

ここで、前8章の「インバウンド観光を推進する5つの施
策」をふまえ、国内外及び県下現況を配慮しつつ、直裁的
に差別化に焦点は自ずと「びわ湖」と定まる。その琵琶湖
も刻々と変化し、その上でわたしたち県民の暮らしが綿々
と綴られてきた、歴史(時間軸)×産業(分業軸)×資源(
(環境軸)の展開から、①古城、②バイオマス資源循環、
③湖上交通を抽出し「湖の碧い四つの古城(Azure quatre
vieux château sur le lac
)構想」である。

9-1 四つの城の機能



まず、ここで「四つの碧い城」はこのシリーズの「田園城
郭都市構想 28」の「第7章 湖上交通史」で掲載した、安
土城趾、長浜城、大溝築城、坂本城趾を観光交流拠点――
ビワイチ(自転車スポーツ)、ナショナルトレッキング(
水上・空中・トレッキング・登山のためのメンタル・天候・
防災・医療などと、観光交流情報センタ――機能を担う。



● 湖上からみた大溝城趾



● 坂本城趾公園湖岸からの湖上風景



● 湖上から見た安土城趾



● 湖上から見た長浜城

この四つの城を「碧い」とネイミングしたのは、琵琶湖の
碧と湖
面の反射光に映える「碧い城」を表現しているが、
ここを後で記載する「木質/非木質バイオマス原料の及び
燃焼灰の湖上輸送基地(港)機能をも備える。勿論、遊覧
船の停泊も可能だろう。

9-4 バイオマスエネルギー利用機能

次に、木質/非木質バイオマスをエネルギー変換する方法
は大きく分けて次の2つがある。

  1. 木質バイオマスを発酵しガス化し、①燃焼ボイラー、
    ②ガスタービン発電、③燃料電池にて変換するする
    方法 ※ 排熱を交換機や熱電変換素子で改修する
    方法。
  2. 木質バイオマスを燃焼ガス化した後、第1項と同様
    にエネルギー変換する方法。
     

このとき排熱は徹底的に回収利用するとともに、この工程
で発生する廃棄物を回収し、①土壌改質剤(肥料)、②コン
クリートなどの窯業増量剤として徹底利用する。

順序が逆になったが、木質(非木質)バイオエネルギーの
利用目的は、①持続可能な再生可能なエネルギーの自給自
足であり、②森林の保護と里山振興。そのためには、物質
収支/エネルギー収支の完全管理と廃棄物及び廃熱のゼロ
化を目標とし、さらに、これらのエネルギー次の目的に利
用する。

  1. 発電及び給湯(主に家庭用)
  2. 地下水源の温泉化(産業用)
  3. 養漁池・温室栽培・酪農・窯業熱源(産業用)
  4. 燻薪/燻炭化・堆肥・コンクリート増量剤(家庭用
    /産業用)

例えば、源泉が長浜の「伊吹薬草の里文化センター」付近
ににあればそこに集中させ、「コンパクト里山コンビナー
」と「里山観光・保養街」を形成する。


                      この項つづく

 

【エピソード】

 
 

 

【脚注及びリンク】
-------------------------------------------
  

  1. 訪れてよし、迎えてよし、地域よしの「観光・三方よし」
    滋賀県「観光交流」振興指針 2013.12.27
  2. 平成 27 年度 滋賀県「観光交流」振興指針 アクションプ
    ラン 2016.04.28
  3. 平成22年度 地域新成長産業創出促進事業   観光を手
    法とした地域経済活性化に関する調査報告書 日本交
    通公社 2011
    .05.30
    .
  4. 世界観光機関アジア太平洋センター
  5. 日本を観光立国にするための3つの課題:日経ビジ
    ネスオンライン 2016.11.17
     
  6. 世界観光機関アジア太平洋センター
  7. ツーリズムと観光の定義 佐竹真一 2010.03.23 
  8. 企画展示「湖の船」開催記録 びわ湖最後の船大工・
    松井三四郎大いに語る 琵琶湖博物館研究調査報告 
    19号 2012.03.21
  9. 古代の都支えた湖畔の製鉄炉 古きを歩けば(49)
    源内峠遺跡 2013.03.12 NIKKE STYLE
  10. 鉄鉱石の採掘地と製鉄遺跡の関係についての試論―
    滋賀県の事例を中心に―」(
    大道和人 滋賀県文化財
    保護協会紀要 No.9 2012.06.08
  11. 淡海文庫 「信長 船づくりの誤算―湖上交通史の再
    検討」用田 政晴【著】1997.07.20
  12. 世界遺産の保全と住民生活-「白川郷」を事例とし
    て-」才津祐美子、福岡工業大学、環境社会学研究
    (12)、 23-402006-10-31
  13. NPO法人 彦根景観フォーラム 第4回世界遺産を目
    指す彦根の課題
     2008.02.29
  14. 世界遺産所在自治体の保全と観光活用に関する取組
    事例集 国交省観光庁 2014.10.24
  15. 世界遺産登録による経済波及効果の分析 えひめ地
    域政策研究センタ 2007.01.11
  16. 世界遺産登録と持続可能な観光地づくりに関する一
    考察『地域政策研究』(高崎経済大学地域政策学会)
    新井直樹 第11巻,第2号,20089
  17. 世界遺産を活用した観光振興のあり方に関する研究
    運輸政策研究所 第35回 研究報告会 小室充弘
    2015.08.05
  18. 世界遺産登録に向けた取り組み(2014年度)彦根市
  19. 世界遺産に登録されるまで|世界遺産検定 NPO法
    人 世界遺産アカデミー
  20. 高句麗平壌城の都市形態と設計 閔徳植、 国際日本
    文化研究センター学術リポジトリ
  21. 松本市の都市計画 松本市
  22. ひこにゃんがいてもダメ? 彦根城はなぜ世界遺産
    になれないのか 週刊朝日 2013年6月28日号
  23. 利用者が“便利”だと思えるパーク&ライド ECO
    JAPAN インタビュー前編 2007.03.02
  24. 利用者が“便利”だと思えるパーク&ライド ECO
    JAPAN インタビュー後編 2007.03.09
  25. 第1回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.05
  26. 2回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.07
  27. 第3回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.19
  28. 第4回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.26
  29. 第8次彦根市交通安全計画 2012,03.22
  30. Core Strategy (2013) - Milton Keynes Council
  31. "The New Towns: There Problems and the Future
    Department for Communities and Local Government,
    2002.11.21
  32. 日本エシカル推進協議会Japan Ethical Initiative-
    エシカル日本
  33. 明治期廃絶城郭の公園化について ―史跡の保存活
    用の前史として― 佐々木孝文
     2015.06.26
  34. 都市とは何か 都市計画なぜ必要か - 東北大学
    奥村誠  2015.10.15
  35. 和歌山市都市計画マスタープラン 和歌山市
    2017.01.12
  36. 和歌山市立地適正化計画 2016.12.22
  37. 日本型田園都市構想―イギリス田園都市と比較し
    京田辺市を見直す―2001.12.11 西村利也
  38. 田園都市とエソテリシズム 吉村正和 2004.03.05
  39. 田園都市論の現代的意義 中井検裕 家とまちなみ
    45、2003.7.8
  40. 住宅地計画論 1.ハワードの田園都市構想園都市
  41. 都市思想の二人の巨人、ジェイコブズとハワード:
    宮﨑洋司市
  42. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.06 28
  43. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 26
  44. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 26
  45. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 03
  46. 平成 28年度 主要事業 彦根市
  47. 都市づくりの基本方針(全体構想) 彦根市 橋梁長寿命
    化修繕計画による対策橋梁について滋賀県
  48. 中国城郭都市社会史研究 川勝守 著 汲古書院
  49. 都市計画の世界史、日端康雄 講談社現代新書
  50. ドイツ流 街づくり読本  水島信
  51. 続・ドイツ流 街づくり読本 水島信
  52. 完・ドイツ流 街づくり読本 水島信
  53. 都市計画1 日本の都市計画制度の概要 大谷英一
  54. 都市計画2 都市の歴史と都市計画 大谷英一
  55. 都市計画の理論 系譜と課題 高見沢実編集
  56. 彦根市都市計画道路網見直し指針 
  57. 地域別のまちづくり方針(地域別構想)-彦根市 

