Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

技術は慣れかも

2019-04-18 21:59:03 | 日記



先日チームでお花見をした時に、黒枝選手が撮影してくれました。

一日が終わりゆく光の中、桜のシルエットを背景に飛ぶ、、、 いい歳のおっさん。

お花見をして自転車で遊ぶ、もはや人生の最高到達点。



ETを映画館で観た(話では途中で寝たらしい)世代の私としては、BMXに乗り月を背景に空を飛ぶことは夢でした。

MTBで夕日を背景に飛ぶ。それっぽい。

おっさんすらそれっぽく撮影してくれたキャメラーマン黒枝氏ありがとうございます。



この写真、走ってきてジャンプしているように見えますが実際には静止した状態から真上にジャンプしています。

ハンドルの引き上げとペダルを強く漕ぐ事を同時に行い前輪を浮かせ、間髪入れずに飛び上がるように後輪も引き上げます。

って、書いても良く解らない人は多いですよね。

要は身体に覚えこませた動作を正確に再現する事で、おっさんなった私でもヤングな時の私とさほど変わらないジャンプができたわけです。

ロード競技は日々の鍛錬で筋肉や内臓の能力を高め体力を向上させることが最も重要です。

が、同時に曲がったり止まったり自転車を左右に振ったりする技術や、時に障害物をさけるためにジャンプする動作も必要であったりします。

それは勝敗を左右する要素ともなり得ます。

技術の習得には生まれ持ったセンスが重要なように見えますが、実は繰り返しによる`慣れ´
と言えるものが大部分だったりします。

大体の人は免許取り立てでバックでの駐車には手こずりますよね。何年かして慣れればなんてことありません。

私はウイリーもできるし、写真のように飛ぶ事も出来ます。

人よりセンスがあって出来たものでなく、誰よりも強く憧れ、ひたすらできるまで何回も何日も何ヶ月も何年も諦めずに繰り返す事でできるようになりました。

どんな事でも結局は継続する事が大切なんですよね。

勉強を継続できなかったあの日の自分に伝えたい。

継続できるほどインパクトを受ける機会と感受性があったなら、そちらも達成できていた。

のか?

それはそれで、はなはだ疑問です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする