先週、チームは自宅からですが強化キャンプとしての期間を過ごしました。

移動を自粛していた影響で、通常昨年末に済んでいたはずの新チーム全員での顔合わせもこの期間でようやく叶う事に。

重満丈選手、尾形尚彦選手、若くエネルギーに満ちた2名の新加入もあり、チームには新たな活力が生まれています。
と、言う事で1週間みっちり疲労を溜めた選手、最終日のトレーニングは淡路島一周です。
そしてそんな疲労した選手の顔を見計らって、トレーニングの中に参加する刺客が一人。
私です。
アワイチ、してみたかったの。

150㎞もの距離を走るのは10年目の引退以来5回目くらいでしょうか。
無謀とも思いましたが、比較的平坦路の多い島の外周。
選手のスムースな走りの後ろで小さくなり、風を受けないよう彼らのエネルギーに牽引されながらの走行で、自分一人では5分と持たないようなペースでビュンビュン走り、実走行時間は5時間かからずに150㎞の距離を走り終えました。
が、終わってみてサイクルコンピューターに表示された私のトレーニング疲労レベルは、
353TSS!!
この数字、自分の体力レベルからその日のペダリングパワーデータをもとに算出されるのですが、この353TSSと言う値。
選手であれば150㎞ほどのかなり厳しいレースを走った時に出るようなもの、数年前にチームのある選手がツール・ド・沖縄204㎞を走った時と同じ値でした。
どおりで最後は全身のあちこちが、ロボットのようにカックンカックンなっていたわけだ。
そんな中でもゴールが近づきアタックを繰り出す無謀な監督に、選手達はビビったに違いない。(あきれた?いつものように…?)
レースで沿道や車両からレースを眺めていると、どうしても選手の疲労を甘く見積もり、無理な注文を出してしまいがち。
合理的な判断をするためにもたまに自分で走り、いかに中高強度のサイクリングが厳しいものか身を持って体験することで的確な決定ができる。
と思っています。
ま、私の場合は1週間くらいするとその苦しさ記憶からなくなってしまう問題もありますが。
チームは辛く厳しく、なのに望んでしまうシーズンを目前に控えています。
新しいチームへの注目よろしくお願いします。

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