二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

カメラ修理 ~お帰りなさいFM2!

2014年08月29日 | Blog & Photo
ごめんなさ~い!
最近写真をはじめたという初心者には縁のないマニアックなネタですヽ(´□`)
関心がない人は、遠慮なくスルーして下さいませ。

さて、このあいだ、しばらく寝かせてあったニコンNewFM2のセルフタイマーレバーが毀れたので、関東カメラサービスさんで修理をお願いし、それが帰ってきた。
F3と比較すると出番は半分以下となるけれど、わたしにとっては、大切なマニュアル機、35ミリフィルムカメラの。
これはカメラ大中古市で買った、わたしにとってはFM2の二代目。初代はAEが毀れ、キタムラへ下取りに出している。

このニコンFM2とキヤノンF-1(前期モデル)の二台がわたしの愛機。


部品はこの白い縦のラインが入ったメカニカルレバー。
しかしなあ・・・セルフタイマーレバーが、こんなに華奢な、ぺらぺらのプラスチック製だったとは(*・ ・*)
1950年代に作られた、オール金属のマニュアル機種のようなハードな扱いはしてはならないのだな。FM2に対するわたしの見方がずいぶん変わった。見かけによらず、デリケートだったのね(笑)。
1984年に発売され、2001年FM3Aが次期モデルとして売り出される直前まで継続して販売されたはず。写真学生にはよく知られたロングセラーである。

まあ、こういうフィルムカメラであったから、修理を依頼したようなもの。
デジタルだったら、下取りに出して、迷うことなくニューモデルに買い替える。
時間の経過には逆らえず、FM2もコンディションのいいボディは、数が激減しているとおもわれる。


ところが昨日。
リバーサルフィルムで撮影途中のF3HPの電源が入らなくなった~~ヽ
これこそ35ミリフィルム機のメインなので、あー、困ったこまった・・・である。
ニコンではこのF3の修理を、まだ公式に受け付けている。
というわけで、ニコンのホームページにお邪魔してPC経由で調べてみたら「電源が入らない」場合の概算修理費用は25,000円+α+税という結果が出た。

ん!?
この値段なら、たとえばキタムラの中古で、別なF3が買える。
190万番台しか眼中にないけれど、これで「キタムラ中古」を検索してみたら、数機種がヒットしたので、昨日、さっそく前橋北店に購入予約してきた。
これも昨日のこと、地元の中古カメラショップにニコンF3Pがあったのを思い出して、立ち寄り、価格を訊ねてみたら「68,000円です」といわれ、ギャフン(゜Д゜;)
これはプロ仕様に開発された限定モデルなので、50,000円くらいなら検討してもいいな・・・と考えていたものだ。





気持ちを切り替えるチャンスだから、これを機会に、フィルムカメラから撤退したらどう?
そういう内心の声が聞こえてこないわけではない。
しかし・・・ま、今後2、3年、状況によってはもっと長くフィルム&フィルムカメラと遊んでいたいな(^_^)/~
そういう気持ちのほうが、ほんのわずか(たとえば52:48とか)強いのである。
カメラ預金が、お古のカメラの修理代でどんどん目減りしていく。

とはいえ、デジタルカメラはこれから、もっとハイスペックな新機種が、続々登場するだろう。
だけど、フィルムカメラの新機種は、もう登場することはない。
ニコンそしてローライは、わたしにとっては、消えかけたその最後の灯(ともしび)みたいなものなのですね。
・・・未練なのかな、認めたくはないけれど、そういう側面もむろん少しはある。
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