お父さん、早く帰ってきてね

お父さん（Kenji）が日本に出張中です。
お留守番の私とニコ。

Ｋｅｎｊｉとわたしが、交互に１週間くらい家をあけることはたまにあるし、
引越しとかしょっちゅうやってたので、ニコは結構こういうのは慣れているのですが、
大きな旅行かばんとかが出てくると、やっぱりニコも心中穏やかではないらしい。
なんかそわそわして、パッキングをするお父さんの周りをうろちょろしてる。
自分だけ置いていかれると思ってるのかな。

Ｋｅｎｊｉが日本に行った日の夜、私が仕事から戻って家のドアを開けると、ニコが玄関マットのところでおしりふりふりして、ひゃんひゃん言ってました。
いつものニコだと、自分のベッドで寝ているはず。
たった今ここに来たのかな？と思ってマットを触ってみると暖かい。ずいぶん前からここで待ってたみたい。
私がうちにいるときでも、ニコはＫｅｎｊｉの帰りを待って、よくこの玄関マットのところで、ドアを見据えている。

きっと不安だったんだね。
誰も戻ってこないと思っていたのかな。
いつ帰るかもしれない私かＫｅｎｊｉをここでずーっとまってたんだね。

いやーん、ニコちゃん、不憫だわー。
思わず抱きしめようとしたら後ずさりされました。あらら。

愛されたいのに、愛されるのが苦手な不器用なヤツ。それがニコちゃん。

Ｋｅｎｊｉが帰ってくるのは１週間後。
それまではこんな不憫なニコちゃんをわたしは見なくてはならない。
セツナイなあ。
ニコの為にもＫｅｎｊｉ、早く帰ってきてね。