昨日、全日本選手権が開催された岩手県八幡平市から大阪に戻りました。
この遠征だけで2,500kmの運転をこなしました。
ロードレースは様々な場所で開催されるため、機材や人の移動距離は相当なものになるのです。
選手だけでなくスタッフも大変なこの競技。
が、やはり雨風の中200㎞以上の距離を、しかも生身の身体で走る選手を見ていると、その苛酷さは凄いです。
今回のレースも雨の中は寒く、晴れると暑い、という状況が続きました。
『お湯ぅぅぅっぅ~!ずっとお湯ぅぅぅぅぅぅぅ~!!』
(雨に濡れ寒さのあまり、補給のボトルにはレースを通しお湯を入れてくれとの要求。)
と叫びながら、補給所を通過していったシマノレーシングの選手。
残り200㎞を残した地点での悲痛な叫びでした。
と、いう事で登り区間に行き監督風に指示を出そうと目論んでいた私は仕事内容を変更し‘湯沸し係り’に。
ひたすらお湯を沸かし、ホットレモネードの味を調整するという重役を任されました。
『監督!』という呼び名がいつしか『料理長!』に。
そういえばこの日は朝5時から選手の朝ごはんの支度を鳴島マッサーとしていました。
自転車レースのスタッフは過酷ですが、選手の過酷さを考えるとバランスがとれているのかもしれませんね。
今日はテントを干したりと後片付け。
レースの片づけは、支度より好きかもしれません。
緊張感が無いからですかね。