今週は長女の英語LAの課題、「ハンディーキャップ・プロジェクト」。
“Hrrison Burgeron”( by Kurt Vonnegut Jr. 1961)という短編小説を基にした課題。小説の内容:
2081年米国の憲法が改正され、全ての人々が「平等」であるよう定められる。賢さも見かけも身体的強さも、もし平均以上の能力であるならば、ハンディが与えられる。ハンディーキャッパー将軍が法の遵守の指揮をとり。
知性容姿身体的能力全てにおいて突出した14歳の天才少年ハリソンは、その優秀さにより刑務所に入れられる。
父のジョージは、思考能力が高いので、常にヘッドギアをつけることが義務づけられ、思考が深まるとサイレンが鳴り、思考に集中できないようになっている。また強靭な身体を持つため、首回りに錘もつけている。母親のヘーゼルは優しく温厚だが知性が低いため、ジョージも経―ぜるも息子ハリソンに何が起こっているのかよく理解できない。
ヘーゼルは重く苦しそうなジョージにたまには錘をとって休んだらと勧めるが、ジョージは「平等法」を支持しており、法が制定される以前の「競争社会」を悪しき時代と捉えているため、自ら錘をつけ続ける。
ハリソンが刑務所から逃げたとTVのニュース。ハリソンの姿が流される、140キロの錘をつけ、大きなイヤフォンをかぶり、頭痛を起こさせる度の強いメガネ、鼻に赤・歯に黒のキャップ。革命を起こし政府を転覆させようとするハリソン、最後には将軍に処刑される。
ハリソンが討たれる様子をニュースで見、悲しむ母ヘーゼル。部屋に入ってきた父ジョージが「なぜ泣いているのだい?」と聞くが、ヘーゼルは、なぜ泣いていたのかを思い出せない。
プロジェクトは、まず自分に与えられた「三つのギフト」を書き出し説明する、そしてそのギフトを平均以下にするための「ハンディーキャップ」を作る、最後に皆の前で発表、というもの。
こちら米国の社会は、私はこれもあれもできてね、この子はこういうことが上手でね、そう声高々に自分をアピールする人が多い。だからさぞかし、生徒たちも自分のギフトを易々と書き出せるだろうと思っていたのですが、「皆ね、ギフトを見つけるのに本当に苦労してるの。私は何をしても駄目だからって」という長女の言葉に少しびっくり。
あれもこれもできると傍から見て思う長女の友人達が、こんな風に自分を捉えているとは。年によっても、女の子と男の子ということでも、また違うのでしょうね。
長女が選んだギフト:
1.情報を素早く的確に処理できる。
2.指を動かすこと(書くこと、ピアノ)。
3.バランス感覚(ダンス)
ハンディーキャップ作り、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/6a/eaea23ef7fe698c7b20f9fe3a2c9d971.jpg)
1を遮るヘッドフォン、2を妨げるガムテープを巻いた手袋、3の邪魔をする一枚板の下駄にガムテープをつけ肩から固定したもの。
こんな状態で皆の前でスピーチ(練習風景)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/90/1e9ffe26e950ea63b80a7e4558d5de7f.jpg)
スピーチの最後には、「私の自由へのスピリットは、どんなハンディを与えられても決して萎えることはない」という文句を発表者の皆が唱えることになっていたそう。
平等とは、秀でた能力を抑え付け、皆が同じになることではない。
個々に与えられたそれぞれ異なるギフトを最大限生かせる、それが平等であるということ。
ハンディを脱ぎ捨て、羽ばたけ!
プロジェクトを通し、そんなメッセージを受け取ったようでした。
“Hrrison Burgeron”( by Kurt Vonnegut Jr. 1961)という短編小説を基にした課題。小説の内容:
2081年米国の憲法が改正され、全ての人々が「平等」であるよう定められる。賢さも見かけも身体的強さも、もし平均以上の能力であるならば、ハンディが与えられる。ハンディーキャッパー将軍が法の遵守の指揮をとり。
知性容姿身体的能力全てにおいて突出した14歳の天才少年ハリソンは、その優秀さにより刑務所に入れられる。
父のジョージは、思考能力が高いので、常にヘッドギアをつけることが義務づけられ、思考が深まるとサイレンが鳴り、思考に集中できないようになっている。また強靭な身体を持つため、首回りに錘もつけている。母親のヘーゼルは優しく温厚だが知性が低いため、ジョージも経―ぜるも息子ハリソンに何が起こっているのかよく理解できない。
ヘーゼルは重く苦しそうなジョージにたまには錘をとって休んだらと勧めるが、ジョージは「平等法」を支持しており、法が制定される以前の「競争社会」を悪しき時代と捉えているため、自ら錘をつけ続ける。
ハリソンが刑務所から逃げたとTVのニュース。ハリソンの姿が流される、140キロの錘をつけ、大きなイヤフォンをかぶり、頭痛を起こさせる度の強いメガネ、鼻に赤・歯に黒のキャップ。革命を起こし政府を転覆させようとするハリソン、最後には将軍に処刑される。
ハリソンが討たれる様子をニュースで見、悲しむ母ヘーゼル。部屋に入ってきた父ジョージが「なぜ泣いているのだい?」と聞くが、ヘーゼルは、なぜ泣いていたのかを思い出せない。
プロジェクトは、まず自分に与えられた「三つのギフト」を書き出し説明する、そしてそのギフトを平均以下にするための「ハンディーキャップ」を作る、最後に皆の前で発表、というもの。
こちら米国の社会は、私はこれもあれもできてね、この子はこういうことが上手でね、そう声高々に自分をアピールする人が多い。だからさぞかし、生徒たちも自分のギフトを易々と書き出せるだろうと思っていたのですが、「皆ね、ギフトを見つけるのに本当に苦労してるの。私は何をしても駄目だからって」という長女の言葉に少しびっくり。
あれもこれもできると傍から見て思う長女の友人達が、こんな風に自分を捉えているとは。年によっても、女の子と男の子ということでも、また違うのでしょうね。
長女が選んだギフト:
1.情報を素早く的確に処理できる。
2.指を動かすこと(書くこと、ピアノ)。
3.バランス感覚(ダンス)
ハンディーキャップ作り、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/6a/eaea23ef7fe698c7b20f9fe3a2c9d971.jpg)
1を遮るヘッドフォン、2を妨げるガムテープを巻いた手袋、3の邪魔をする一枚板の下駄にガムテープをつけ肩から固定したもの。
こんな状態で皆の前でスピーチ(練習風景)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/90/1e9ffe26e950ea63b80a7e4558d5de7f.jpg)
スピーチの最後には、「私の自由へのスピリットは、どんなハンディを与えられても決して萎えることはない」という文句を発表者の皆が唱えることになっていたそう。
平等とは、秀でた能力を抑え付け、皆が同じになることではない。
個々に与えられたそれぞれ異なるギフトを最大限生かせる、それが平等であるということ。
ハンディを脱ぎ捨て、羽ばたけ!
プロジェクトを通し、そんなメッセージを受け取ったようでした。