 -------------------------;------------------------               

 


田園城郭都市構想 33

2017年03月11日 | 湖と城郭都市

1.ハワードの田園都市構想
2.田園都市論の現代的意義
.日本型田園都市構想
4.和歌山市都市計画と学園城郭都市
5.近代ニュータウンの系譜
       -理想都市像の変遷-
6.世界遺産登録に向けた取り組み
7.街道と湖上交通と都市形成
8.観光の現況と近未来

8-2-1 旅行の科学

関西学院大学の研究グループの「観光地での経験評価が旅
行満足に与える影響─観光動機と旅行経験の観点から」( 
関西学院大学 社会学部紀要 114号 2012.03.17)では、①
観光動機と②過去の旅行経験の相違によって、③旅行満足
の規定因がどのように異なるのかを明らかにしている。

従来の研究は、①観光資源や、②観光施設に対する評価か
ら、旅行満足を捉えようとする研究が多かったが、経験
が、旅行満足に及ぼす影響を明らかにする
ことを目的と
している。

休暇前調査では318 名、休暇後調査では298 名を調査対象
者とし両調査で対応がとれた81 名のデータを規定因の分析
に用いる。

【要約】

  1. 経験や動機に関わらず、「新奇体験」「健康回復」
    ポジティブ活性」が旅行満足影響することが明
    らかになった。
  2. 観光動機が強い人は、ネガティブ活性の高まりによ
    り、
    旅行満足が高まることが示された。
  3. 過去の旅行経験が多い人は、自己拡大の評価が高ま
    ることによっても旅行満足が高まることが示された。
  4. これらの結果を踏まえて、旅行には①一時的な効用
    によってもたらされる満足と、②持続的な効用によ
    ってもたらされる満足があ
    ることについて議論して
    いる。

【鍵語】

※ 旅行満足:観光資源だけでなく、観光地での経験を旅
       行者自身がどのように評価し、満足に至る
       のかというプロセスを包含する概念。
※ 経験評価:観光地での経験に対してなされた意味づけ
       や価値判断。
これを①機能的評価と、②情
       緒的評価の2つの側面に区別。
※ 観光動機:「緊張解消」「娯楽追求」「関係強化」「
       知識増進」「自己拡大」の5次元特性で構
       成される動機概念(下表の6つの観光動機
       の因子項目のうち、主に第2、5、6因子
       重複する項目で「娯楽」に該当するもの)。
※ ネガティブ活性:情緒的評価の因子で。①びくびくし
       た、②驚いた、③スリルのある、④不安な、
       ⑤緊張したなどの覚醒度が高いネガティブ
       な感情を誘引する第4因子のこと(事例:
       月旅行、ジェットコースター、登山)
※ ポジティブ活性:同上、第1因子は、覚醒度が高い
       ジティブな感情である5項目が高い負荷

       を示したことから、ポジティブ活性と命
名。
※ 新奇体験:機能的評価の因子で、第6因子が、変化や
       刺激を経験できたことに関する5項目が高
       い負荷量を示したことから命名。
※ 健康回復:同上、第3因子は、心身の疲労回復に関す
       る5項目が高い負荷量を示したことから、
       健康回復と命名。



● 今後の課題

しかし、この調査結果は、下の3項目に渡る問題を割り引
いて考えなければならないと結ばれている。

  1. 調査対象者が大学生に限定されており、サンプル
    も少ない。
  2. 観光地での情緒的評価と機能的評価との間に重複
    る内容が含まれている(→情緒的評価と機能的
    評価
    を統合した尺度を作成し、経験評価の構造に
    ついて
    も再度検討する必要がある)。
  3. 観光動機や旅行経験といった個人差要因の指標化の
    必要性。

以上、今回は数理統計学から旅行動機と満足に関して科学
し解析事例を学んだ。一見地味なようではあるが、ビック
データ時代にあって、このような手法のスパイラル・アッ
プが、「観光交流」という消費行動を通し、地域が活性化
し、最大多数の人々の充実した生活や社会の安定(=幸福)
に貢献していくだろう。次回は、具体的な構想をのケッチ
に移る。
                             この項つづく

 

【エピソード】

 
 

● 国内旅行先ランキング第一位:函館市

● 海外の旅行先ランキング第一位:アメリカ

 

【脚注及びリンク】
-------------------------------------------
    

  1. 訪れてよし、迎えてよし、地域よしの「観光・三方よし」
    滋賀県「観光交流」振興指針 2013.12.27
  2. 平成 27 年度 滋賀県「観光交流」振興指針 アクションプ
    ラン 2016.04.28
  3. 平成22年度 地域新成長産業創出促進事業   観光を手
    法とした地域経済活性化に関する調査報告書 日本交
    通公社 2011
    .05.30
    .
  4. 世界観光機関アジア太平洋センター
  5. 日本を観光立国にするための3つの課題:日経ビジ
    ネスオンライン 2016.11.17
     
