ナイスティーライフ in LA

米国在住30年。 ドイツフェイラー社、北米総輸入元オーナーかつホームコンシェルジュサービス業オーナーのビジネス徒然日記。

親知らずを抜きました。

2010年08月14日 | 日記
といっても、私ではありません。17歳の娘がです。
昨日の朝10時30分くらいにドクターのオフィスへ入り、色々な書類にサイン、レントゲンを撮って、手術後の予想される痛み、その対応などについて長々と説明を受けて、手術自体は45分、正午には帰途についていました。

さて、上下4本いっぺんに抜くというか、切って抜いて縫い合わせる手術だそうで、術後、相当痛みがあると言われ、強い痛み止め、軽めの痛み止めなど、抗生物質2種類以外に3種類の薬を処方されました。
説明によると、軽めの痛み止めで効かない場合があるので、強い痛み止めが必要でしょう、そしてそれを飲んだら気持ち悪くなる場合があるのでそれを抑える薬も必要です……ということで3種類だというのです。
私は正直に「うちでは痛み止めとかは最低限しか服用させていないので、とりあえず弱い痛み止めだけ買っておきます。」と言ったところ、「子供が痛がったときどうするの?必要になってから買いに行っても効くまでに2時間くらいはかかるわよ。痛がっている子供がかわいそうでしょう、念のために全部買っておきなさい。それに保険がきくのになぜ全部買わない?」って説教されてしまいました。
おかしいなぁと思うポイントはいくつかあります。
① 1つの軽い痛み止めが効いたら、他に買っておいた2つの薬が無駄になる。
② 使わなければ無駄になるにもかかわらず、保険会社からは製薬会社&薬屋へ支払いをする。
③ 強い痛み止めを服用したら副作用が出るって認めている。

処方された薬のなかで絶対に必要なものだけを購入しようと質問する私の態度に、ナース達は、いささか不服不満ぎみで驚いていました。
結局、隣接する薬屋さんで、医者の処方箋の中で最低限必要なもの2種類と、軽い痛み止め1種類だけを選択し購入して帰り、案の定、娘の痛みは軽い痛み止めだけで抑えられました。

今回、薬(痛み止め)の購入を躊躇し、結局選択して1種類しか購入しなかった私に、「あなたのおっしゃることは理解できます」と言ってくれた薬屋の方が、唯一の救いでした。

普段、自分自身医者にかかることがないのですが、こんな機会に、アメリカの薬信奉者の多い医療事情を垣間見た気がします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。