俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

熱物に懲りて、なますを吹く

2010-06-22 13:56:22 | Weblog
政府は22日午前の閣議で、国家公務員の再就職や出向の指針などを盛り込んだ
「退職管理基本方針」を決定した。
基本方針として
〈1〉天下りあっせんの根絶
〈2〉定年まで勤務できる環境の整備
〈3〉人件費の抑制
の3点を明確にした。

次官や局長レースから漏れた部長級、局長級幹部の受け皿として、
重要政策の企画立案をサポートする上位の「専門スタッフ職」を創設することを明記した。

また、定年前の自主退職希望者に退職手当が加算される
「希望退職制度」の導入も盛り込んだ。

天下りあっせん禁止による人件費増大を抑制するため、
定員減と中長期的な人件費削減を図るのが狙いだ。

どうもわからない話。

官僚は選りすぐりの人材であるはず。
本来なら、高い給料を得てもいいはず。

ところが、公僕は高い給料を得てはならないという一般常識から、高い給料など払ってはいない。
そんな人々が、官僚同士の競争のために局外にはねられていく。
それではあまりにも可哀想なのでということで、公益法人のトップに天下っていく。

ここが問題なのだ。
局外への天下りを禁止したら、この連中は飼い殺しになる。
若いときには滅茶苦茶安い給料で働かされ、最後は飼い殺し?

そんな職に誰がつこうとするのか?
優秀な人材こそ入ってこない。

高級官僚にはチャンと高い報酬を出し、優遇してやらなければいい人材など来ないということをハッキリ言う政治家はおらんのか?

とかく天下り禁止などという言葉だけに気を取られ、いい人材を確保するすべを考えないのはまさに変である。

「熱物に懲りて、なますを吹く」例えどおりである。