  6. 世界観光機関アジア太平洋センター
  7. ツーリズムと観光の定義 佐竹真一 2010.03.23 
  8. 企画展示「湖の船」開催記録 びわ湖最後の船大工・
    松井三四郎大いに語る 琵琶湖博物館研究調査報告 
    19号 2012.03.21
  9. 古代の都支えた湖畔の製鉄炉 古きを歩けば(49)
    源内峠遺跡 2013.03.12 NIKKE STYLE
  10. 鉄鉱石の採掘地と製鉄遺跡の関係についての試論―
    滋賀県の事例を中心に―」(
    大道和人 滋賀県文化財
    保護協会紀要 No.9 2012.06.08
  11. 淡海文庫 「信長 船づくりの誤算―湖上交通史の再
    検討」用田 政晴【著】1997.07.20
  12. 世界遺産の保全と住民生活-「白川郷」を事例とし
    て-」才津祐美子、福岡工業大学、環境社会学研究
    (12)、 23-402006-10-31
  13. NPO法人 彦根景観フォーラム 第4回世界遺産を目
    指す彦根の課題
     2008.02.29
  14. 世界遺産所在自治体の保全と観光活用に関する取組
    事例集 国交省観光庁 2014.10.24
  15. 世界遺産登録による経済波及効果の分析 えひめ地
    域政策研究センタ 2007.01.11
  16. 世界遺産登録と持続可能な観光地づくりに関する一
    考察『地域政策研究』(高崎経済大学地域政策学会)
    新井直樹 第11巻,第2号,20089
  17. 世界遺産を活用した観光振興のあり方に関する研究
    運輸政策研究所 第35回 研究報告会 小室充弘
    2015.08.05
  18. 世界遺産登録に向けた取り組み(2014年度)彦根市
  19. 世界遺産に登録されるまで|世界遺産検定 NPO法
    人 世界遺産アカデミー
  20. 高句麗平壌城の都市形態と設計 閔徳植、 国際日本
    文化研究センター学術リポジトリ
  21. 松本市の都市計画 松本市
  22. ひこにゃんがいてもダメ? 彦根城はなぜ世界遺産
    になれないのか 週刊朝日 2013年6月28日号
  23. 利用者が“便利”だと思えるパーク&ライド ECO
    JAPAN インタビュー前編 2007.03.02
  24. 利用者が“便利”だと思えるパーク&ライド ECO
    JAPAN インタビュー後編 2007.03.09
  25. 第1回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.05
  26. 2回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.07
  27. 第3回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.19
  28. 第4回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.26
  29. 第8次彦根市交通安全計画 2012,03.22
  30. Core Strategy (2013) - Milton Keynes Council
  31. "The New Towns: There Problems and the Future
    Department for Communities and Local Government,
    2002.11.21
  32. 日本エシカル推進協議会Japan Ethical Initiative-
    エシカル日本
  33. 明治期廃絶城郭の公園化について ―史跡の保存活
    用の前史として― 佐々木孝文
     2015.06.26
  34. 都市とは何か 都市計画なぜ必要か - 東北大学
    奥村誠  2015.10.15
  35. 和歌山市都市計画マスタープラン 和歌山市
    2017.01.12
  36. 和歌山市立地適正化計画 2016.12.22
  37. 日本型田園都市構想―イギリス田園都市と比較し
    京田辺市を見直す―2001.12.11 西村利也
  38. 田園都市とエソテリシズム 吉村正和 2004.03.05
  39. 田園都市論の現代的意義 中井検裕 家とまちなみ
    45、2003.7.8
  40. 住宅地計画論 1.ハワードの田園都市構想園都市
  41. 都市思想の二人の巨人、ジェイコブズとハワード:
    宮﨑洋司市
  42. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.06 28
  43. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 26
  44. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 26
  45. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 03
  46. 平成 28年度 主要事業 彦根市
  47. 都市づくりの基本方針(全体構想) 彦根市 橋梁長寿命
    化修繕計画による対策橋梁について滋賀県
  48. 彦根市都市計画道路網見直し検討調査
  49. 「まちづくりはひとづくり」をめざし 市民主導の
    まち創る-近世城下町彦根市本町地区の2
    例の場合
    -(これからの都市づくりと都市計画
    制度全国市長
    会) 中島一 2005.05.09
  50. 中国城郭都市社会史研究 川勝守 著 汲古書院
  51. 都市計画の世界史、日端康雄 講談社現代新書
  52. ドイツ流 街づくり読本  水島信
  53. 続・ドイツ流 街づくり読本 水島信
  54. 完・ドイツ流 街づくり読本 水島信
  55. 都市計画1 日本の都市計画制度の概要 大谷英一
  56. 都市計画2 都市の歴史と都市計画 大谷英一
  57. 都市計画の理論 系譜と課題 高見沢実編集
  58. 彦根市都市計画道路網見直し指針 
  59. 地域別のまちづくり方針(地域別構想)-彦根市 

 -------------------------;------------------------               

 


田園城郭都市構想 32

2017年03月10日 | 湖と城郭都市

 

1.ハワードの田園都市構想
2.田園都市論の現代的意義
.日本型田園都市構想
4.和歌山市都市計画と学園城郭都市
5.近代ニュータウンの系譜
       -理想都市像の変遷-
6.世界遺産登録に向けた取り組み
7.街道と湖上交通と都市形成



8.観光の現況と近未来

Dec. 27, 2013

8-2 県の観光

この項では、滋賀県の「観光交流」の現況を俯瞰する。県
の昨
年度の「観光交流」振興指針行動計画の総括と行動を
比較引用すると次のようになる。

● 2015年度総括

  1. 2015年度は、「人口減少を見据えた豊かな滋賀づく
    り総合戦略」を策定し、広報、ブランド、食、文化
    芸術、交通、文化財など、様々な視点から、観光交
    流の振興に取り組んだ。
  2. 特に、女子旅の取組において、歴、食、遊、癒、観、
    買、美などの本県の多彩な魅力を虹になぞらえ「虹
    色エモーション」をテーマに、首都圏、関西圏等を
    中心に、テレビや雑誌、インターネットを活用して
    メディアミックスにより情報発信を行い、観光地と
    しての認知度の向上を図る。
  3. また、2015年4月に日本遺産に認定された「琵琶湖と
    その水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」を活用し、
    その魅力を国内外に発信するとともに、地域におけ
    る組織づくり等を進めた。
  4. さらに、国際観光の取組で、6月に国が認定した広
    域観光周遊ルートに、本県を含む「昇龍道」(中部
    広域観光推進協議会)、「美の伝説」(関西広域連
    合等)が認定される中、タイ・マレーシア「食と観
    光」トッププロモーションを実施するとともに、訪
    日観光客向けの観光情報ウェブサイトの構や宿泊施
    設等での多言語通訳サービスの提供にも取り組む。
  5. 2015年の観光入込客数は、やや増加、宿泊者数は、
    ふるさと旅行券の取組の効果等もあり、大幅な
    伸び
    る見込む。

