記憶という大カテドラルの回廊をぼくは昨夜もさまよった
寝苦しい暑い夜 夢の底で。
「なんだ いつものベッドの中だったか」
安堵して胸を撫でおろすこともあれば
落胆し何者かを恨みたくなることだってある。
霧にけぶる大カテドラルであり
向こう岸の見えない大河であり
無数の出口 入口をもった球体であるもの。
その場所でぼくはもう一度生きなおしている。
だれかの靴音で石が目を覚ます。
朝の光が鳥を
包丁 . . . 本文を読む
本の世界も分け入っていけば奥行は無限に近いけれど、身の回りの外界だって、負けず劣らず、途方もない奥行がある。
Topにあげたのは、「やさいへの字」という野菜の無人直売所。
もうつぶれたのかな?
いや、その時季がきたら、再開するつもりかもしれない。
あるいはおじいちゃんかおじちゃんが、入院していて、手がたりないのかもしれない。
いろいろな想像をかき立てる直売所。
やさいへの字という手書き文字がアート . . . 本文を読む