(2012年12月撮影)
ああ そうだったのか。
夢をみていたんだね 昨日か一昨日まで。
何もかも夢だった と思うと気持ちがラクになって
受け入れることができる
自分の「半生のようなもの」を。
あの数回にわたった民事裁判の記憶すら。
きみやぼくだけでなく
あの人だってこの人だって地球の客。
人間は毎日宴会をひらいているようなものだね
この地球の奥座敷でさ。
一本の管としての人体。
そこを何百という種類の物質が通過してゆく。
そうか そうだったのだ。
ここちよくもてなされて
いつのまにやら寝入ってしまった。
百年二百年がまたたくまに過ぎて
きみもぼくもいったい何歳になったのだろう。
生まれてたちまち消えてゆく雫たちが合唱している。
あの歌声が聞こえるかい?
とっぴんぱらりん とっぴんぱらりん
と聞こえるとき
「と」と「ぴ」のあいだにきみやぼくがいるんだ。
だからもう悲しまなくていい。
寝返りを打つだけで。
ああ そうだったのか。
夢をみていたんだね 昨日か一昨日まで。
何もかも夢だった と思うと気持ちがラクになって
受け入れることができる
自分の「半生のようなもの」を。
あの数回にわたった民事裁判の記憶すら。
きみやぼくだけでなく
あの人だってこの人だって地球の客。
人間は毎日宴会をひらいているようなものだね
この地球の奥座敷でさ。
一本の管としての人体。
そこを何百という種類の物質が通過してゆく。
そうか そうだったのだ。
ここちよくもてなされて
いつのまにやら寝入ってしまった。
百年二百年がまたたくまに過ぎて
きみもぼくもいったい何歳になったのだろう。
生まれてたちまち消えてゆく雫たちが合唱している。
あの歌声が聞こえるかい?
とっぴんぱらりん とっぴんぱらりん
と聞こえるとき
「と」と「ぴ」のあいだにきみやぼくがいるんだ。
だからもう悲しまなくていい。
寝返りを打つだけで。