● 2016年度行動計画

  1. 2016年度においては、歴、食、遊、癒、観、買、美
    などの多彩な魅力を虹になぞらえ、その愛好者等の
    ターゲットに対して効果的に発信し、また、インバ
    ウンドの推進について
    も、民間の発信力も活用しな
    がら、ターゲットを絞り情報発信を強化していく
  2. 観光資源の磨き上げについては、日本遺産やビワイ
    チをはじめとした体験型観光、さらには忍者・戦国
    武将など、多彩なコンテンツを活用し、滋賀ならで
    はのツーリズムを展開していく。
  3. 観光振興の体制については、地域におけるDMOの
    形成・確立に向けて、多様な主体が連携する観光ま
    ちづくりの取組を支援し、自立的かつ継続的な観光
    振興の仕組みづくりを進める。
  4. 観光振興の中核的組織として県域のDMOを担う、
    びわこビジターズビューローの体制強化を図るとと
    もに、市町、観光関連団体、観光事業者、県民と有
    機的に連携しながら、総力をあげて取り組み、地域
    の交流人口を増加し、観光を通じた地域経済の活性
    化につなげる。
     

● 2017年度総合成果指標

  1. 観光入込客数(延べ) 4,800万人
    2020年における目標達成に向けて、着実に入込客数
    を増加させることを口指して設定

    ※2015年(実績)4,633万人
    ※2020年(目標)5,000万人 ※人ロ減少を見
    膳えた豆かな旅賀づくり総合戦略
  2. 宿泊客数      370万人 
    2015年に大幅な伸びを示した水準を維持することを
    目指して設定

    ※2015年{実結)333万人
    ※2020年(目標)
    400万人 ※人ロ減少を見据え
    た豊かな滋賀づくり総合戦略
  3. 外国人観光入込客数(延べ) 45万人
    近年の急激に伸びた水準を捧持し、着実に増加させ
    ることを目指して設定

    ※2015年(実績)28万人
    ※2020年(目標)60万人
  4. 外国人宿泊客数 35万人
    近年の急激に伸びた水準を維持し、着実に増加させ
    ことを目指して設定
    ※2015年(実績)18万人
    ※2020年(目標)50万人
  5. 観光消費額    1,640億円
    2020年における目標達成に向けて、着実に観光消費
    を増加させることを目指して設定

    ※2015年(実績)1,583億円
    ※2020年(目標)1,700億円  ※人口減少を見
    据えた豊かな滋賀づくり総合戦略

        ・「滋賀県観光入込客統計調査」による、


Apr. 28, 2016

要約すればこのようになるが、人口も金額の年率に換算す
れば1%、1.4%程度の伸び率で、デフレ基調がつづけ
ば、
金額ベースで0%~1%となるだろう。

● 滋賀の観光交流の弱点

ここで、2014年度の同振興指針で以下の4つの「弱み」が
掲載されている。

  1. 低い認知度:滋賀県は豊富な観光資源を有している
    にも関わらず、観光地としての認知度が高いとは言
    えない状況にあり、観光に関する各種調査における
    都道府県ランキングでも下位に低迷。
    観光関連事業者へのアンケート調査においても、滋
    賀県が力点を置いて取り組むべき施策として、「認
    知度向上」が最も多い状況となっている。
  2. 不便な県内アクセス:滋賀県は国土軸に位置し、他
    府県からの広域交通基盤に恵まれている一方で、特
    に公共交通機関での県内周遊においては、最寄り駅
    等から観光地までのアクセス(2次交通アクセス)
    が十分とは言えず、不便を強いられている
    今後、国全体で急速に高齢化が進むことも踏まえ、
    公共交通機関を利用して観光地を訪れることができ
    るインフラ整備が求められている。
  3. 宿泊・滞在型観光が少ない:日帰り観光客に比べ、
    宿泊観光客の消費支出は大変大きいことから、観光
    による経済波及効果を大きくするためには宿泊・
    滞在型観光を増やすことが効果的ですが、滋賀県で
    は、残念ながら全国平均に比べ、宿泊・滞在型観光
    が少ない状況にある。
  4. 「おもてなし」意識の向上:旅先での人間味溢れる
    「おもてなし」は来訪者に深い感動を与え、満足度
    の高い旅として滋賀県のイメージアップにもつなが
    ります。しかし、滋賀県においては、来訪者を「心
    のこもった温かい対応」で迎え、そのニーズに応え
    たきめ細やかなサービス提供にむけた、より一層の
    取組が必要との声もあり、全県をあげた「おもてな
    し」意識の向上が求められる。

                              この項つづく

【エピソード】

 
 

● 信長も愛した伊吹の薬草

【脚注及びリンク】
-------------------------------------------
    

  1. 訪れてよし、迎えてよし、地域よしの「観光・三方よし」
    滋賀県「観光交流」振興指針 2013.12.27
  2. 平成 27 年度 滋賀県「観光交流」振興指針 アクションプ
    ラン 2016.04.28
  3. 平成22年度 地域新成長産業創出促進事業   観光を手
    法とした地域経済活性化に関する調査 報告書 日本交
    通公社 2011
    .05.30
    .
  4. 世界観光機関アジア太平洋センター
  5. 日本を観光立国にするための3つの課題:日経ビジ
    ネスオンライン 2016.11.17
     
