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俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

中国人と日本人の考え方の違い

2005-04-24 13:53:56 | Weblog
最近の中国での反日運動について、中国人がコメントしている光景を見受けるたびごとに感じることがある。
彼らにとって、日本人は嫌いな人種なのであろうか?
彼らは、今の中国政府が素晴らしい政府であり、自由な国だと思っているのだろうか?
彼ら民衆は、貧富の差が広がっていることに対し、不満を抱きつつ、それでも、「今までよりはまし」と思っているんだろう。複雑な人々の気持ちを垣間見ることが出来る。

ところが、気になるのが、日本の大学に教授として籍を置き、今の中国の代弁者として語っている連中の話を聞くたびに不思議な感じを覚える。

日本にいて、日本の言論の自由を実感している彼らが、今の日本より食う語句の方がいいような言い方をすることに対し、疑問を感じる。
中国政府の勝手な主張を、さも当然かの言い方をしている。
天然ガス試掘の話も、身勝手極まりない。
教科書問題で、日本の教科書の検閲を問題にしているけれど、中国政府の教科書作りは本当に公平なのか?規制規制で、がんじがらめではないのか。
インターネットでも政府を非難することはできないと言う。
共産党一党独裁に、一言ないのか?
日本の小さな問題を論じる前に、自国の不都合をコメントした方がいいのではないか?

とんでもない!
そんな事を言ったら、中国には帰られない。
中国に帰ったら罰せられる。
そんな事を意識しながら、あたかも、中国政府を正当化しているように聞こえる。
中には、良識派の中国人学者がいる。
その人は、日本の行きすぎを反省すべきだ、にとどめるだけで、中国政府を正当化しない。
でもそのことは悲しい。

政府が介在することで、人々の間で本心からの話が出来ないことが悲しい。
反日運動が、いつの間にか中国政府の批判につながるだろうと、誰しもが思っている。
周恩来や小平の偉大さが影を潜め、小粒の政治家が今の秩序を保たんばかりに、よその国の批判をあおり、民衆の不満のガス抜きを計っている。

多くの人々は、みんな過去の歴史からそのことを学んでいる。
中国だって例外ではない。
どんな針の穴から、大きな壁が崩れ落ちるやら?

台湾問題か?
チベットなどの少数民族問題か?
自由を求める若者が、全てを壊し始めるか?
北朝鮮からの多くの難民が引き金になるか?
反日運動がさらに広がり、収集できなくなるのか?
あるいは、政府要人の個人財産が発覚するのか?
特権官僚の横暴が暴露されて、崩れていくのか?

いずれにせよ、今の中国は、もう一枚、制服を脱ぐ必要があるだろう。
20年前のほとんどの政治家が、軍服をまとっていたのがいまは、みんなスーツ。
でも、そのスーツは、アメリカ・日本・ヨーロッパの人々が着ているスーツとは根本的に異なる。
裏地はみんな軍服で、リバーシブルになっているのである。


反日デモに対する分析

2005-04-14 02:19:33 | Weblog
私には、人間的に素晴らしい、中国人の友人がいる。
その人はまだ、29歳。
日本には10年滞在している。
大学は富山大学修士課程卒。
その友達に、今回の中国での反日デモについて、聞いてみた。
すると、次のような回答が返ってきた。
やはり、中国人は考え方が我々日本人と違うものだと思った。
ーーーーー
こんにちは。今、日中間に起きる問題の原因は一つだけ。
お互いの理解不足ということだと思います。
今回の反日デモもそうでしょう。

日本のマスコミは今回の反日デモの原因について、以下の原因を言っています。
1.日本へのジェラシー
2.中国の長年の反日教育
3.中国今日の経済格差によって、政府への不満が日本へ転化

一つ一つを分析しますと、どれも当たらないと思います。
1.ジェラシーなら、ほかにもっと多くの国に対して、ヤキモチをもっても不思議で
はないが、ほかの国への抗議活動につながらないのはなぜですか。

2.日本からみれば、反日教育かもしれませんが、中国では歴史教育です。中国
の歴史教科書にアメリカ軍の婦女暴行やイギリス軍やロシア軍による虐殺なども書い
ている一方、日本との友好歴史も書いています。戦争中の日本軍のことを書いている
のは歴史の視点から見れば、当然だと思います。もちろん、いくつかの論拠について、
一部の日本人は面白くないと思いますが、それは露骨な反日教育だという日本のマス
コミがおかしいと思います。

3.中国国内の経済格差によって、政府への不満があります。それはあくまで別件の
結論です。今回の事件の論拠として使うなら、おかしいです。それが原因なら、なぜ
日本だけに転化するのかと聞きたいぐらいです。それ以上追求しない日本マスコミ
のやり方はヤラシイです。

