靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

「山のささやき Who Wants Rocks?」

2010-09-10 23:33:32 | 出来事や雑感や (子育て)
先週、友人が1人の男性を紹介してくれた。10人以上の女性に囲まれニコニコと静かに座るその方はベニーベンソンさん(仮称、ちなみに日本人)。

大学時代の山岳部でアラスカに魅了され、それ以来20年以上、今は日本の大学で教鞭をとりつつ、アラスカについて様々な角度から研究を続けている。

アラスカの環境破壊を嘆き、こちらの大学関係者と毎年村々を回り、大好きなアラスカの大自然を守るために何ができるかを模索するベニーさん、ご本人が訳された絵本を下さった。


「山のささやき Who Wants Rocks?」 大阪教育図書

金鉱に群がる人々。金を追いかけ金を得ることで失っていくもの。

大人が読んでもしみじみと味わい深い絵本だ。

原作者のMichael Arvaarluk Kusugak氏からはこんなメッセージが寄せられている。
「地球は、生き物です。息をして、感じています。感情を持っています。時に、私たちを傷つけ、癒してくれます。私たちは地球の気持ちを大切にしなくてはいけません。食べ物と住む場所を与えてくれるのですから。それが、この絵本で言いたかったことです。」

帯には「地球を守るということ、それは地球を愛する心を育むということ」と。


今後のベニーさんの活動を応援しつつ、私自身何ができるのか模索していきたい。


ベニーさんの腕のなかで寝起きの放心状態次男。