  6. 世界観光機関アジア太平洋センター
  7. ツーリズムと観光の定義 佐竹真一 2010.03.23 
  8. 企画展示「湖の船」開催記録 びわ湖最後の船大工・
    松井三四郎大いに語る 琵琶湖博物館研究調査報告 
    19号 2012.03.21
  9. 古代の都支えた湖畔の製鉄炉 古きを歩けば(49)
    源内峠遺跡 2013.03.12 NIKKE STYLE
  10. 鉄鉱石の採掘地と製鉄遺跡の関係についての試論―
    滋賀県の事例を中心に―」(
    大道和人 滋賀県文化財
    保護協会紀要 No.9 2012.06.08
  11. 淡海文庫 「信長 船づくりの誤算―湖上交通史の再
    検討」用田 政晴【著】1997.07.20
  12. 世界遺産の保全と住民生活-「白川郷」を事例とし
    て-」才津祐美子、福岡工業大学、環境社会学研究
    (12)、 23-40、2006-10-31)
  13. NPO法人 彦根景観フォーラム 第4回世界遺産を目
    指す彦根の課題
     2008.02.29
  14. 世界遺産所在自治体の保全と観光活用に関する取組
    事例集 国交省観光庁 2014.10.24
  15. 世界遺産登録による経済波及効果の分析 えひめ地
    域政策研究センタ 2007.01.11
  16. 世界遺産登録と持続可能な観光地づくりに関する一
    考察『地域政策研究』(高崎経済大学地域政策学会)
    新井直樹 第11巻,第2号,2008年9月
  17. 世界遺産を活用した観光振興のあり方に関する研究
    運輸政策研究所 第35回 研究報告会 小室充弘
    2015.08.05
  18. 世界遺産登録に向けた取り組み(2014年度)彦根市
  19. 世界遺産に登録されるまで|世界遺産検定 NPO法
    人 世界遺産アカデミー
  20. 高句麗平壌城の都市形態と設計 閔徳植、 国際日本
    文化研究センター学術リポジトリ
  21. 松本市の都市計画 松本市
  22. ひこにゃんがいてもダメ? 彦根城はなぜ世界遺産
    になれないのか 週刊朝日 2013年6月28日号
  23. 利用者が“便利”だと思えるパーク&ライド ECO
    JAPAN インタビュー前編 2007.03.02
  24. 利用者が“便利”だと思えるパーク&ライド ECO
    JAPAN インタビュー後編 2007.03.09
  25. 第1回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.05
  26. 2回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.07
  27. 第3回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.19
  28. 第4回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.26
  29. 第8次彦根市交通安全計画 2012,03.22
  30. Core Strategy (2013) - Milton Keynes Council
  31. "The New Towns: There Problems and the Future
    Department for Communities and Local Government,
    2002.11.21
  32. 日本エシカル推進協議会Japan Ethical Initiative-
    エシカル日本
  33. 明治期廃絶城郭の公園化について ―史跡の保存活
    用の前史として― 佐々木孝文
     2015.06.26
  34. 都市とは何か 都市計画なぜ必要か - 東北大学
    奥村誠  2015.10.15
  35. 和歌山市都市計画マスタープラン 和歌山市
    2017.01.12
  36. 和歌山市立地適正化計画 2016.12.22
  37. 日本型田園都市構想―イギリス田園都市と比較し
    京田辺市を見直す―2001.12.11 西村利也
  38. 田園都市とエソテリシズム 吉村正和 2004.03.05
  39. 田園都市論の現代的意義 中井検裕 家とまちなみ
    45、2003.7.8
  40. 住宅地計画論 1.ハワードの田園都市構想園都市
  41. 都市思想の二人の巨人、ジェイコブズとハワード:
    宮﨑洋司市
  42. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.06 28
  43. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 26
  44. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 26
  45. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 03
  46. 平成 28年度 主要事業 彦根市
  47. 都市づくりの基本方針(全体構想) 彦根市 橋梁長寿命
    化修繕計画による対策橋梁について滋賀県
  48. 彦根市都市計画道路網見直し検討調査
  49. 「まちづくりはひとづくり」をめざし 市民主導の
    まち創る-近世城下町彦根市本町地区の2
    例の場合
    -(これからの都市づくりと都市計画
    制度全国市長
    会) 中島一 2005.05.09
  50. 中国城郭都市社会史研究 川勝守 著 汲古書院
  51. 都市計画の世界史、日端康雄 講談社現代新書
  52. ドイツ流 街づくり読本  水島信
  53. 続・ドイツ流 街づくり読本 水島信
  54. 完・ドイツ流 街づくり読本 水島信
  55. 都市計画1 日本の都市計画制度の概要 大谷英一
  56. 都市計画2 都市の歴史と都市計画 大谷英一
  57. 都市計画の理論 系譜と課題 高見沢実編集
  58. 彦根市都市計画道路網見直し指針 
  59. 地域別のまちづくり方針(地域別構想)-彦根市

 -------------------------;------------------------               

 


田園城郭都市構想 31

2017年03月09日 | 湖と城郭都市

 

1.ハワードの田園都市構想
2.田園都市論の現代的意義
.日本型田園都市構想
4.和歌山市都市計画と学園城郭都市
5.近代ニュータウンの系譜
       -理想都市像の変遷-
6.世界遺産登録に向けた取り組み
7.街道と湖上交通と都市形成



伊吹山の天気(百名山)

8.観光の現況と近未来

前章では、琵琶湖上交通が衰退期にあり、観光あるいはツ
ーリズの資源として、もう一度捉え直し、或いは解体した
上、再構築(ルネサンス)の手立てを試みる。

8-1 観光あるいはツーリズムの経済的意義

ツーリズムが、イギリスの産業革命の進展を歴史的背景と
する
社会現象を描写する言葉として確立され、その経済的
インパクトが歴史的経過とともに巨大なものとなっていき、
一国
の経済を左右するほどの規模となってきた。

さらには、21世紀の世界経済の基幹産業の一つとなり、多
くの発展途上国の経済的発展
にとって欠かすことのできな
い産業としての地位を、固めつつあることは衆目の一致す
ると
ころである。

また、エコツーリズムは、地域資源の健全な存続による地
域経済への波及効果が実現することをねらいとする、資源
の保護+観光業の成立+地域振興の融合をめざす観光の考え
方である。それにより、旅行者に魅力的な地域資源とのふ
れあいの機会が永続的に提供され、地域の暮らしが安定し、
資源が守られていくことを目的としていることを踏まえ、
湖上交通をコアとして滋賀の観光立国としての可能性を素
描する。

2011年から15年にかけ、日本を訪れた外国人(訪日外客)
数は年間33%成長。これは世界でも最速の成長率である。
その背景分析はさておき、日本政府は、インバウンド観光
が日本経済を成長させる強力な原動力になり得ると考え、
年間の訪日外客を15年の1,970万人から20年には4,000
万人にまで倍増させ、訪日外客が日本国内で消費する額を
3兆5千億円から8兆円に急増させる大きな目標を立てい
る。

これに対し、
マッキンゼーは、最新レポート「日本の観光
の未来: 2020年への持続可能な成長に向けて」※1で、以
下のような目標達成に向けた課題と、取り組むべき方策を
提言している。

● インバウンド観光成長のための3大課題

(1)アジア以外からの訪日外客が少ないこと(訪日旅行
  者の国籍の偏り)
(2)東京・京都・大阪の3大都市に旅行者が集中しすぎ
  ていること
(訪日旅行者が行く、日本国内の地域の偏
  り)
(3)主要都市の観光関連インフラのキャパシティ不足

アジア人の観光客の偏重、三極集中、インフラ不備の3つ
の課題に対し、政府はつぎの4点の是正を行っている。

  1. 米エアビーアンドビー(Airbnb)などの個人住居の
    バケーションレンタルや民泊の規制緩和
  2. 羽田・成田空港の航空機の発着キャパシティ不足の
    解消
  3. 主要地域以外の高級ホテルの建設
  4. 地方空港は、着陸料の一部を免除して格安航空会社
    LCC)の新たな路線開設

前出のマッキンゼー社の分析では、①西欧の旅行者が少な
いのは、単に日本でどんな観光ができるのかを知らない。
②したがって、取りこぼしをなくすことした上で、③根源
的課題に取り組むにあたり共通して必要となるのは、様々
な局面での官民の連携行動――官民パートナーシップの重
要性を指摘している(下図)。

● インバウンド観光を推進する5つの施策

  1. 日本の観光地マネジメントモデル(日本版DMO: De-
    stination Management Organization
    )の強化
  2. 旅行者の入国から出国までの旅行体験をサポートす
    るプラットフォームを構築
  3. 宿泊施設や観光地のインバウンド観光への対応能力向
    上の支援
  4. マーケティングおよびプロモーションに外国人旅行者の
    視点の取り入れ
  5. 旅行者を「アンバサダー」(ambassador)にするための、オ
    ンラインプロモーションの強化

