二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

記憶のカテドラル(ポエムNO.2-37)

2014年06月01日 | 俳句・短歌・詩集
記憶という大カテドラルの回廊をぼくは昨夜もさまよった 寝苦しい暑い夜 夢の底で。 「なんだ いつものベッドの中だったか」 安堵して胸を撫でおろすこともあれば 落胆し何者かを恨みたくなることだってある。 霧にけぶる大カテドラルであり 向こう岸の見えない大河であり 無数の出口 入口をもった球体であるもの。 その場所でぼくはもう一度生きなおしている。 だれかの靴音で石が目を覚ます。 朝の光が鳥を 包丁 . . . 本文を読む
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「やさいへの字」と「まぐろのいしざか」

2014年06月01日 | Blog & Photo
本の世界も分け入っていけば奥行は無限に近いけれど、身の回りの外界だって、負けず劣らず、途方もない奥行がある。 Topにあげたのは、「やさいへの字」という野菜の無人直売所。 もうつぶれたのかな? いや、その時季がきたら、再開するつもりかもしれない。 あるいはおじいちゃんかおじちゃんが、入院していて、手がたりないのかもしれない。 いろいろな想像をかき立てる直売所。 やさいへの字という手書き文字がアート . . . 本文を読む
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