あのイタリアに勝ってのトップで決勝トーナメントに出てきた。
昨日の日本ーパラグアイ戦で勝てる相手と思っていた人は素人だろう。
マスコミがあおり、今の日本チームだったら勝てる見込み十分だと報道した。
本田、遠藤を英雄視して、フリーキックに持ち込めばなどと、もてはやす。
そんなに甘くはないのだ。
案の定、パラグアイのボール支配率は60%以上。
あの攻撃をよくもしのいだと思う。
確かに日本チームは一戦ごとに強くなっていた。
しかし、前・後半と延長30分を無得点に守りきったのはすごいことだと思う。
もうそれだけで十分。
我々国民に勇気と力を与えてくれたことは確かである。
私はそれ以上に、我々にチームワークの意味を教えてくれたことに感謝をする。
PK戦で駒野の蹴ったボールは、バーに当たり、入らず。
天を仰ぐ駒野。
絶望していた駒野の肩を抱いて、チーム全員で慰めた。
試合が終わると、駒野は泣いていたが、駒野を一人にさせることはなかった。
長谷部が駒野の肩を抱き、次の場面では松井が抱いていた。こうして退場するまでみんなが駒野の肩を抱いていた。
このワールドカップは本田で始まり本田で終わったようなゲームだったが、この試合のおかげで、みんなのワールドカップになったような気がする。
誰も駒野を責める者はいない。
今朝の一部のテレビは、駒野の失敗したシーンを何度も出していたが、この連中こそとんでもないやつらだ。
映すなら、駒野の肩をいているシーンを映せ。