※  二神真美 「持続的な観光地マネジメントの国際動向と課題」


Mar. 09.2017

以上の提言を行い、日本は、官民パートナーシップを通じて様
々な関係者の力を結集させることで、インバウンド観光の成長
を妨げる表面的な問題だけでなく、根源的課題に取り組み、旅
行者の様々なセグメントに日本の魅力を伝えることができる。
入念に調整された戦略的な行動を取ることが、日本のインバウ
ンド観光のポテンシャルを開花させるために必要であると結ん
でいるが、問題はこの「根源的課題」が何であるかである。

                             この項つづく 

【エピソード】

 

● 大久保のセツブンソウ

    
 長浜・米原・奥びわ湖を楽しむ観光情報

 

【脚注及びリンク】
-------------------------------------------
   

  1. 日本を観光立国にするための3つの課題:日経ビジ
    ネスオンライン 2016.11.17
     
  2. 世界観光機関アジア太平洋センター
  3. ツーリズムと観光の定義 佐竹真一 2010.03.23 
  4. 企画展示「湖の船」開催記録 びわ湖最後の船大工・
    松井三四郎大いに語る 琵琶湖博物館研究調査報告 
    19号 2012.03.21
  5. 古代の都支えた湖畔の製鉄炉 古きを歩けば(49)
    源内峠遺跡 2013.03.12 NIKKE STYLE
  6. 鉄鉱石の採掘地と製鉄遺跡の関係についての試論―
    滋賀県の事例を中心に―」(
    大道和人 滋賀県文化財
    保護協会紀要 No.9 2012.06.08
  7. 淡海文庫 「信長 船づくりの誤算―湖上交通史の再
    検討」用田 政晴【著】1997.07.20
  8. 世界遺産の保全と住民生活-「白川郷」を事例とし
    て-」才津祐美子、福岡工業大学、環境社会学研究
    (12)、 23-40、2006-10-31)
  9. NPO法人 彦根景観フォーラム 第4回世界遺産を目
    指す彦根の課題
     2008.02.29
  10. 世界遺産所在自治体の保全と観光活用に関する取組
    事例集 国交省観光庁 2014.10.24
  11. 世界遺産登録による経済波及効果の分析 えひめ地
    域政策研究センタ 2007.01.11
  12. 世界遺産登録と持続可能な観光地づくりに関する一
    考察『地域政策研究』(高崎経済大学地域政策学会)
    新井直樹 第11巻,第2号,2008年9月
  13. 世界遺産を活用した観光振興のあり方に関する研究
    運輸政策研究所 第35回 研究報告会 小室充弘
    2015.08.05
  14. 世界遺産登録に向けた取り組み(2014年度)彦根市
  15. 世界遺産に登録されるまで|世界遺産検定 NPO法
    人 世界遺産アカデミー
  16. 高句麗平壌城の都市形態と設計 閔徳植、 国際日本
    文化研究センター学術リポジトリ
  17. 松本市の都市計画 松本市
  18. ひこにゃんがいてもダメ? 彦根城はなぜ世界遺産
    になれないのか 週刊朝日 2013年6月28日号
  19. 利用者が“便利”だと思えるパーク&ライド ECO
    JAPAN インタビュー前編 2007.03.02
  20. 利用者が“便利”だと思えるパーク&ライド ECO
    JAPAN インタビュー後編 2007.03.09
  21. 第1回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.05
  22. 2回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.07
  23. 第3回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.19
  24. 第4回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.26
  25. 第8次彦根市交通安全計画 2012,03.22
  26. Core Strategy (2013) - Milton Keynes Council
  27. "The New Towns: There Problems and the Future
    Department for Communities and Local Government,
    2002.11.21
  28. 日本エシカル推進協議会Japan Ethical Initiative-
    エシカル日本
  29. 明治期廃絶城郭の公園化について ―史跡の保存活
    用の前史として― 佐々木孝文
     2015.06.26
  30. 都市とは何か 都市計画なぜ必要か - 東北大学
    奥村誠  2015.10.15
  31. 和歌山市都市計画マスタープラン 和歌山市
    2017.01.12
  32. 和歌山市立地適正化計画 2016.12.22
  33. 日本型田園都市構想―イギリス田園都市と比較し
    京田辺市を見直す―2001.12.11 西村利也
  34. 田園都市とエソテリシズム 吉村正和 2004.03.05
  35. 田園都市論の現代的意義 中井検裕 家とまちなみ
    45、2003.7.8
  36. 住宅地計画論 1.ハワードの田園都市構想園都市
  37. 都市思想の二人の巨人、ジェイコブズとハワード:
    宮﨑洋司市
  38. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.06 28
  39. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 26
  40. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 26
  41. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 03
  42. 平成 28年度 主要事業 彦根市
  43. 都市づくりの基本方針(全体構想) 彦根市 橋梁長寿命
    化修繕計画による対策橋梁について滋賀県
  44. 彦根市都市計画道路網見直し検討調査
  45. 「まちづくりはひとづくり」をめざし 市民主導の
    まち創る-近世城下町彦根市本町地区の2
    例の場合
    -(これからの都市づくりと都市計画
    制度全国市長
    会) 中島一 2005.05.09
  46. 中国城郭都市社会史研究 川勝守 著 汲古書院
  47. 都市計画の世界史、日端康雄 講談社現代新書
  48. ドイツ流 街づくり読本  水島信
  49. 続・ドイツ流 街づくり読本 水島信
  50. 完・ドイツ流 街づくり読本 水島信
  51. 都市計画1 日本の都市計画制度の概要 大谷英一
  52. 都市計画2 都市の歴史と都市計画 大谷英一
  53. 都市計画の理論 系譜と課題 高見沢実編集
  54. 道路をどうするのか 五十嵐敬喜・小川明雄 岩
    新書
  55. 日本の道路史 武部健一 中公新書
  56. 道のユニバーサルデザイン 鈴木敏 技報堂
  57. 道路が一番わかる 窪田陽一 技術評論社
  58. 「道路」についての国際比較 藤井聡 2010.3.14
  59. 彦根市都市計画道路網見直し指針 
  60. 地域別のまちづくり方針(地域別構想)-彦根市
  61. 彦根市立図書館|簡易検索 

 -------------------------;------------------------               

 


田園城郭都市構想 30

2017年03月08日 | 湖と城郭都市

1.ハワードの田園都市構想
2.田園都市論の現代的意義
.日本型田園都市構想
4.和歌山市都市計画と学園城郭都市
5.近代ニュータウンの系譜
       -理想都市像の変遷-
6.世界遺産登録に向けた取り組み
7.街道と湖上交通と都市形成

