二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

加賀乙彦「小説家が読むドストエフスキー」

2008年01月25日 | ドストエフスキー
 まあ、どうでもいいことではあるが、加賀乙彦さんを最初に読んだのは1970年代はじめ。そこで、いま調べてみたら、芸術選奨新人賞を受賞した「フランドルの冬」の刊行が1968年とあるから、その後数年して読んだのであろう。サルトル、カミュにつながる実存主義的世界というふれこみであったと思う。たいへんおもしろくて、しばらくたってから、もう一度読み返している。  あのころも現在と同様、わけもわからず手当たり . . . 本文を読む
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