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バスハイキング  ミズバショウの尾瀬 約4時間30分滞在    第二日  

2014-06-12 20:22:38 | バスハイキング

ミズバショウの尾瀬の第二日です。
尾瀬へは大型バスが入れないので、ホテルから尾瀬へマイクロバスが直行運転しています。ホテルのホームページには、ホテル宿泊者は往復が2,000円で、宿泊者以外は3,000円となっていました。飲物が付いたお握り弁当が1,000円ですが、バス代と弁当代はツアー料金に含まれていました。
今回のバスツアーは39名でしたのでマイクロバス2台に分乗しました。バスは群馬県道63号線で坤六峠(こんろくとうげ)を経由して鳩待峠に向かいます。この県道63号線沿いは、照葉峡と言う渓流で何箇所も滝が見えました。バスに乗っていた時間は、ほぼ1時間です。

今回のバスツアーのタイトルは「ミズバショウの尾瀬 約4時間30分滞在」となっています。マイクロバスはホテルを7時15分に出て鳩待峠に8時15分着。そして、戻る時間が13時15分発となっていまして尾瀬に5時間滞在します。少々、時間を損失することも想定して約4時間30分滞在を謳い文句にしています。


鳩待峠をスタートして、牛首分岐から戻るまでの時間を確認しましたら、下記のような時間で辿っていました。

鳩待峠(8:18~8:29) ― 川上川(9:18~9:20) ― 山の鼻(9:28~9:35)   ― 尾瀬ヶ原 ― 
牛首分岐(10:06~10:11) ― 尾瀬ヶ原 ― 山の鼻(10:45~11:11)  ― 鳩待峠(12:17) 

牛首分岐からの戻りは、標準時間より早く歩いていますし、鳩待峠への登りは、ほぼ1時間です。この速さで歩けるのは凄いことですし、カミさんは頑張りました。

集合時間が13時で、マイクロの出発は13時15分となっていました。余裕を持って鳩待峠に帰ってくることが出来ました。戻って来るのに、どれ程の時間が掛かるか判らなかったので、牛首分岐で引き返しました。
このような時間に戻れるのなら、もう少し先まで進んでも良かったかも知れません。
でも、先に進んでも風景は変わらないと思い、引き返しました。

 
マイクロバスで鳩待峠へ。

マイクロバスが群馬県道63号線を走ります。
道路沿いが渓流となっており、彼方此方に滝が見えました。
ドライバーが沿線をガイドしてくれました。この道沿いは照葉峡と呼んでいるそうです。
道は冬期閉鎖でこの5月30日から通行できるようになったそうです。



鳩待峠に着きました。
雪を除けたのでしょう。残雪が高く残っています。




鳩待峠から山の鼻へ登山道を下り、牛首分岐までの木道を歩いてから、山の鼻に戻りました。
山の鼻から鳩待峠へは登山道を登ってきました。
出展 「尾瀬ハイキングガイド」公益財団法人 尾瀬保護財団発行 より引用しました。


山の鼻へ。

尾瀬に着きましたが、残念なことに少し雨が降っていましたので、レインスーツを着ての歩行となりました。

いよいよスタートです。
ここが尾瀬ヶ原の入口となります。この入口にはソーラーシステムを使ったカウントメーターが設置され、尾瀬への入場者をカウントしています。足元のマットは尾瀬に外来種の種子を持ち込まないようにと、敷設されています。



足元の石の階段。
塗れていますので、注意して進みます。




小学生の団体が前を歩いています。
団体で、説明を聞いたりしていますので、渋滞が発生します。




ミズバショウが見えだしましたが、ここのは花期が終り、大きな葉となっています。
大きな葉はタバコの葉か野沢菜のようなイメージがします。




登山道は水平の道となってきました。




右側の道沿いにシラネアオイを見かけました。
シラネアオイを見たのは初めてです。




こちらはニリンソウ。




川が蛇行し豪雨被害が有ったのでしょうか。
修復したように見えます。




川上川の橋を渡ります。
たもとに休憩ポイントがあります。



鳩待峠からの下り道を降りて来て、みんながここで一服です。
汗をかき、衣類調整です。

関東から来た女性からどの辺りまでいけるか聞かれたのです。
彼女たちの集合時間は14時でしたので、牛首分岐よりも先まで行けると話しました。牛首分岐から戻る時、顔を合わせましたが、もう、戻ってしまうのですかと話しかけられました。チョッピリ山の知識が有り、頼りにされると言う事は、悪い気はしません。




山の鼻に着きました。
山小屋風のトイレ。ここのトイレを使わせてもらいましたが、チップ制のトイレです。




登山道を下って来た時、言葉を交わした小学生は根元小学校と話していました。どちらから来たのかわからなかったのですが、教師が補足してくれ、横浜からと言っていました。
この子供たちは一緒の小学校なのでしょうか。


牛首分岐へ。

この先が尾瀬が原となります。




ミズバショウが見え出しました。




川沿いに一面のミズバショウですが、少し距離が有ります。




直ぐ近くでも木道の下にはミズバショウが群生しています。




木道の両側にミズバショウが咲いています。




ミズバショウ。1株。




こちらはリュウキンカ。
リュウキンカも群生しています。




こちらはタマスゲ。




可愛い子供たち。
保護者や先生に引率されての尾瀬ハイクです。
聞いてみましたら、幼稚園児で5歳だそうでした。

白い、点々となっているのはワタスゲです。
尾瀬ヶ原の中を川が流れており、橋を渡ると湿原の雰囲気がガラッと変わります。
先ほどまではミズバショウの群生だったのが、地塘の有る平地に変わりました。




牛首分岐に到着です。
相変わらず、小雨が降り続いていますが、ザーザー降りではないので、それだけでも喜ぶべきかも知れません。




先ほどの子供たちと同じ幼稚園の子なのでしょうか。
親たちと一緒に休憩しています。




牛首分岐の指示標識と木道のプレート。


山の鼻に戻ります。

10時09分。
牛首分岐から引き返します。




カミさんは先を歩いています。




先ほどと同じ幼稚園の子か。
可愛い子供たちで思わずカメラを向けました。。
ダブダブのレインスーツが何とも言えません。子どもはすぐ大きくなります。自分から山に興味を示す頃には小さくなっていることでしょう。




カミさんは先に歩いて行きました。



休憩場所で衣類調整です。





スミレだと言うことは判りますが、品種の特定が出来ません。
ビジターセンターに有ったオオバタチツボスミレでしょうか。
木道の下で咲いていました。




カミさんは先を歩いています。




列の小学生たちの視線が水面を追っています。
視線の先にはイモリがクネクネと泳いでいました。




カミさんは先に歩いていました。
左の方から「カッコー、カッコー」。 右の方からも「カッコー、カッコー」。
また、「ホーホケキョ。ホーホケキョ」の声も聞こえます。
それに「トッキョキョカキョク、トッキョキョカキョク」が聞こえます。
私が知っている野鳥の鳴き声。すべてが聞こえました。

この雰囲気が「尾瀬」なんだと思いました。



カミさんは先を歩いていて、振返りました。




ご夫婦が橋の袂で写真を撮り合っていました。
二人揃ったところのを、シャッターを押してあげました。




カミさんは先を歩いています。




カミさんは先を歩いています。




小学生の列とすれ違います。
ここまで来ると、尾瀬ヶ原は終りとなります。




尾瀬ロッジの前まで戻ってきました。
この時は10時40分です。




山が鼻の避難小屋の横にシラネアオイが咲いていました。




避難小屋でお昼としました。
マイクロバスでもらったお握り弁当です。ネットで見たシャトルバスに、お握り弁当が付いていましたが、1,000円となっていました。この弁当代も旅行代金に含まれていますので直接支払いはしていません。
山の料金ですから高くなるのは仕方が有りませんが、ヘリで運ぶとか、強力が運ぶ場所ではなかったと思います。
この内容で1,000円だとすると高いと思えます。