7-2 湖上交通史
7-2-4 観光・祭祀

● 観光の現在日本の意義

現在、「地域の活性化」という掛け声のもとに、観光の持
つ経済的側面
にスボットライトが当てられる場面か増加し
てきている。これは高度消費社会或いは高度資本主義社会
(前社会主義社会)、超高齢・超少子社会に突入した日本
社会の現実の反映であるが、東京一極集中に象徴される陰
の部分(過疎化、格差拡大、硬直した中央集権)の投影と
看ることができる。また、前記の経済的意義と並んで、文

化的・社会的・哲学的意義についての認識の深耕を行う必
要が問われているところでもある。

● 「観光」の日本最古の使用例

幕末から明治にかけて広く用いられるようになってきた「
観光」には、
日本において、これまで広く共有されてきた
知見に比べて、より古い用例か存在し、かつ、そ
れぞれの
時代の知識層によって、より広い意味で使用されてきた。

これらの用例は、紀元前4世紀ごろに成立した「易経」を
源――『易経』の観卦の爻辞には次の六つ(六爻)があり、
頭の部分にある「六、九」は陰陽を表し、「初、二、三、
四、五、上」は位を表す。「観光」の語源は4番目の爻辞
の「六四 観国之光 利用賓于王 (国の光を観る もっ
て王に賓たるによろし)」――としている。
 

 観は近きより明らかなるは莫し。五は剛陽中正を以て
 尊位に居る。聖賢の君なり。四は切に之に近し。其の
 道を観見す。故に云う国の光を観ると。国の盛徳光輝
 を観見するなり。君の身を指さずして、国と云うは、
 人君に在りて言えば、豈に止に其の一身に行うを観ん
 や。当に天下の政化を観るべし。則ち人君の道徳見る
 可し。四は陰柔と雖も、巽体、正に居る。切に五に近
 し。観見して能く順従する者なり。用て王に賓たるに
 利あり。夫れ聖明、上に在れば、則ち才徳を懐抱する
 の人、皆な朝廷に進み、之を輔戴し、以て天下を康済
 せんと願う。四は既に人君の徳・国家の治の光華盛美
 なるを観見す。宜しく王朝に賓し、其の智力を效し、
 上は君を輔け、、以て沢を天下に施すべし。故に云う
 用て王に賓たるに利ありと。古者、賢徳有るの人は、
 則ち人君之を賓礼す。故に士の王朝に仕進すれば、則
 ち之を賓と謂う。

             本田済『易経講座』(明徳出版社)

つまり、「国の光を観るは、王の賓たるによろし」(地域
が光り輝いている状況を見るために来訪する人(ゲスト)
は、王(ホスト)の賓客としてもてなされよう)という意
味である。



● 旅の歴史

このことを踏まえ、前田勇立教大学名誉教授は「旅する理
由と心理、旅の楽しさ」(「ノーマライゼーション 障害
者の福祉」2005年10月号)で、旅(旅行、観光、ツーリズ
ム)の歴史をわかりやすく解説しているので、その要点は
次のようになる。

  • 人間が旅をする理由は段階的に移り変わる。
  • まず主人の命令とか、生活のための必要に迫られて
    する旅が最初に発生し、それが長い間、旅の本流を
    占める。
  • 必要に迫られてする旅」は“生命を守り”生活を
    維持するための内部からの強圧による旅と、権力か
    らの命令という外部からの強制による旅との2種類。
  • そして信仰とか慰みのためとかの「自ら好んでする
    」の発生は、文化がある一定段階に到達したとき
    に初めて慣行化される。
  • 庶民の旅は除災招福を求めた信仰心により始まり、
    信心の旅は、平安末期にみられ、鎌倉時代になって
    広がりを示し、熊野詣でが伊勢神宮へと次第に移る。
    室町時代以降になると伊勢崇拝が民衆に広く根を下
    ろし、江戸時代には伊勢参宮はさらに大衆化する。
  • 「自ら好んでする旅」が広がり、観光が社会事象と
    して認識されるようになるのは20世紀に入って、
    大衆観光時代の到来は第二次大戦後で、日本で1970
    年以降。

● 旅する理由

同様に旅する理由について、多くの人が「自ら好んでする
旅」を自由に楽しむことのできる現代では、次のように、
旅をする理由もまた多種多様である。

  • 動機を、思郷心・交遊心・信仰心、知識欲求・見聞
    欲求・歓楽欲求にそれぞれ細分化。
  • ①身体的動機を治療欲求・保養(慰労)欲求・運動
    欲求に、②経済的動機は買物目的・商用目的に分類。
  • 日本の若者の旅行動機分析では、①旅行動機には、
    気分転換・自然に触れることなどを理由とする「
    張解除の動機」、②皆が行くから・常識として知っ
    ておくなどの「社会的存在動機」、③未知へのあこ
    がれなどの「自己拡大達成動機」の3分類される。

● 旅をする人の心理

日常生活圏を一時離れて、外の世界へと出かけた人に共通
してみられる心理的特徴は、「緊張感」と「解放感」とい
う相反する感覚が同時に高まることにある。日常生活を離
れ、よく知らない土地では不安感が強まりやすく、外部環
境の変化にすぐに対応できるように、心身ともに反応可能
の状態を維持しようとする。この状態であることの意識が
緊張感」で、感受性を高めることに作用し情緒的反応も
活発化する。出会ったものごとに対しての快・不快、好き・
嫌いなどの印象は強くなり、平素とは違うものに興味を感
じる傾向がみられ、とくに外見的な珍奇さに心をひかれや
すくなる

また、何かを学ぶことを主目的とする「教養型」と気晴ら
し・楽しみを求めている「慰安型」がある(※付け加える
なら「教養型」と「慰安型」の双方をかなえるものもある
だろう、トレッキング・登山などの運動型などが該当しそ
うだ。

● 旅の楽しさ

その理由や目的を問わず、旅をすることは、日常生活を一
時的に離れて自己を見直すという意味を共通して持ってい
る。平素とは違った環境での、自然や文化あるいは人々と
の出会いは、自己確認と発見の新たな機会をつくる。とく
に、美しい・楽しい・美味しいなどの感情を伴っている場
合、人間をより豊かな世界へと導く作用を持っている。人
を知識面だけではなく精神面でも成長させてくれる機会と
して旅を利用することが大切で、新しい体験を楽しいもの
として受け止める姿勢が求められ、旅の価値を決めている
のは旅をする人自身の気持ちであり、心構えであると指摘
する。

● 観光とツーリズム
 

特に近年、「観光」という用語に物見遊山的な、あるいは
ビジネス的・事業的なニュアンスを感じる場合、あえて
「観光」を用いず「ツーリズム」という用語を充てている。
原義であるtourは、ろくろで回すという意味があり、その
意味では「周遊」に近い概念と言える。ただ、今日では
「ツーリズム」は、「観光」とイコール、さらに広義では
業務も含む「旅行」そのものと解釈されている。
 

しかし、近年はツーリズムという言葉は特に観光業者の間
では特別なものと認識されることも増え、①物見遊山的な
観光をサイトシーイングとして昔の物、②体験型観光とし
て位置づける動きが強まっている。そして、ツーリズム自
体もその特性によりさまざまな言葉を付加して区別し、①
自然・歴史・文化など地域固有の資源を生かした観光で、
環境に配慮したツーリズムをエコツーリズム、②自然特に
山や
森などを扱うツーリズムを③グリーンツーリズム、④
自然特に海を扱うツーリズムをブルーツーリズムと呼んだ
り、地域独自のツーリズム名が生まれたりしている。

                    この項つづく
 

【エピソード】

 

● 滋賀県はエコツーリズムのモデル地区

エコツーリズムは、地域資源の健全な存続による地域経済
への波及効果が実現することをねらいとする、資源の保護
+観光業の成立+地域振興の融合をめざす観光の考え方で
ある。それにより、旅行者に魅力的な地域資源とのふれあ
いの機会が永続的に提供され、地域の暮らしが安定し、資
源が守られていくことを目的とする。

また、エコツーリズムの健全な推進を図るためには旅行者、
地域住民、観光業者、研究者、行政の5つの立場の人々の
協力がバランス良く保たれることが不可欠であるが、滋賀
県は、エコツーリズムのモデル地区であることをこのシリ
ーズで明らかにしていこう。

 

 

【脚注及びリンク】
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  1. 日本を観光立国にするための3つの課題:日経ビジ
    ネスオンライン 2016.11.17
     
  2. 企画展示「湖の船」開催記録 びわ湖最後の船大工・
    松井三四郎大いに語る 琵琶湖博物館研究調査報告 
    19号 2012.03.21
  3. 古代の都支えた湖畔の製鉄炉 古きを歩けば(49)
    源内峠遺跡 2013.03.12 NIKKE STYLE
  4. 鉄鉱石の採掘地と製鉄遺跡の関係についての試論―
    滋賀県の事例を中心に―」(
    大道和人 滋賀県文化財
    保護協会紀要 No.9 2012.06.08
  5. 淡海文庫 「信長 船づくりの誤算―湖上交通史の再
    検討」用田 政晴【著】1997.07.20
  6. 世界遺産の保全と住民生活-「白川郷」を事例とし
    て-」才津祐美子、福岡工業大学、環境社会学研究
    (12)、 23-40、2006-10-31)
  7. NPO法人 彦根景観フォーラム 第4回世界遺産を目
    指す彦根の課題
     2008.02.29
  8. 世界遺産所在自治体の保全と観光活用に関する取組
    事例集 国交省観光庁 2014.10.24
  9. 世界遺産登録による経済波及効果の分析 えひめ地
    域政策研究センタ 2007.01.11
  10. 世界遺産登録と持続可能な観光地づくりに関する一
    考察『地域政策研究』(高崎経済大学地域政策学会)
    新井直樹 第11巻,第2号,2008年9月
  11. 世界遺産を活用した観光振興のあり方に関する研究
    運輸政策研究所 第35回 研究報告会 小室充弘
    2015.08.05
  12. 世界遺産登録に向けた取り組み(2014年度)彦根市
  13. 世界遺産に登録されるまで|世界遺産検定 NPO法
    人 世界遺産アカデミー
  14. 高句麗平壌城の都市形態と設計 閔徳植、 国際日本
    文化研究センター学術リポジトリ
  15. 松本市の都市計画 松本市
  16. ひこにゃんがいてもダメ? 彦根城はなぜ世界遺産
    になれないのか 週刊朝日 2013年6月28日号
  17. 利用者が“便利”だと思えるパーク&ライド ECO
    JAPAN インタビュー前編 2007.03.02
  18. 利用者が“便利”だと思えるパーク&ライド ECO
    JAPAN インタビュー後編 2007.03.09
  19. 第1回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.05
  20. 2回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.07
  21. 第3回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.19
  22. 第4回 ポストケインズ派経済学とは何か 佐々木
    啓明 2011.10.26
  23. 第8次彦根市交通安全計画 2012,03.22
  24. Core Strategy (2013) - Milton Keynes Council
  25. "The New Towns: There Problems and the Future
    Department for Communities and Local Government,
    2002.11.21
  26. 日本エシカル推進協議会Japan Ethical Initiative-
    エシカル日本
  27. 明治期廃絶城郭の公園化について ―史跡の保存活
    用の前史として― 佐々木孝文
     2015.06.26
  28. 都市とは何か 都市計画なぜ必要か - 東北大学
    奥村誠  2015.10.15
  29. 和歌山市都市計画マスタープラン 和歌山市
    2017.01.12
  30. 和歌山市立地適正化計画 2016.12.22
  31. 日本型田園都市構想―イギリス田園都市と比較し
    京田辺市を見直す―2001.12.11 西村利也
  32. 田園都市とエソテリシズム 吉村正和 2004.03.05
  33. 田園都市論の現代的意義 中井検裕 家とまちなみ
    45、2003.7.8
  34. 住宅地計画論 1.ハワードの田園都市構想園都市
  35. 都市思想の二人の巨人、ジェイコブズとハワード:
    宮﨑洋司市
  36. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.06 28
  37. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 26
  38. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 26
  39. 近代ニュータウンの系譜―理想都市像の変遷-、
    佐藤健正、2016.07 03
  40. 平成 28年度 主要事業 彦根市
  41. 都市づくりの基本方針(全体構想) 彦根市 橋梁長寿命
    化修繕計画による対策橋梁について滋賀県
  42. 彦根市都市計画道路網見直し検討調査
  43. 「まちづくりはひとづくり」をめざし 市民主導の
    まち創る-近世城下町彦根市本町地区の2
    例の場合
    -(これからの都市づくりと都市計画
    制度全国市長
    会) 中島一 2005.05.09
  44. 中国城郭都市社会史研究 川勝守 著 汲古書院
  45. 都市計画の世界史、日端康雄 講談社現代新書
  46. ドイツ流 街づくり読本  水島信
  47. 続・ドイツ流 街づくり読本 水島信
  48. 完・ドイツ流 街づくり読本 水島信
  49. 都市計画1 日本の都市計画制度の概要 大谷英一
  50. 都市計画2 都市の歴史と都市計画 大谷英一
  51. 都市計画の理論 系譜と課題 高見沢実編集
  52. 道路をどうするのか 五十嵐敬喜・小川明雄 岩
    新書
  53. 日本の道路史 武部健一 中公新書
  54. 道のユニバーサルデザイン 鈴木敏 技報堂
  55. 道路が一番わかる 窪田陽一 技術評論社
  56. 「道路」についての国際比較 藤井聡 2010.3.14
  57. 彦根市都市計画道路網見直し指針 
  58. 地域別のまちづくり方針(地域別構想)-彦根市
  59. 彦根市新市民体育センタ整備基本計画 2016.10.31 
  60. 彦根市立図書館|簡易検索

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