♪タガタメ♪ 作詞:桜井和寿

2022-03-11 00:00:00 | 日記
今年は、松田聖子さんが作詞した中で私が1番好きな曲、聖子さんの作詞だからではなくたまたま聖子さんの曲の中で1番好き!を取り上げようと思っていたのですが、

取り上げるには、今のご時世には適当ではなかったので、あまりにもハッピーソングだったためです…。然るべき時に紹介したいと思ってます。

ちなみに、♪琉璃色の地球♪ではないです。そもそも作詞は松本隆さんですしね。

というか、ワタクシ、♪瑠璃色〜♪は10年前にスカスカでタカラジェンヌの誰かが歌ってるのを聞いて初めて知りました。

私の好きな曲は、オンタイムで好きになりました。今改めて聞いても、やっぱり好き!日を改めて紹介しますね。興味ないと思いますが…(汗;)


ということで、今日はミスチルの名盤「シフクノオト」から選ばせて頂きました。

改めて歌詞を読むと、

ごもっとも!!

と言いたくなる内容ですね。



♪〜子供らを被害者に 加害者にもせずに 

この街で暮らすため まず何をすべきだろう?

でももしも被害者に 加害者になったとき

出来ることと言えば

涙を流し 瞼を腫らし

祈るほかにないのか?〜♪


いいえ!

あなただけはいつでも、どんな時でも味方でいる覚悟を持つことです。

気持ちが揺らいだらあかんのです!

じっとしていてもあかんのです!


子供たちができることは、

先ず、

武器を捨てて、愛すべき家族の元に帰ることです。

ただ家に帰ればいい。

温かいご飯を食べる、ただそれだけでいい!


♪〜子供らを被害者に 加害者にもせずに 

この街で暮らすため まず何をすべきだろう?

でももしも被害者に 加害者になったとき

かろうじて出来ることは

相変わらず 性懲りもなく

愛すこと以外にない〜♪


おっしゃる通り!

何も言わず抱きしめてあげて下さい。



ホンマ、誰のために戦ってるん!?

相手はお前になんかしたんか!?

殺す正当な理由があるんか!?


なんでお前らが加害者にならなあかんねん!

なんでお前らが被害者にならなあかんねん!

全くもって意味不明!

全くもって理解不能!


子供たちが今すべきことは、

武器を捨ててさっさと家に帰ること、それのみ!

本当に戦う相手を間違えてはいかんのです!

操り人形になったらあかんのです!




宙組「NEVER SAY GOODBYE」

2022-03-08 23:00:59 | TAKARAZUKA
これって、今の宙組に当て書きされた作品やったけ!!!???

いやいやいやいや、めちゃくちゃ適材適所やん!?

本当に今の宙組に当て書きされたかのように、キャストがドはまりしていてビックリ!

初演は、第一部しか観てないし、映像でも観てないけど、脚本は初演と変わってないはず!

キキちゃんの歌が増えただけであとは同じなはず!

あんなシーンこんなシーンが蘇ってきたけど、ぶっちゃけ、初演を踏襲してる感が全くなかった!

完全に、今の真風組のオリジナル作品として観ることができました。というか、オリジナル作品として観てた。

本来、小池先生が観客に観てもらいたい世界観やメッセージ性を、今の真風組の組子たちは丁寧に、且つ力強く伝えようとしているのが伝わってきました。

で、2幕通して見終えて、改めて思ったこと…、

やはり、これは12年間トップ娘役として貢献してきた花ちゃんに対して餞ではなかったね。1幕で帰って正解だった。

ということで、2月に取っていたチケットの公演がことごとく中止になり、再開が決まり、いざチケットを取ろうと思ったら見事に完売。早すぎ!

運良く、戻りチケットと貸切公演のチケットをゲットしたので、11時、15時半の公演を続けて観ました。

本当に本当に良かった!!

終演後にタイトルソングを口ずさんでいたわ!

(笑)

まるで、今の社会情勢とリンクするかのようにタイミングよく上演され、そして、「誰がために鐘は鳴る」を観るのが必然だったかのように、ラストの展開が同じだった。似てた。

初演の時は1幕で帰ってしまいましたが、改めて観させてもらって、

小池先生の完全オリジナル作品としては、めちゃくちゃよく出来た内容だった!