http://www.minakamikogen200.jp/sightseeing/oze/index.html?bnr



山の鼻のビジターセンターです。




関心があるのは山野草で、そちらに目が向きます。


鳩待峠へ戻ります。

再び歩き出し、鳩待峠を目指します。




道の右手にシラネアオイが群生していました。
来た時には気がつきませんでした。




峠が近づき、上り階段となりました。




登山道の標識。
鳩待峠までは1.1キロです。




階段が続きます。




団体の人とのすれ違い。
列の人たちは黙々と歩いていましたが、ただ歩くだけですと路傍の花にも眼が届きません。




石段の階段に来ました。
ここは歩き難いところです。鳩待峠はもうすぐです。



行きの時は気が付かなかったツバメオモト。
この時は、降りてくる人が見つけて教えてくれました。
周囲に眼を向ける余裕が無いと、花に気づきません。




道の右側に咲いていたサンカヨウ。
この花に注目していたら、反対側には群生していました。




鳩待峠に戻って着ました。
12時17分です。


鳩待峠にて。

鳩待峠へ余裕を持つて帰って来れました。
バスの出発時間まで少々時間が有ります。
花豆ソフトは鳩待峠の名物だそうですので、食べてみました。




花豆はベニバナインゲンの豆です。お多福豆のような豆です。
前夜、泊ったホテルのオヤツで出ました。甘納豆のような感じでした。
その豆がソフトクリームに使ってあるのでしょう。美味しかったです。




尾瀬の木道には東電と環境省の焼印が押してあります。毎年修復していて、修復した年度が表示して有ります。このように修理して貰えることはハイカーにとってありがたいことです。
国立公園の維持管理に莫大な修理費を要することだと思います。富士山の入山料のように、利用者に若干の負担を求めても良いのではないかと思います。また、何故、木道に東電の焼印が押してあるのか知ってみてはいかがでしょう。




迎えのバスが来ました。



水上ICから関越道に乗りましたが、車窓から谷川だけが見えます。
残雪が見えますが、山頂部には雲が掛かっています。
綺麗なお姿が見えませんのが残念でした。


最後に
鳩待峠から水上高原ホテルに戻り、汗を流しました。
帰りのバスは15時にホテルを出発しました。これから長時間バスに揺られていきます。
帰路は、水上高原ホテル ― 横川SA ― 梓川SA ― 恵那峡SA ― 新那加駅へと走り、行きとは逆のコースです。新那加駅に着いたのが22時20分でした。バスはこのあと岐阜駅に向かいましたが、23時に近い時間になっていたでしょう。
15時に出て22時に到着ですが、サービスエリアで20分づつ休憩しましたので、実質時間、6時間は乗車していたことになります。これだけ長時間、バスに乗っているのは体力勝負です。ドライバーはTさんでしたが、往復で1,000キロを越えていると言っていました。

今回はクラブツーリズムの募集したバスツアーに参加しました。尾瀬で色々のツーリズムのバッヂを付けた人を見かけました。水上高原ホテルで会った人達は静岡から来たと話していましたし、木道ですれ違った人たちは大阪から来たと話していました。それも、バス2台だそうです。違う色のバッヂの人も居て聞いたら、九州から来たのだそうす。長時間バスに揺られてヒーヒー言っていますが、もっと遠くから苦労してきている人も有るのだと思いました。

ミズバショウの時期の尾瀬で、湿原に広がるミズバショウを眺める事が出来ました。特に印象に残ってのは鳩待峠から山の鼻までのコースです。11年07月に訪れた時はニッコウキスゲを見ることに主眼を置いていて、このコースをしっかり見ていなかったのか、花の時期でなかったのか印象がなく登山道沿いの花に気が付きませんでした。今回、一番良かったのはシラネアオイに会えた事です。シラネアオイを初めて眼にしました。

一緒したカミさんは良く歩きました。
平な土地を歩くのでしたが、脚力はありました。
またの機会がありましたら尾瀬の山荘に宿泊し、尾瀬沼あたりも歩いてみたいです。


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2 コメント

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Unknown (Mota)
2014-06-17 08:57:58
水芭蕉に出会えてよかったですね。
小雨煙る中で見る水芭蕉は風情があっていいのではないでしょうか。
尾瀬は確か東電の所有地だったんですよね。
原発事故の補償問題があってこの土地も売却するかという話があったように記憶していますが決着したのでしょうか。
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尾瀬 (Kオジサン)
2014-06-17 21:43:16
Motaさん。小雨のでは有りましたが、残雪の至仏山が望めた事が一番良かったです。

私の理解に誤りが有るかも知れませんが・・。

尾瀬の大部分の土地は東京電力です。水力発電所を建設するために用地買収しましたが、建設段階になって環境保全から計画が中止となった。

原発事故の補償問題も生じています。

それに関連しては、国のテコ入れと言う事が有ります。
イッソの事、国が買ってしまったらと思います。



色々と困難な問題がありますが、「尾瀬」を国の宝として保全して欲しいと思います。
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