狐の嫁入り

今日は日曜日。このブログ日本時間表示なのだけど、ハワイはまだ日曜日なのだ。
遅い朝、久しぶりにkenjiとニコとわたし、家族揃ってお散歩。
朝から雨が降ったり止んだりしていたのだけれど、しばらく止んでたのでえいやっと外に出てみた。
山の方が曇ってる。しばらくしたらやっぱりざあーっと降ってきた。
かなりの本降りで、雨が痛い。
でもね、晴れてるの。明るい空に雨。
長く降るかと思ったら、５分くらいで止んじゃいました。
最初から晴れていたかのような晴天。っていうか、雨降ってるあいだも晴れなの。

キツネノヨメイリ。。。

日本だと、天気雨のことをこう言います。
ハワイはキツネノヨメイリが多い。
こんなに狐の嫁入りが多いと、ハワイの狐はさぞ忙しいことでしょう。
ハワイには狐はいるのだろうか？
・・・・いないと思う。

うちのおばあちゃんから子供の頃聞いた話。
知り合いが狐にだまされて、田んぼをぐるぐる歩きまわされた挙句、「いい湯だなあ」なんて言って肥溜めに浸かっているのを発見された。。。って。

狐ってなんだかミステリアスで、「キツネノヨメイリ」のイメージ画像が子供の頃からわたしの中で出来上がっていた。きつねの花嫁さんが赤いきれいな着物を着て、他のきつねは紋付はかまでちょうちんを持って行列して山道を歩いている姿。雨は霧雨。薄明かりの中、霧雨のベールに包まれて、薄ぼんやりと行列が進んでいく。
そんなちょっと怖くてミステリアスな絵がわたしの中にあって、「きつねの嫁入り」という言葉自体が、わたしにとってはかなり魅惑的でした。
なのに！
ハワイの天気雨！
能天気でミステリアスのかけらもありゃしない！

ニコがまたくさくなるしー！

お家に戻って濡れた服を着替えたら、外は相変わらずのハワイ日和でした。