米 民間宇宙船「クルードラゴン」宇宙飛行士乗せ打ち上げ成功
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200531/k10012452151000.html
打ち上げが延期されていた、アメリカの民間企業が開発した宇宙船が、31日午前4時22分に、初めて宇宙飛行士を乗せ国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられました。
宇宙船はロケットから予定どおり切り離されて打ち上げは成功し、31日夜遅く、国際宇宙ステーションに到着する予定です。
クルードラゴンは、NASA=アメリカ航空宇宙局の支援を受けたアメリカの民間企業、「スペースX」が開発したもので、宇宙飛行士を乗せて国際宇宙ステーションに向かう初めての民間の宇宙船です。
全長8メートル余りで直径は4メートルあり、円すい形をした「カプセル」と円柱形の「トランク」の2つの部分からできています。通常は宇宙飛行士4人が乗り込みますが、最大で7人乗ることができます。
船内には3つの窓があり、タッチパネルで船の操作を行うほか、流線型のデザインを取り入れた先進的な作りになっているということです。
クルードラゴンには小型のエンジンがあり、ロケットから分離された後、このエンジンを噴射して自動で国際宇宙ステーションにドッキングでき、緊急時には手動でドッキングすることもできます。
また、トランクには太陽電池パネルや物資が収納されます。地球に帰還する際には、カプセルはトランクと分離されて大気圏に突入し、パラシュートを開いてフロリダ州沖の大西洋に着水します。
スペースXの船が回収して、宇宙飛行士とカプセルはフロリダ州のケープ・カナベラル空軍基地に戻る計画です。
「クルードラゴン」は国際宇宙ステーションに20回物資を運んだ実績がある無人の貨物輸送用の宇宙船「ドラゴン」をベースに開発されています。
去年3月、無人の状態で行われた「クルードラゴン」のテストでは、実際に打ち上げて、国際宇宙ステーションに自動でドッキングし、大気圏に突入して帰還していて、大きなトラブルなく終了しています。
また、ことし1月には、カプセルがロケットから緊急脱出する試験も成功させました。今回の試験飛行が成功して運用段階に入ると、その1号機には日本人宇宙飛行士、野口聡一さんが搭乗することになっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200531/k10012452151000.html
打ち上げが延期されていた、アメリカの民間企業が開発した宇宙船が、31日午前4時22分に、初めて宇宙飛行士を乗せ国際宇宙ステーションに向けて打ち上げられました。
宇宙船はロケットから予定どおり切り離されて打ち上げは成功し、31日夜遅く、国際宇宙ステーションに到着する予定です。
クルードラゴンは、NASA=アメリカ航空宇宙局の支援を受けたアメリカの民間企業、「スペースX」が開発したもので、宇宙飛行士を乗せて国際宇宙ステーションに向かう初めての民間の宇宙船です。
全長8メートル余りで直径は4メートルあり、円すい形をした「カプセル」と円柱形の「トランク」の2つの部分からできています。通常は宇宙飛行士4人が乗り込みますが、最大で7人乗ることができます。
船内には3つの窓があり、タッチパネルで船の操作を行うほか、流線型のデザインを取り入れた先進的な作りになっているということです。
クルードラゴンには小型のエンジンがあり、ロケットから分離された後、このエンジンを噴射して自動で国際宇宙ステーションにドッキングでき、緊急時には手動でドッキングすることもできます。
また、トランクには太陽電池パネルや物資が収納されます。地球に帰還する際には、カプセルはトランクと分離されて大気圏に突入し、パラシュートを開いてフロリダ州沖の大西洋に着水します。
スペースXの船が回収して、宇宙飛行士とカプセルはフロリダ州のケープ・カナベラル空軍基地に戻る計画です。
「クルードラゴン」は国際宇宙ステーションに20回物資を運んだ実績がある無人の貨物輸送用の宇宙船「ドラゴン」をベースに開発されています。
去年3月、無人の状態で行われた「クルードラゴン」のテストでは、実際に打ち上げて、国際宇宙ステーションに自動でドッキングし、大気圏に突入して帰還していて、大きなトラブルなく終了しています。
また、ことし1月には、カプセルがロケットから緊急脱出する試験も成功させました。今回の試験飛行が成功して運用段階に入ると、その1号機には日本人宇宙飛行士、野口聡一さんが搭乗することになっています。