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Hidenori Nodera 野寺秀徳『輝く路の上で』

SHIMANO Racing野寺監督のブログ

過酷

2014-07-01 15:02:07 | インポート

昨日、全日本選手権が開催された岩手県八幡平市から大阪に戻りました。

この遠征だけで2,500kmの運転をこなしました。

ロードレースは様々な場所で開催されるため、機材や人の移動距離は相当なものになるのです。

選手だけでなくスタッフも大変なこの競技。

が、やはり雨風の中200㎞以上の距離を、しかも生身の身体で走る選手を見ていると、その苛酷さは凄いです。

今回のレースも雨の中は寒く、晴れると暑い、という状況が続きました。

『お湯ぅぅぅっぅ~!ずっとお湯ぅぅぅぅぅぅぅ~!!』 

(雨に濡れ寒さのあまり、補給のボトルにはレースを通しお湯を入れてくれとの要求。)

と叫びながら、補給所を通過していったシマノレーシングの選手。

残り200㎞を残した地点での悲痛な叫びでした。

と、いう事で登り区間に行き監督風に指示を出そうと目論んでいた私は仕事内容を変更し‘湯沸し係り’に。

ひたすらお湯を沸かし、ホットレモネードの味を調整するという重役を任されました。

『監督!』という呼び名がいつしか『料理長!』に。

そういえばこの日は朝5時から選手の朝ごはんの支度を鳴島マッサーとしていました。

自転車レースのスタッフは過酷ですが、選手の過酷さを考えるとバランスがとれているのかもしれませんね。

過酷

今日はテントを干したりと後片付け。

レースの片づけは、支度より好きかもしれません。

緊張感が無いからですかね。

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星降る雨降る

2014-06-29 00:13:24 | インポート
星降る雨降る

と、言うことで明日は全日本選手権です。

250km7時間の長丁場だと言うのに強雨の予報。

荒れそうです。

八幡平に入った昨日は星が強く降るほどの夜空だったので、寝る前に鳴島マッサーと記念撮影。

久しぶりの大人の修学旅行でした。

天の川がこんなにくっきりカメラに写ったのは初めて。

まさか鳴島マッサーの魔力で集められた星だったか?

明日、選手達が悔いなく走れることを願うばかりです。


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団結?

2014-06-24 20:01:45 | インポート

Nishihatanaka 

先日のレースでは畑中勇介選手が優勝し、今週末岩手県八幡平市で開催される全日本選手権に向け勢いがつきました。

レース中は色々なストレスにさらされ、仲が良いだけではチームは目的を達成することができません。

だからこそ、それ以外の場所ではなるべくチーム内のわだかまりを減らす努力もしたいものです。

が、先日はレース前からチームのまとまりが妙に良かったように思います。

Photo

↑移動中のサーヴィスエリアでスクラッチくじに人生を賭ける選手たち。この後1名の選手が6000円を当てた事により、6000円以上その他の者たちにたかられる事件発生?・・・きもい。

Photo_2

↑ミーティングに集まった選手たち。確かにシングルルームの狭い空間だったけど、お互いが触れない程度に座れたはず。・・・きもい。

Photo_3

↑畑中選手がバースデーだったという事で、チームでサプライズ。全日本前なのでケーキではなくヘルシーにフルーツ盛り合わせという気配り。男しかいない空間なのに・・・きもい。

しかも当事者はこの30分前に自らファミリーレストランの店員にこっそり申告し、満員の店内に響き渡るハッピーバースデーの歌と共に運ばれてきた脂肪たっぷりのケーキを嬉しそうに頬張り、これから祝おうとしていたチームメイト全員が気づいていなかったふりを強いられるという事件が発生。・・・ひたすらきもい。

やはり、密集や団結はレース中の集団内だけで十分ですね

とにかく今週末は全日本選手権です。

見に来れる方は是非会場に!

見に来れない方も是非結果にご注目ください。

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スタミナ

2014-06-20 23:51:46 | インポート
何やら色々重なり、足がふらつく程消耗しております。

が、最大の理由は昨日飲みすぎたお酒のせいか?

そういえば先週滞在していた韓国には、いかにもスタミナがつきそうな料理が沢山ありました。

韓国の選手のパワーとスタミナ。

あれは食べ物から生み出されているのでしょうか。

どうでも良いけどチヂミ美味しかったなー。
Image




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好き’という気持ちは信頼を生む?

2014-06-18 18:29:54 | インポート

一昨日、韓国のレースから帰国しました。

帰国後選手を住処まで送迎し、昼過ぎに私も自宅へ一旦帰宅しました。疲れがひどかったので、シャワーを浴び1時間仮眠してから、会社に出向き雑務をこなすことに。

少しでも睡眠をとると、頭の動きが違いますからね。

んが、実際その『仮眠』から起きたのは夜の21時過ぎ・・・。

韓国のレースだけでなく、それ以前から大切なレースに向けた準備に膨大な時間とエネルギーを使っていたので、蓄積した疲労はかなりなものであったようです。

目を覚まして、喉を潤すためビールを飲みながら家族に電話をかけ、そしてまた朝まで寝ていました・・・。

夕食も食べず寝てしまうなんていつ振りでしょう。

朝もきっちり遅刻ギリギリの時間まで、10数時間の睡眠をとりました。

性能の低い脳みそフル稼働している今は、肉体を酷使していた選手の時以上に睡眠が必要のように感じています。

今日の午前中は免許証の更新をしたついでに、革靴のソールをリペアしてもらいに修理屋さんに2足靴を持ち込みました。

いかにも職人といった堂々たる風貌の方が対応してくださったのですが、私が持ち込んだ2足のうち、皮で作られたスニーカーを手に取り『これは初めて見た形やなー、オシャレやなー』と言ってくださいました。

数年前、オランダの町で売れ残りを8000円ほどの値段で手に入れたもので、これと言って高価なものでは無いシューズだと説明しても。

『これは手入れしながら使えば一生履けますよ!わたしら皆靴が大好きだから新しいもの見るとワクワクするんです!』 と。

私自身、はたしてこんなスニーカーを持ち込んで直してくれるの?とも思っていたシューズだったのですが、目を輝かせながら、あれやこれやとリペアの方法を話してくれる職人さんを見ていると、いつの間にか、‘信頼’を抱く自分に気がつきました。

たとえ、出来上がりのイメージに相違点があったとしても、この人のした事なら信出来る、と。

靴に対し、詳しかったりこだわりを持っているわけではありませんが、なんだか自分がその‘粋’なこだわりを共有しているように錯覚し、誇らしさすら感じてしまいます。

私も、他人に自転車の魅力についてお話しさせていただく事は少なくありません。

レースについて選手と行うミーティングも『勝利』という価値ある商品ついて語っているようなものなのかもしれません。

ならば、対話する人に信用してもらうためには、目を輝かせるほどの『好き』という感覚と共に伝える事が重要なのかもしれませんね。

好きだからこその辛さもありますが、『自転車好き』であり続けたい。

靴をなめるように見ている職人さんを前に、そんなことを感じたのです。

Mtg

↑実際には『もう辞めたい』と思っている瞬間だと思われます。



あぁ、まだ眠い。

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