私から見れば、今回の中国反日デモの起因は複雑です。
1.靖国参拝などで、中国民衆の対日反感がたまっています。
2.日本の安保理常任理事国加入問題で、従来の反感を一段高めました。
3.竹島問題で、韓国の反日デモを身近に感じています。
4.今回の教科書の検定で、戦争を美化などの内容が含まれる教科書が許可されるこ
とで、今までの反感を一気に増幅させました。
5.デモをしようとする人たちは最初はごく少数でしたが、インターネット上の呼び
かけを応じ、人数が増えました。
6.ちょうど土、日の休日でしたので、人数は今の規模になったと思います。
7.中の少数派は破壊行為をしていました。

私は政治家でも、評論家でもありません。ただ、真の政治家やマスコミ関係者なら、
このように冷静に分析することができなければ、失格だと思います。かと言って、
以上の理由があったから、反日デモが両国の関係にとって、積極的な出来ことで、破
壊行為が正当だと私は思いません。なぜと言ったら、中国側の理解に盲点があるから
です。
1.日本の首相が戦争に対する反省しているかどうか、彼自身の問題です。反省しろ
と強要しても、心からの反省がなければ、形上のことは何の意味がありません。なお
かつ、日本の首相が日本で日本の法律に反しない行為をするのは彼の自由でしょう。
それについて、外国政府が口を出したら、それこそ主権侵害です。
2.安保理常任理事国加入問題について、加入させたくないと思うなら、自分たちの
意見を政府に伝え、最終的に政府の判断を任せればいいです。
3.中日間の問題は他国のことに影響されないのは外交の筋です。
4.中国には歴史教科書が一部しかないです。それを間違って、日本政府は戦争美化
する教科書の編集を支持することとこれから日本の子供は全部その教科書のもとで教
育を受けると認識してしまうのです。日本の教科書編集と検定制度などに対する知識
は明らか不足です。
5.インターネットの影響は確か大きいです。だから今回東沿海地域の大都市(イン
ターンネット利用者が多い)に集中しています。
6.7.は論外です。どうせ少数暇人の愚行でしょう。

以上の分析があって、日中間問題の原因がわかってくるはずです。お互いに理解
を深めようと努力する方向も明確になるのでしょう。お互いに責め合って、結局何の
メリットもないです。中国側外務省関係者は「今回の事件の責任は中国側にない」と
事件の起因を強調しようと思いますが、響きが悪すぎることに対し、小泉首相は「中
国で活躍する日本人の安全を守るのは中国側に責任があると自覚してほしい」と論題
のすりかえるだけでした。僕に言わせたら、双方の政治関係者のレベルが低すぎると
一言だけです。

共産党政府の対日態度は最も温和なほうですよ。日本
政府やマスコミなどアメリカに追随をして、共産党政府を潰そうとしたら、結局日本
の国益を損なうこととなります。

なぜと言ったら、もし外圧で政権交替できたら、共産党政府を代替する政権は民主主
義政権より、民族主義政権だと思います。一部の留米人物が政権の中枢に入るので、
対米関係が分かりませんが、対日関係が間違いなく過激になってくると思います。そ
の人たちは自分の対米弱腰を隠すために、対日強硬を前面に出すからのです。

僕は長年日本にいて、日本人の考え方と心を少し理解していると思います。欧米とく
らべ、日本がたくさんいいものを持っていると思います。それを中国社会に貢献でき
れば、お互いにとって、未来にとって、非常にいいことだと思います。だから、今の
ようなことをきっかけに、欧米の考え方や品質の悪いものが中国で氾濫するのを私は
恐れています。

私が言っていることを理解できる中国人は決して中日間で消極的なことをしません。
問題はその人たちは日中間に少ないのは現状です。だから、私はできるだけ自分の力
を貢献し、日中間の交流の深まることを期待しています。僕のわがままで、ついに長
いメールとなりますが、それは自分現在の心境です。これからもどうぞよろしくお願
いいたします。

郵政民営化に一言

2005-04-02 15:47:02 | Weblog
小泉君、あんたも大変だよね。
ここのところ、道路公団の改革で、あまり芳しい結果に終わらなかったし、
北朝鮮拉致問題では、みんなから愛想をつかれるし、首相も大変だよね。

首相が一生懸命ハタ振りしても、官僚が動かない。
なぜか?
官僚は、誰が本当の実力者か良く知っている。
どうも、小泉でないことは確か。

今回、小泉君が郵政民営化法案を内閣から出すことを、青木議員に報告に行くと、
もう大変。
自民党の中が、蜂の巣をつついたようになった。

この蜂たちは、自分達の権益のことしか考えていない。
いろんな理屈をつけてみたところで、国民はみんな分かっている。

郵政省が集めるお金に群がる奴等、
そんな甘い蜜をかぎつけるのは随分お得意のようだ。

口では、世のため、国民のため、と言いつつ、
結局は自分のことしか考えていない連中、その名を国会議員。

この点に関して言えば、小泉君は立派。
このことで、小泉君はどうも、政局にする腹のようだ。
小泉君、決して怯むことのないように。
あなたのやろうとしていることの方が、はるかに理にかなっているのだから。

私一人の支援部隊。
小泉君を男にしよう。
男が政治に身を投じたのだから、最後までやりぬけ。