アユの稚魚激減

2017年04月01日 | 日誌

  


Dec. 27, 2016

17年アユの稚魚激減問題

☑ アユの稚魚激減、親魚放流増も                 
アユの稚魚ヒウオ(氷魚)の漁獲量が平年に比べ激減し
てい
る問題で、滋賀県は4月をめどにアユの生息状況を
見極め、
必要があれば秋に親魚の放流量を増やし、来シ
ーズンの資
源量確保を図る方針を示した。ブラックバス
など外来魚の駆
除目標は4年ぶりに増加させるとした。

今季のヒウオの漁獲は例年並みだった昨季の3分の1(
1月
末現在)にとどまっている。県は現状を「かつてな
い極端な不
漁」とし、資源量が減っているのか、成長が
遅れているだけな
のか、調査を通じて判断する。減って
いる場合は養殖業者に
も協力を求め、産卵前の親魚を平
年より多く川に放流すると
した。県議会の佐野高典議員(
自民)の一般質問に答えた。


県によると、2月の魚群の調査では、1月同様に平年の
2割
以下の60群しか確認できなかった。ただ、沖合で
の臨時調
査では76群が確認され、県は「今季は産卵の
ピークが遅か
ったためまだ小さく、群れをつくっている
過程ではないか」と
みている。

外来魚対策の質問には、2013年度以降、水草の異常
繁茂
で駆除作業が難航していることや、少雨で魚の活動
がにぶっ
たことなどから目標の駆除量を下回っていると
説明。生息数
が増えているとみて、来年度の目標量を3
50トンと本年度の
245トンから引き上げるとした。
近年の駆除目標は13年度
に315トンから350トン
に引き上げ、15年度には245トンに下げていた(京
都新聞 2017.03.02)

☑ アユの稚魚 琵琶湖沿岸部で激減 
              漁業者ら懸念
琵琶湖のアユ稚魚「ヒウオ」の漁獲量が激減している問
題で、滋賀県は30日、3月の沿岸部の魚群調査が増加
の予想に反して平年の3%に魚群が激減していたことを
対策会議で明らかにした。一方で、沖合も含めた調査で
は昨年以上の魚群が見つかり、「沖合いにはいる」と推
測したが、漁業関係者からは不安の声が続出した。

県は、沿岸部を1周する魚群調査を毎月実施。1月、2
月はそれぞれ平年の10%(37群)、17%(60群)
と少なかったが、魚群数は増加傾向にあった。3月中旬
の調査では13群と平年の372群を大幅に下回った。

ただ、沖合も含めた全域調査では昨年の1・2倍にあた
る252群が見つかり、「成長が遅く、沖合に偏って分
布している」と分析。沿岸のえりで漁獲が増えるのは4
月以降になると推測した。

一方県漁連は、3月の漁獲が昨年の約4トンに対し約2
00キロと大きく落ち込み、1月~3月30日の漁獲も
昨年同期比で12分の1になったと報告。漁協の組合長
らは「沖合にいるというが、とれる状態ではない」「
全に生態系が狂ってしまったのではないか」と懸念を示
した。

県は今月下旬にも、来シーズンに向け、今秋の放流量の
増強が必要かを判断する方針を説明した(
京都新聞 201
7.03.30)。

【エピソード】

 

【脚注及びリンク】
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  1. 2017年03月30日:アユの稚魚、琵琶湖沿岸部で
    激減 漁業者ら懸念
  2. 2017年03月03日:琵琶湖のアユ漁ピンチ、産卵
    遅れ稚魚減・プランクトン大量発生で不漁 滋
    賀県など養殖魚放流
  3. 2017年03月02日:ヒウオ不漁、少雨やふ化遅れ
    響く 滋賀、県漁連など対策会議
  4. 2017年02月08日:滋賀のヒウオ魚群平年の1割 
    原因不明、調査
  5. 2017年01月29日:琵琶湖保全計画に漁師不満 
    滋賀県漁連「魚の目線を」
  6. 2016年09月18日:琵琶湖の外来「藻」、瀬田川
    にも 滋賀、セタシジミ壊滅的被害

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