goo blog サービス終了のお知らせ 

Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

明日は超人決戦

2012-06-16 20:44:25 | インポート

Img_7893

Liveblogの写真の使いまわしですが、秋田県八郎潟のソーラーカーコース開催される全日本選手権個人タイムトライアルロードに参加のため現地入りしました。

どこまでも続く平坦路は風も強く、まるでオランダの道のよう。

普段使用するものと違うバイクで走るので、選手も普段と違った疲労を抱えているようです。

私も現役時代1度だけ走りましたがゴール後、あまりのお尻の筋肉の痛さに涙目になりながら地面にシャチホコのような姿勢で動けなくなり『に、二度と出るものか!』と青く澄み渡る秋田の空を見上げながら思った事を覚えています

向き不向きのある種目ですが、スペシャリストと言えど、いやスペシャリストほど深い深い苦痛の領域に入っていくような競技、レース中、ただただ自らの痛みのストッパーを無視し続けゴールまで突き進まなければなりません。

勝つためには変人・・・

・・・超人の領域に入らなくてはいけません。

いや、いけませんと言ったはいいけどその領域に入れなかった私からは、そうとしか見えない過酷な世界なのです。

風を切る音のみを聞きながらゴールを目指す。

どこまでも過酷な1時間。

あー!考えただけで臀筋に張り裂けそうな痛みがぁぁっぁあぁっぁぁx-!

Img_7859




にしてもタイムトライアルバイクかっこいいですね。

ちなみに、前に突き出た角のようなハンドル、決して前の人のお尻に突き刺すものではありません。

遅くて後ろから突っつかれたからお尻が痛くなるわけでは無いんですよ!

前傾姿勢を保ち、空気抵抗を軽減するためのグリップ位置を確保する道具なのです。

え?そりゃそーだ?

失礼しました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長旅

2012-06-15 17:01:21 | インポート
長旅
今日は週末のレースに向け、秋田まで大久保メカと車旅行。

新潟から北の日本海側を訪れるのは初めてですが、どこも綺麗な風景が広がり癒されます。

レース活動を通じて日本中、世界中の色々な場所に行けることは幸せな事です。

貴重な経験や人との出会いが盛りだくさんですからね。

がしかし、そろそろ腰が痛くて大変になってきました。(>_<)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイムトライアルトレーニング 

2012-06-14 15:33:01 | インポート

Iri Haat Nona

昨日はバンクと呼ばれる自転車専用競技場で、タイムトライアルのトレーニングを行ないました。

日本の交通事情では長時間ノンストップで走り続けることは困難。

ぐるぐる回る競技場ならばそれを行なう事が出来ます。

が!しかし。

20kmの距離を稼ぐだけでも50周グルグルグルグル。

途中20分間だけバイクで先導しましたが変わらぬ景色と遠心力で頭がフワフワ。

選手は短時間で100周以上走っていましたが、自転車から降りてもその場でクルクルまわっていました。(うそ)

本番はうって変わって、どこまでも真っ直ぐなソーラーカーのコースを使用して行なわれます。

まさに自分との戦いのタイムトライアル。

見た目カッコいいけどただただ自分に鞭打って走り続ける過酷すぎる競技です。

私は現役時代大嫌いな競技でした。

終わった後お尻の筋肉がカッチカチになって、しばらく立ち上がれないんですよね~。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

通勤日和

2012-06-13 08:47:33 | インポート

Cyaritu

いんや~。

朝の自転車通勤が気持ちよくて仕方が無いです。

今週もかれこれ水曜日になりますが奇跡のここまで皆勤賞!

たったの3日ですがね。。

先日日曜日の遠征が久しぶりに明るいうちに帰宅できたため、ダメージが少なかったのが良かったのでしょうか。

昨日などは帰りの田舎道をアウター×トップで全力タイムトライアル!

週末の全日本タイムトライアル選手権、私が出たらともすれば勝利してしまうんでは無いか、いや世界最高峰の場で戦っても恥ずかしくレベルなのではないかと思うほど。

通学中の少年少女たちの羨望の眼差しを感じつつ、ド迫力なペースで突き進み、ふとサイクルコンピューターを見ると!

時速31km・・・

お、おかしい。

もう一度チラッと見てみるも・・・31km

いや、何かおかしい。チラッ・・・29km

えーっと、ツール・ド・フランスなんかで目にするタイムトライアルの平均速度が50㎞/h位だから。。。

・・・ま、どうでもいいか




と、言う事であれですね。

そう言えば引退してから丸2年。

走行距離の少なさを良い事に自転車の整備一切しておりませんでした。

おそらくチェーンなんかは伸びてしまって、ワイヤー類と共に交換が必要でしょう。

安全を守るブレーキパーツなんかは、しっかりとチェックしなければなりませんね。

早速今日にでも実行します。


整備したら平均速度20kmアップくらい直ぐに狙えますね

狙えませんね

ちゃおー

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロ意識

2012-06-12 14:14:29 | インポート

アルゴス・シマノの土井選手が、ツール・ド・フランスへのセレクションに残らなかったと自身のブログで発表しました。

土井選手が持つ今の力が充実している事は、今シーズン彼が走ってきたレースのレベルとその中での立ちまわりを見れば解ります。

直前のカリフォルニアやドーフィネの好走から、メンバーへ選出も当然かと思われましたが、チーム戦略との兼ね合いからそれは叶わなかったようです。

残念ですが、これもまた世界最高峰の場で闘う彼らには避けて通れない事なのでしょう。

ツールを夢見るサイクリストは世界中に星の数ほど存在します。

その場所は何処までも高い場所にある事は、長年選手として走ってきた私も知っています。

その場所に手をかけられる位置に土井選手が到達しているという事。

土井選手と共に走っていた期間がある私には、彼がそこまで到達した過程を考えただけで、育成という観点から未来を見据えるための勇気をもらえる気がします。

「100パーセント納得の結果」と綴る彼の文面からも強いプロ意識を感じ、これからの活動に更なる期待を抱かずにはいられません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする