妹にもらった日本のコーヒーを開けてみた。
甘い香ばしい香りが部屋中にあふれる。
日本のコーヒーはアメリカのどのコーヒーより格段に美味しいと思う。
コーヒー豆は日本では生産していないはずだから、この味の違いは、
素材の違いというより、焙煎の違いかと思われる。
同じ材料でも、加工段階で美味しさが決まるということか?
日本人の味覚にあったコーヒー。
ハワイの人はこのコーヒーを美味しいと思うのだろうか?
思わないとしても、それは「味のわからないやつ」と結論付けてはいけない。
もともとの基準が違うのだから。
異国に暮らす時、ストレスを減らすコツのひとつ。
「基準が違う」ことを知ること。
わたしの常識は隣の人の常識ではないのだ。
さて、美味しいコーヒーを入れたら、美味しいスイーツが食べたくなった。
おいしいお菓子が売ってない、もとい、わたしの「おいしい基準」にあうお菓子が売ってないハワイだから、作っちゃおう。
コーヒーと一緒に今すぐ食べたいから、すぐ出来るスイーツがいいな。
そんなわけで作ったのは、「なんちゃってチェー」
ベトナム風ぜんざい、とも呼ばれるチェー。
緑豆やタピオカ、イモをいれるバージョンが有名だけど、キッチンにあるもので作ってみた。
白玉粉をこねて白玉ダンゴをゆでる。
あずきとココナッツミルクを混ぜて、白玉とフローズンフルーツ(マンゴー、パイナップル、イチゴ)を細かく刻んだものをトッピング。
ココナッツミルクが、やっとなんとかベトナム風?
食べるときは、全部かき混ぜて。
うん! イチゴのほのずっぱさと、あずきとココナッツミルクの甘さが絶妙!
これは「わたしの基準」で、すごく美味しい。
だから、他の人が「うーん??」って言っても気にしない。