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城跡の山  祐 向 山 (374.3m)  

2016-11-09 23:54:33 | 弐水会

弐水会の11月例会に参加しました。今月の山は本巣市の祐向山です。普通に読めば「ゆうこうやま」ですが、地元では「いこうやま」と呼んでいるようです。
この祐向山へは04年03月に文殊の森から登りました。あの時は文殊の森から登り、祐向山山頂へのピストンでした。もう、10年以上前の事であり記憶が薄くなっています。今回は南側の八幡神社から祐向山へ登り、文殊の森へ下山して来る馬蹄形のコースを逆時計回りに歩きました。前回に登ってから時間が経ち、初めて登る山のように新鮮に感じました。(実際、八幡神社から祐向山への箇所は初めて歩きました。)
祐向山は城跡です。その南には掛洞城址が有ります。文殊の森には山口城址が有り、その南に中ノ城址があります。この一帯が要塞のような場所だったのでしょう。それに城跡と言うより、砦跡の場所ではないかと思います。祐向山山頂の木に説明プレートが結び付けられていまして、斉藤道三が居住したと書かれています。戦国の時代。鎧姿の武者がこの道を上り下りしたのかと思うとロマンが膨らみます。

カメラ画像の記録タイムから行程したものです。
八幡神社(9:33) ― 監視哨跡(9:57~10:02) ― 大平山(10:16) ― №31鉄塔下(10:51) ― 
掛洞城址(11:22)  ― 祐向山頂(11:39~11:45) ― 望郷の展望台(12:07~12:42)  ― 
山口城址(13:11~13:15)  ― 鳥が鳴く展望台(13:22~13:27)  ― 四季の展望台(13:38)
  ― 文殊の森駐車場(14:10)  

前日は雨でした。塵が取り除かれて綺麗な空気となり、遠望が利きました。冠雪した中央アルプスや南アルプスが望めたのはラッキーでした。


大平山で、木に結び付けられていたコース図です。
下の八幡神社から登って来るコースを辿りました。



後方のお宮さんが八幡神社です。
文殊の森へ車をデポしに行った人が戻ってきました。
これから登ります。



神社の左横から登り始めました。
竹藪のような中を歩きます。
登り始めは道がキツいです。



少し進み、勾配が緩くなってきました。




しばらくして、着いたのが監視哨跡です。
説明には昭和7年に監視哨が出来たと書かれています。
電話が引かれ、麓と交信していましたと説明に有ります。
今日のような便利な電話でなく、クランクのレバーを廻し電話交換手を呼び出すような電話だと思います。耳に当てるのは朝顔形型の受話機。喋るのも朝顔型の送信機で2個のベルの見えるタイプ。そのような電話機だったのではと思います。

B29は潮岬を目指して飛んで来たとか申します。そのまま北に飛び続け、琵琶湖で機首を東に向け伊吹山の上空を通過しました。この監視哨で姿を見た数分後には名古屋方面が真っ赤になったのではないかと想像します。



祐向山に向かう登山道です。
道はハッキリしていますが、手づくりプレートが下がっており、有り難いです。



祐向山への道。
この辺は起伏が無く、歩き易いです。




途中で、眺望が開けた所にきました。
あの山が山頂なのかは判りませんが、あの方向に向かっていきます。



こちらの眺望の開けた場所は西側のセメント工場が見下ろせる場所でした。
工場の向こう側には石灰岩を採掘している所も見えます。





尾根道を歩きます。
筆境になっていて、右は天然林。左は人工林です。




このコースは高圧線の巡視路でも有ります。




道にはコシダが生えていますが、登山道はハッキリしています。




眺望の利く所に出ました。
左の枝先。岐阜駅前の2本のタワービルが確認できます。
その枝の下。塀が有る建物は岐阜刑務所です。
中の枝先。名古屋駅前の高層ビル群です。この高層ビル群。ドンドン数が増えています。



祐向山への手づくりプレートが下がって居ます。




沢山のドングリが落ちています。
この場所以外でも、沢山のドングリを見かけました。
熊に与えたいと思うほど沢山のドングリが有りました。



歩いて来て、右は登っている所ですが、左側には自然の石を利用したような場所が有りました。
石垣のように見えました。
登った先に掛洞城址が有りました。
自然石を活用して砦にしたのではないかと思いました。



掛洞城址には、こんな表示がして有りました。




木に地図も貼り付けて有ります。



祐向山頂に到着です。
04年の時の記憶が薄くなって居ますが、あの時の山頂は、もう少し明るかったように思えます。
10年の歳月が経ち、木が生長してしまいました。




祐向山頂に有ったプレート。
このプレートが好いのは取り付けた人の名が書かれていないところです。



山頂は城址であり、こんな表示も有りました。



祐向山頂から歩いて来て、望郷の展望台へ来ました。
望郷の展望台は南側の眺望が開けています。
ここでお昼を取ることになりました。
周りの視界が利かない祐向山頂よりも、この場所の方が良いです。




望郷の展望台からの展望です。
画像ではハッキリしませんが、伊勢湾の海岸だろうと思えるような所まで見えました。




望郷の展望台を後にして山口城址へ向かいます。




季節はずれのスミレを見つけました。




山口城址へ向かう鞍部の場所。
ここからは眺望が広がります。




鞍部からの眺望です。
岐阜市のツインタワー。それに名古屋駅の高層群が見えます。
ツインビルの先に小高い丘が見えました。知多半島なのだろうか。渥美半島なのだろうかと言う事が話題になりました。




鞍部に柿の木が有り、実を着けていました。
食べれるかと言うことになり、誰かが食べてみて渋柿である事を確認しました。




鞍部を後にします。




これから山口城址に向かって階段を登ります。




この辺は緩い階段ですが、途中から急な階段に変りました。




山口城址に着きました。




山口城址。
説明板が設けて有ります。




山口城址は広場のような平らな場所でした。
城址を後にします。




城址から降りていく階段の道。
降りていくので好いですが、登るとなると息が切れそうな登り階段です。




展望台に上がりました。
この展望台。麓の案内地図には鳥が鳴く展望台と書かれています。近くに中ノ城跡広場が有り、ここ、祐向山を捉えたサイトには中ノ城展望台と表示したものもあります。




展望台からの眺望です。
画像では判り難いですが、中央や南アルプスが冠雪を被っているのが見えました。




展望台から下って行きます。






下った来る途中、山口城址の石柱が有りました。
ここから、四季の展望台を目指します。




四季の展望台からの眺望です。
眼下に流れる根尾川が見えます。




四季の展望台から降りてきて管理道路へ出ました。
あの頂が山口城址だと思います。




管理道路を下って行きます。
駐車場はもう直ぐです。




文殊の森の駐車所に下山して来ました。
ここには車が2台出歩して有りました。
八幡神社に残っている車を取りに行って貰いました。




今回は14名の参加者でした。女性が多いと華やいだ雰囲気になります。
04年は文殊の森からのピストンでして、今回こうして馬蹄形のコースを歩き、山の全体像をつかめました。点々とする城址を辿る事が出来ました。04年に登った時、祐向山が城址だという事を知っていました。しかし、今回は祐向山以外にも城址が有る事を知りました。このような事はあの手づくりプレートが有ったからです。八幡神社からの登山口が判り難かったです。文殊の森は生活環境保全林として整備されましたが、本巣市がこの一体を総合的に整備してくれたらと思います。

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