現在滞在している北フランスのサントメールという町です。
選手もトレーニングロードが気持ちが良いらしく、ついつい走りすぎてしまうほど、自転車に乗る環境が良いとのこと。
選手はドーバー海峡へ面した場所までトレーニングに。
私も、機材の整理やパソコン作業をしようと動き出しますが、気温の上昇と共に手中力が削られていきます。
と、いう事で昨日も訪れたノートルダムの教会(滞在場所から200メートル)を今一度しっかり見学することに。
中石造りの建物の中はひんやりと冷え、心も落ち着きます。
他の旅行者に習い、写真撮影ができることを確認しましたが、静寂な空気の中シャッターを切るのは緊張します。
そんな中、ふと椅子に腰かけ空間を見上げると、ものすごく落ち着いた気分に。
せわしない旅をしていると、ほとんど得ることができないような落ち着きを感じました。
それにしても、欧州の感性は日本のものとは異なりますね。
異国の地で感銘を受ける物は多々あります。
が、やはり私はピュア日本派です。
日本のお寺も素晴らしいですもんね。

昨日ルーマニアから移動、オランダに飛行機で降り立ち、ベルギーを横断し、今はフランスへ来ています。
宿泊先のホテルから歩いてすぐ近くに大聖堂があり、中へ入り見学させていただきました。
神聖な空気に包まれた広大な空間に身を置くと、それだけで身が清められる感を覚えます。
せっかく日本と文化の違う異国に居るのだから、こんなチャンスがあれば積極的に脚をを運びたいものです。
が、眠気に勝てないことがあるのも事実。。。

お久しぶりの報告ですが、ルーマニアのSibiuという街に来ています。
レースの現場に関わり、そのおかげで色々な経験を色々な場所で積ませてもらっています。
確かに大変な問題も山のように起こり、前向きでいられなくなる瞬間もありますが、それこそが自分を成長させてくれている大きな要素だということは疑う余地がありません。
『楽は何も生み出さない』日本出発前にラジオで聞いた言葉。
長年チャレンジを続けている海外の有名アーティストの言葉として紹介されていました。
『楽』が生み出すものがゼロとは思いませんが、苦労もまた貴重な時間なのだと再認識させられました。
自分なりにではありますが、苦労をしなければ、ルーマニアの美しい(ばかりでない物も含めて)景色を目にする事も出来なかったはずです。
もちろんその『苦労』が、色々な人の支えのお陰で成り立っていることを忘れてはいけません。
レースに挑む選手達も、苦痛の中に身を投じ、その中から様々な物を得て欲しい。
そう願います。
(見るに耐えない『苦』がレースには沢山詰まっていますが。。。)