初演の時は、何をやってるのかさっぱり分からなかったからね。あんなシーンこんなシーンの記憶はあっても、良さなんて全く気付かなかったよ。

改めて観させて貰って、この真風組に大空組のスピリッツが継承されていることが分かって嬉しかった。

かつては、作品というか、トップスターによっては、トップスターさえ輝いていたら、集客さえ出来ていたらそれでオッケーな組もあったんよ。相手役も組子も引き立て役みたいな。

でも、大空組は、作品ありきだった。脚本に描かれているメッセージをどう伝えるか、主役ありきじゃなく、いつでも作品ありきだった。

主役だけが作品のメッセージを伝えるメッセンジャーじゃない。相手役もしかり、敵役もしかり、台詞を発する組子だけでなく、台詞がない組子も舞台に立っているだけで、それが脚本家兼演出家のメッセージなんですよ。

だから、個々がちゃんと自分の役割が分かっていなかったら、メッセージなんて伝えられない。少なくとも私には伝わらない。

今回の真風組にはそれがあった。ひとりひとりがちゃんと自分の役割を分かっていて、一致団結して小池先生のメッセージを伝えていた。

ぶっちゃけ、1回目は2階席で観させてもらいましたが、ほぼてっぺんに近い席だったのに、何度もウルッときたよ!1幕でも2幕でも。

ファシスト(ナチス台頭、フランコ政権)、スペイン人民戦線(コミュニスト系と自由主義系)など、ナチスの台頭によって、スペイン国内でフランコ政権派と人民戦線とのスペイン内戦が勃発。フランコ政権によって人民戦線は鎮圧。

ナチス、ファシスト、コミュニスト、自由主義、無政府主義…、スペイン国内で思想が入り乱れている。

そんなワケ分からん背景や登場人物を、この真風組は、めちゃくちゃ分かりやすく伝えてくれた。

小池先生の脚本としてもとても素晴らしい!と思った。初演では全く気付かなかったけどね。

真風君演じるジョルジュの平和への想い。それは決して炎のような熱さを剥き出しにしているのではなく、胸の奥で煮えたぎっているのが伝わる熱さ。まさにクールなかっこよさ!

ええ男やった!

潤花のキャサリン。こっちはむしろ熱い炎がほとばしっている。

この真風君のクールさと潤花のホットさが見事に融合して、組子たちにも化学反応を起こさせていたと言っても過言ではない。

潤花の歌でウルッときた。今回は地声で歌うことが多かったが、地声ではキャサリンの性格の強さを表現し、裏声ではジョルジュへの愛が伝わってくる歌い方だった。

歌が上達したというより、気持ちが歌になってた。十字架の前で歌うシーンでまじウルッてきた。

潤花に限らず皆そうだった。歌を歌ってるんじゃない。言葉を歌ってる。文字じゃなく、意味がある言葉を。ちゃんと気持ちが伝わる歌い方だった。

そこには、上手い下手なんて関係ない。

真風君だってめちゃくちゃ上手いわけじゃない。でもちゃんと気持ちが伝わる歌い方だった。

やはり、ワイルドホーン氏の曲の素晴らしさを改めて感じました。

ぶっちゃけ、こんなにエエ曲やったけ??と思ったくらい。

それくらい皆、曲に気持ちを乗せてた証拠です!

2階席で観てた時は、コーラスは噂ほどとは思いましたがm(__)m

1階席で観た時は、なかなかの迫力がありました!

歌に関しては、キキちゃんは素晴らしい!文句なし!

しかも、どっからどうみてもヴィセント!スペイン人にしか見えない情熱の熱さがあった。

まるで、大空組の蘭寿とむさんみたいに、最強の2番手だった。めちゃくちゃヴィセントにピッタリだった!

完全に闘牛士で、まさに情熱のスペインの象徴的人物だった。作品に深みを与える存在だったよ。

新しい曲は、まるでショーヴランの曲に似た旋律で素敵な曲だった。

敵役のズンちゃんも良かった!ズンちゃんの悪役めちゃくちゃ良いやん!

ズンちゃんのベネディクトもめちゃくちゃ良かったであろうと想像できる悪役だったよ!私は観てませんが、宙組のオーシャンズ、めちゃ好評だったしね。

ハッチさんもそうですが、キキちゃん、ズンちゃん、そして峰里ちゃんの存在が、作品に深みを出していた。

あと、女性闘士の留依蒔世君、バルセロナ市長の若翔りつ君も。

峰里ちゃんが気位の高い女性を的確に演じていてビックリ!清楚な役しか観たことないから、その上手さに驚きました。

皆、適材適所で存在感をアピールしてました。皆、役の人物として、作品の一本一本の柱としてちゃんと存在してました。

知らない生徒ばかりなのに、個々が際立ってました。

めちゃくちゃオススメ!

というか、初見の方、楽しみにして下さい!

追記:潤花でデイジーが観たくなった!

宙組、外箱公演でお願いします!m(__)m

2階席で観た時は、バルセロナの風景が見えにくかったですが、1階席だとアッパレとしか言いようがなかった。

もう一度、サグラダ・ファミリアに行きたくなった!

マジ、エエ作品やった!!