二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

近代文学を読む愉しみ ~川崎長太郎とその周辺

2015年08月15日 | 小説(国内)
近代の文学を読むことは、わたしの非常な愉しみに属する。 ここで近代というのは、明治の後半、夏目漱石が「吾輩は猫である」(1905年明治38)や「坊ちゃん」(1906年明治39)によって文壇に登場してきた、そのあたりから以降となる。 日露戦争が1905年(明治38)であるから、ほぼ軌を一にしている現象と世相は、じつになんとも興味深いものがある。 それ以前にも小説は書かれているが、読むにはかなりの忍耐 . . . 本文を読む
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