アルゴス・シマノの土井選手が、ツール・ド・フランスへのセレクションに残らなかったと自身のブログで発表しました。
土井選手が持つ今の力が充実している事は、今シーズン彼が走ってきたレースのレベルとその中での立ちまわりを見れば解ります。
直前のカリフォルニアやドーフィネの好走から、メンバーへ選出も当然かと思われましたが、チーム戦略との兼ね合いからそれは叶わなかったようです。
残念ですが、これもまた世界最高峰の場で闘う彼らには避けて通れない事なのでしょう。
ツールを夢見るサイクリストは世界中に星の数ほど存在します。
その場所は何処までも高い場所にある事は、長年選手として走ってきた私も知っています。
その場所に手をかけられる位置に土井選手が到達しているという事。
土井選手と共に走っていた期間がある私には、彼がそこまで到達した過程を考えただけで、育成という観点から未来を見据えるための勇気をもらえる気がします。
「100パーセント納得の結果」と綴る彼の文面からも強いプロ意識を感じ、これからの活動に更なる期待を抱かずにはいられません。