超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

ハルキ・ノート

2010-02-05 06:13:04 | Weblog
村上春樹は河合隼雄との対談で、自分は理解されたといっている。
すると村上の精神構造は、理解と共鳴にあるのであろう。

誰でもそうだが、人の理解してもらうことは、うれしいことだ。

*。
すると彼の文学は、他者を理解し、励ます構造だ。

現代人だけでなく、光源氏もそうだが、
誰もが孤独と絶望に苦しんでいる。

人間は誰もが、孤独と絶望を生きている。
即ち、人の命の資源は、孤独と絶望だ。

ここから如何に命を育むか。
それには人生の教師となる、
自己療養の試みに役立つ情報を提供する。

これが彼の文学スタイルとなる。

   *。
人の孤独さや無力感、
人の寂寥感や喪失感。
これを理解し、そこに自己や人生を、育む手助けをする。

*。
それはそれでいいのだが、
そこの存在する人の善悪をどうするか。

アメリカは先住民を大虐殺し、奴隷を酷使したトラウマを持つ。
これを相殺する明るさや善良さで克服しようとする。

これは悪に善を重ねて、相殺することだ。

このやり方を村上文学は、純粋培養した。
いや日本とアメリカは同類といってもいい。

*。
この方法は、有色人種を更に激しく差別することだ。
トラウマを解消するのでなく、更に強いトラウマを作る。

日本では差別やいじめ殺しでこれに対応する。

*。
村上文学は、この差別を解消していない。
それを過激化している。
即ち、差別を超えるのでなく、愛に逃げ込む。

即ち、差別をそのままに、それと違う愛に逃亡する。

差別はますます激しくなる。

*。
これがアメリカ文学だし、村上文学だ。
これは正にパラドックスだ。

パラドックスを解消するのでなく、それに逃げ込んでいる。
これは偽善だ。

自分はいい気持ちでも、世界は悲惨だ。

   *。
アメリカの悪をそれを純粋培養した悪で相殺する。

結局これが村上メソッドだ。

アメリカの悪に血清や免疫とを作る。
そういう構造は確認される。

*。
アメリカの人生教師になり、精神療法を施す。

これを河合隼雄は理解したのだろうか。

いじめや人種差別の問題に何か貢献するのだろうか。

人知を超えて ゲーデル・モラル論

2010-02-05 05:12:28 | Weblog
トヨタの問題はトヨタだけの問題ではない。
小沢問題は民主党だけの問題ではない。

これらは人類社会や日本社会の問題だ。
人類誰もが持つ問題を、人類として処理する。
これらは国家にも責任が取れず、組織や個人にも責任が取れない。

この視点の転換が必要だ。
今のやり方は、いじめ殺しにしかならない。

*。
いじめ殺しこそ、刑法の時代遅れの問題だ。
刑法とはいじめ殺しであった。

日本の純粋培養能力は、その純結晶を取り出した。

いじめ殺しでは問題を解決するのでなく、問題を増幅・拡散する。

    *。
ここで出てくるのがゲーデル・モラルだ。

1.人間性不動点。
 人はやらねばならないことをやる。
2.反人間特異点。
 人はやってはならことはやるな。

*。
これはゲーデルの不完全性定理の第一と第二に対応する。

     *。
人類は人知を超えた。
これは人類として、人間としての問題だ。

個人でも国家でも責任は取れない。

その責任は人類や人間として取らねばならない。

*。
簡単に言えば、人はやることが決まっている。
これを発見し、それを創造する。

対偶を取れば、やってはならないことはやるな。

この世界空間に人は生きる。
これがゲーデル倫理だ。

*。
複雑な法は、悪意の塊だ。

国家権力支配を行わせる道具だ。

人は国家権力を、人間性に還元せねばならない。

  *。
国家権力は、利権確保のために、民主主義を用いる。

民主主義こそは、悪徳の代表だ。
これで分割統治して、人を国家の言いなりに操る。

*。
国家の壁を破るのでなく、トンネルするのだ。
これが量子力学だ。

因みにトンネル効果は江崎の発見だ。
これが革命を超えた超革命だ。

これで戦争や暴力を用いず、人間性を実証できる。
これには世界を量子力学化せねばならない。
ニュートン空間では出来ない。

    *。
ゲーデル・モラルは量子空間に実現する。

国家天動説を人間地動説に進化して実証できる。

今この進化段階だ。
即ち、成長でなく安定だ。

*。
国家天動説は成長原理であり、
人間地動説は安定系に成立する。

もう成長の時代は終わった。
それを認識しないと進化できない。