靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

野生の茶会

2010-09-15 23:45:08 | 出来事や雑感や (子育て)
車を1時間ほど走らせたところにある自然センター(Nature Center)での「野生の茶会 (Wild Tea Party)」に参加した。

森の中を歩きながらみつけた葉で茶を作って飲もう、という集まり。植物に詳しいスタッフが一マイル(1.6キロ)程を一緒に歩きながら食用植物、毒の植物などの説明もしてくれる。

ゾロゾロと。長男長女は熱心に説明を聞き、下3人は思い思いに散歩。


次女は次男を押しながら。


ラズベリー、イラクサ(nettle)、ローズヒップ、カモミール(この場ではPinapple Weedと呼ばれていた)。春日本人が好んでとる「タラの芽」似のDevil's Clubも根を茶にできるらしい。腹の虫駆除にいいというWorm Weedなども教えてもらう。

このセイヨウノコギリソウ(yarrow)、抗生物質が含まれ茶にはもちろん、怪我をしたときなどこすりつけるといいらしい。

長男口に入れてみる。良薬口ににが~い。

何て食べられる植物の多いこと!まあ毒じゃなければ、大体食べてもいいのね、という感じだ。

毒のベリーのおおまかな見分け方として、手の平をダランと下へ向けたようになっている実はだいたいOK、手のひらをまっすぐ上に向けたようにピンと立ってなっている実は危険、と。猛毒ベーンベリー、見事にスックと立ってるなあ、と思いながら。

途中のボードウォークでサーモンもみたり。


1時間ほどでセンターに戻り、茶会。干したり煎じたり、ということもせず、そのままドバッと湯に入れ飲む。日本じゃちょっとあり得ない豪快さが気持ちいい。(笑)

ナチュラル抗生物質入りセイヨウノコギリソウ茶を飲む次女。 


ローズヒップの実は種の部分にやっと目に見えるほどのフックがついていて胃にひっかかると手術が必要になることもあるので、絶対に食べないように、と。

イラクサは花粉症に、ラズベリーの葉は子宮などの女性器官に、カモミールはリラックスにいいとも聞いたことがある。


センターの熊の毛皮と話もし。


再び車。辺り一面黄金に光る。


センターから少しいったところにある川で休憩。


棒を垂直にしてみたり。


長男は学校の宿題も。帰宅途中劇の練習に行く前に終わらせないと。


地面も黄色。三女と長女。


食べられるもの範囲が広がり嬉しい。

これからは森の散歩の後摘んだ茶葉でホッと一息、といこう。