虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

阿修羅城の瞳(2005/日本)

2008年06月14日 | 映画感想あ行
監督: 滝田洋二郎
出演: 市川染五郎 病葉出門
   宮沢りえ    つばき
    樋口可南子    美修
    沢尻エリカ    谷地
    小日向文世    四世鶴屋南北
    内藤剛志    国成延行
    渡部篤郎    安倍邪空

 江戸の町に人の姿に身を変えてはびこる魔物たちを退治していた“鬼御門”という組織があった。5年前まで凄腕の鬼殺しだった病葉出門(わくらばいずも)は今は役者。ある日、彼は5年前以前の記憶がない女つばきと出会い、恋に落ちる。実は2人の間には因縁の糸が絡み合っていたのだった…

 これを見る前に「サラエボの花」というラスト15分涙ドボドボの映画を見てしまいました。
 何とか気持ちを立て直そうと思って、思いっきり非現実な映画見たいな、と思ったのです。

 結果。
 今風に言うと「ビミョー」でした。

 樋口可南子、宮沢りえのお二人は素晴らしい! 綺麗! 非現実空間を構築する美と迫力を十分に発揮なさってます。

 個人的に染五郎が好みじゃないのと
 アクションがちょっとテンポが悪いのと(元が舞台劇とはいえ、どうせ映画なんだからもっとじゃかじゃかどんどん飛んだり早まわしたりしても良いんじゃないのかな)
 クリーチャーに既視感がありすぎるのが

 私がこの映画を楽しみきれなかった原因でありました。
 もっと豪華絢爛で作り物の楽しさと疾走感があふれた画面にして欲しかったなあ…
 いい絵があるのになあ…
 とまあ不満は個人的な欲求なんですけどね。