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イージス・アショア配備停止は「最善のタイミング」の勇断

2020-06-25 | その他
計7千億円の「高い買い物」 イージス・アショア配備停止は「最善のタイミング」の勇断
https://dot.asahi.com/aera/2020062300010.html?page=1

河野防衛相が突然、陸上イージスシステムの配備計画停止を打ち出した。トランプ大統領肝いりの高い買い物をやめるには、今がベストタイミングだった。AERA 2020年6月29日号で掲載された記事を紹介する。

河野太郎防衛相は6月15日、迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画の停止を表明した。「北朝鮮の弾道ミサイルに対する防衛網に穴があく」との批判が自民党の一部にあると報じられるが、そもそもこのシステムは自衛隊がほしがっていたものではなかった。


イージス艦は垂直発射機に90発ないし96発の各種ミサイルを搭載できるが、弾道ミサイル迎撃用の「SM3」ミサイルは1隻あたり8発しか積んでいない。1発約40億円もするから多くは買えないのだ。北朝鮮は日本に届く弾道ミサイルを約300発保有し、うち約30発は核弾頭付きと推定される。核付きと、火薬弾頭付きのミサイルを交ぜて発射されれば、そのうち最初の8発に「SM3」を発射すると「任務終了、帰港します」とならざるをえない。1隻1700億円以上もするイージス艦に8発とは「万全の態勢」どころか、形ばかりだ。


北朝鮮の弾道ミサイルを約300発(うち約30発は核弾頭付きと推定される)に対し、64発の「SM3」では、全弾命中しても日本に核が撃ち込まれる可能性がある。


陸上イージス、撤回の方針決定 攻撃能力保有、議論へ
https://www.asahi.com/articles/ASN6S651XN6SUTFK016.html

今後の議論では、敵のミサイル発射拠点などを直接破壊する「敵基地攻撃能力」の保有も焦点になる。歴代内閣は「他に手段がない」場合に限り、「法理的には自衛の範囲」としてきたが、安倍晋三首相は18日の記者会見で「相手の能力がどんどん上がっていく中、今までの議論の中に閉じこもっていて良いのか」と強調。茂木敏充外相も23日の会見で「単純に『盾と矛』ということで性格づけられるような安全保障環境ではない」と保有に前向きな姿勢を示した。
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