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Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

雪山を楽しむ

2016-02-17 19:28:37 | 日記

昨日と今日、会社を連日お休みさせて頂きました。

おかげで睡眠時間をたっぷりととり、合宿前から続いた寝不足をすっきり解消することができました。

とはいえ、朝からなんだかんだとちょっとした雑務が入るのは、チームスポーツの現場では当然のこと。

あれやこれやとできることをしていましたが、一段落するとついつい自転車に乗りたくなってしまいます。

性分。

とでも言いましょうか。

多少の疲労を抱えていても、時間ができるとじっとしていられないのは、思い返せば物心ついた時から同じです。

自転車の上でどれだけ多くの時間を過ごせるかも選手としての資質と言われるロード選手。

そういう意味では自分には向いていたのかもしれません。

と、いう事で昨日は昼過ぎに思い立ち山へマウンテンバイクで出かけていきました。

山に入ったのは午後3時ころ。

山中で過ごす予定時間は2時間弱といったところです。

がしかし、何があるか解らないのが山の怖さであり魅力でもあります。

何かあった時の備えとして、バーナーとライター、カップラーメンにエナジージェル、自転車用のライトとヘッドライト、
M&Msチョコレート更にはホッカイロや替えのアンダーウェア、ダウンジャケット等をリュックに入れ出発です。

リュックを背負っていると、もし転倒等で身体が投げ出されてもクッションとなり背骨等へのダメージを軽減できます。たぶん。

と、いう事で山へ登り始めたのですが徐々に景色は雪化粧。

気温も氷点下となりました。

1月前に同じルートを走った時とは別世界です。

スピードは出せませんが案外と自転車で走っていけるコンディション。

雪山を楽しむ、と雪国の専売特許のごとく横山選手が記事をUPしていましたが、大阪でも意外と身近な場所で楽しめるようです。

 

と、いう事で、難なくこの日は自転車を楽しむことに成功しました。

2日目の今日。

ロードバイクにも乗りたいという事で、これまた午後3時前に自宅を出発。

選手時代には軽いトレーニングと位置付けた(と今日まで思っていた)コースに数年ぶりに出かけてみました。

が!

最初の峠を進んでいると雪が降り始めます。

山の上だけ雪が降ることは経験上それほど珍しいことでは無いので進んでいくと、頂上付近は道路が雪で埋め尽くされています。





雨雲レーダーを確認すると、この周りだけ雲で覆われているとの事。

通常の予報では晴れ時々曇り程度、南斜面の和歌山側に下れば雪は消え晴れているはずです。

と、安易な予想がそもそもの間違いでした。

雪は無くなったものの、雨となりウェアから冷たい水が徐々にしみこみます。

気温は2度~3度ほど。

峠を下りきってしまい、行くしかないと冷たい雨の中進みますが現役時代は短かったはずの道のり、
ぜーんぜん自宅に近づいていきません。

結局家に着いたのは日の入り後。

念のためポケットに入れておいたヘッドライトのお世話になり、ようやく帰宅しました。

最後は上り坂のたびに腿や二の腕の筋肉が痙攣。。。

もはやミートグッバイ(肉離れ、長嶋茂雄さんの表現、素敵すぎます)寸前。

やはり体力は落ちているのですね。

お風呂に入った時の血行が急に良くなったとき特有の足指の痛みときたら地獄でした。

自転車選手が行う日々の鍛練の辛さを体感し、あらためて尊敬の念と、変わり者だな・・・という偏見が同時にわきました。おれもか。

 

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