最近の中国での反日運動について、中国人がコメントしている光景を見受けるたびごとに感じることがある。
彼らにとって、日本人は嫌いな人種なのであろうか?
彼らは、今の中国政府が素晴らしい政府であり、自由な国だと思っているのだろうか?
彼ら民衆は、貧富の差が広がっていることに対し、不満を抱きつつ、それでも、「今までよりはまし」と思っているんだろう。複雑な人々の気持ちを垣間見ることが出来る。
ところが、気になるのが、日本の大学に教授として籍を置き、今の中国の代弁者として語っている連中の話を聞くたびに不思議な感じを覚える。
日本にいて、日本の言論の自由を実感している彼らが、今の日本より食う語句の方がいいような言い方をすることに対し、疑問を感じる。
中国政府の勝手な主張を、さも当然かの言い方をしている。
天然ガス試掘の話も、身勝手極まりない。
教科書問題で、日本の教科書の検閲を問題にしているけれど、中国政府の教科書作りは本当に公平なのか?規制規制で、がんじがらめではないのか。
インターネットでも政府を非難することはできないと言う。
共産党一党独裁に、一言ないのか?
日本の小さな問題を論じる前に、自国の不都合をコメントした方がいいのではないか?
とんでもない!
そんな事を言ったら、中国には帰られない。
中国に帰ったら罰せられる。
そんな事を意識しながら、あたかも、中国政府を正当化しているように聞こえる。
中には、良識派の中国人学者がいる。
その人は、日本の行きすぎを反省すべきだ、にとどめるだけで、中国政府を正当化しない。
でもそのことは悲しい。
政府が介在することで、人々の間で本心からの話が出来ないことが悲しい。
反日運動が、いつの間にか中国政府の批判につながるだろうと、誰しもが思っている。
周恩来や小平の偉大さが影を潜め、小粒の政治家が今の秩序を保たんばかりに、よその国の批判をあおり、民衆の不満のガス抜きを計っている。
多くの人々は、みんな過去の歴史からそのことを学んでいる。
中国だって例外ではない。
どんな針の穴から、大きな壁が崩れ落ちるやら?
台湾問題か?
チベットなどの少数民族問題か?
自由を求める若者が、全てを壊し始めるか?
北朝鮮からの多くの難民が引き金になるか?
反日運動がさらに広がり、収集できなくなるのか?
あるいは、政府要人の個人財産が発覚するのか?
特権官僚の横暴が暴露されて、崩れていくのか?
いずれにせよ、今の中国は、もう一枚、制服を脱ぐ必要があるだろう。
20年前のほとんどの政治家が、軍服をまとっていたのがいまは、みんなスーツ。
でも、そのスーツは、アメリカ・日本・ヨーロッパの人々が着ているスーツとは根本的に異なる。
裏地はみんな軍服で、リバーシブルになっているのである。
彼らにとって、日本人は嫌いな人種なのであろうか?
彼らは、今の中国政府が素晴らしい政府であり、自由な国だと思っているのだろうか?
彼ら民衆は、貧富の差が広がっていることに対し、不満を抱きつつ、それでも、「今までよりはまし」と思っているんだろう。複雑な人々の気持ちを垣間見ることが出来る。
ところが、気になるのが、日本の大学に教授として籍を置き、今の中国の代弁者として語っている連中の話を聞くたびに不思議な感じを覚える。
日本にいて、日本の言論の自由を実感している彼らが、今の日本より食う語句の方がいいような言い方をすることに対し、疑問を感じる。
中国政府の勝手な主張を、さも当然かの言い方をしている。
天然ガス試掘の話も、身勝手極まりない。
教科書問題で、日本の教科書の検閲を問題にしているけれど、中国政府の教科書作りは本当に公平なのか?規制規制で、がんじがらめではないのか。
インターネットでも政府を非難することはできないと言う。
共産党一党独裁に、一言ないのか?
日本の小さな問題を論じる前に、自国の不都合をコメントした方がいいのではないか?
とんでもない!
そんな事を言ったら、中国には帰られない。
中国に帰ったら罰せられる。
そんな事を意識しながら、あたかも、中国政府を正当化しているように聞こえる。
中には、良識派の中国人学者がいる。
その人は、日本の行きすぎを反省すべきだ、にとどめるだけで、中国政府を正当化しない。
でもそのことは悲しい。
政府が介在することで、人々の間で本心からの話が出来ないことが悲しい。
反日運動が、いつの間にか中国政府の批判につながるだろうと、誰しもが思っている。
周恩来や小平の偉大さが影を潜め、小粒の政治家が今の秩序を保たんばかりに、よその国の批判をあおり、民衆の不満のガス抜きを計っている。
多くの人々は、みんな過去の歴史からそのことを学んでいる。
中国だって例外ではない。
どんな針の穴から、大きな壁が崩れ落ちるやら?
台湾問題か?
チベットなどの少数民族問題か?
自由を求める若者が、全てを壊し始めるか?
北朝鮮からの多くの難民が引き金になるか?
反日運動がさらに広がり、収集できなくなるのか?
あるいは、政府要人の個人財産が発覚するのか?
特権官僚の横暴が暴露されて、崩れていくのか?
いずれにせよ、今の中国は、もう一枚、制服を脱ぐ必要があるだろう。
20年前のほとんどの政治家が、軍服をまとっていたのがいまは、みんなスーツ。
でも、そのスーツは、アメリカ・日本・ヨーロッパの人々が着ているスーツとは根本的に異なる。
裏地はみんな軍服で、リバーシブルになっているのである。