「あたしやこのまま死なないと思います 半永久的に」
と話していた百歳の老婆が
それから半年もたたないあいだに死んだ。
本人には死んだことはわからないから
まだ生きているといってもいいのだ。
白骨だか白い雲だか丸木船だかに なってしまっただけ。
老婆の魂・・・のようなものが見えない世界を旅している。
おいらにもそうなるときがくる。
大空をゆらゆら航海する丸木船のうえで
時空を旅し 太陽系をひとまわり。
涯の涯までいって帰ってくれば百年はたってしまう。
また百年後にお会いしましょう。
分子と分子 手をたずさえ
この地球に雨となって降り注ぐってのはいかがですか。
百年後に ね
百年後に。
と話していた百歳の老婆が
それから半年もたたないあいだに死んだ。
本人には死んだことはわからないから
まだ生きているといってもいいのだ。
白骨だか白い雲だか丸木船だかに なってしまっただけ。
老婆の魂・・・のようなものが見えない世界を旅している。
おいらにもそうなるときがくる。
大空をゆらゆら航海する丸木船のうえで
時空を旅し 太陽系をひとまわり。
涯の涯までいって帰ってくれば百年はたってしまう。
また百年後にお会いしましょう。
分子と分子 手をたずさえ
この地球に雨となって降り注ぐってのはいかがですか。
百年後に ね
百年後に。