二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ローライフレックス3.5F試し撮り

2012年05月20日 | Blog & Photo

昨日はカメラ雑誌の発売日。
写真のど真ん中に復帰後約1年半、発売と同時に「アサヒカメラ」「日本カメラ」を買いつづけている。惰性で買っている面もあるし、必ず見たいグラビア、メカ記事があるというふうにもいえる。

先月号もそうだったけれど、どちらの雑誌もニコンD800vsキヤノン5DマークⅢの対決記事、使用レポートが多くのページを占領している。わたしはいささか覚めた視線で、うつらうつらしながら、それらの記事や作例写真を“惰性で”眺めている。D800も5Dも、欲しいとは思わないし、買うつもりもないからである。むろん、ある日気が変わる・・・なんてことが起こるかも知れないけれど(笑)。

「日本カメラ」では巻頭グラビア、森山大道さんの「color」がおもしろかった。というのは、わたしは写真集をもってはいるけれど、こっちに撮影機材が載っていたから。RICOHのヘビーユーザーなのは知ってはいたが、写真集一冊、すべてRICOHのコンデジで撮影されている。いや、GXRはコンデジとは呼べないか(=_=) キャンディッド・フォトには、レスポンスにすぐれたコンパクトなカメラがいいに決まっている。「アサヒカメラ」では、尾仲浩二さん、川内倫子さんがよかった。川内さん、このところ、4×5(シノゴ)をお使いになっているんだねぇ。気合いが入ってる!

メカ記事は導入の予定がなければ、ほどほどにおつきあいするにかぎる。
だって、今年か来年早々には、もっとすぐれたデジ一が登場するのはわかりきったことだし、フィルムに復帰したので、デジタルに関しては、今年は「様子見する」と決めている。
そんなことより、いただいた商品券が20,000円あるので、ロートル化し、取り込みスピードと画質の再現に難のあるフィルム・スキャナを買い換えようかと、そっちに頭を悩まして、このあいだから考え込んでいる。5,000円ばかり足してやると、キヤノンの9000Fが買える(^^;)
はて、どうしたものか??
もう1年、ガマンしても、需要の少ないスキャナのこと、新型が出るとは想像しにくいですからね。コストと所要時間を比較したら、いくら写真好きといっても、そううっかりとフィルムへはもどれないはず。
時代に逆行するのは、コスト、時間のほか、たいへんなエネルギーが要る。

・・・と、そんなことを考えながら、ようやくローライフレックス3.5Fの「試し撮りの現像があがってきた。作例をもう2枚ピックアップしてみよう。





試し撮りなので、絞りはなるべくF5.6以上開けてある。絞り込んではレンズの個性はわからないから、3.5の開放で撮れる条件ではそうして撮影している。標準レンズなのに、6×6ともなると、さすがにピントは浅く、美しいボケが得られる。
ヤシカ75mmのボケと比較してみよう。



こちらは和製テッサーレンズのボケ味。わたしは築地仁さんではないからどこがどう違うのかうまく表現できないけれど、テッサーにもまあ捨てがたいものがある。しかし・・・プラナーの写真を見たあとでは、なんだか物足りない。
プラナーの色再現は、ネガカラーなので、シビアな比較ではないが、深みがあって、しかも重くはならない絶妙なバランスが感じられる。シャープなのだが、シャープすぎず、まろやかな好ましい輪郭線をつくり出している。
いずれRDPⅢを使用し、精度の高い比較をしてみよう。それにつけても・・・やっぱりロートル選手キヤノン8200Fではねぇ(^^;) 
ここに限界があるってことはごまかしようがない。
またmixiというこのWebギャラリーの限界も、当然考慮する必要がある。


☆mixiアルバム「ローライ3.5Fギャラリー」をオープンしました。
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000060059106&owner_id=4279073

☆mixiアルバム「コニカⅡbギャラリー」をオープンしました。
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000060057809&owner_id=4279073

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