俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

牛肉の輸入再開をなぜ急ぐ?

2006-06-28 19:22:37 | Weblog
最近のテレビ番組で、
「どうして、牛肉の輸入再開が今必要なんですか?」
の問いかけに、自民党議員は、言いにくそうに、
「これは米国産牛肉ですと表示をすることが必要。それを買うかどうかは消費者にまかすべき。」、と。

さも、これで上手くいったと思っているが、本当ですか?
こんな私でも、理屈が通っていないことくらいすぐわかる。

もしそうだとしたら、国産牛肉もそうすればいいじゃあないか!

そうすると、狂牛病の肉が市場に出回る恐れがある。
だから、事前にチェックをし、狂牛病の肉が発覚したら、もとの牛が解る様にしたのだろ。
それと同じルールをアメリカ牛肉にも当てはめろよ。
それでいいではないか!

ところが、そんなに単純ではないのだろ?
この牛肉輸入の再開をしなければ、アメリカが日本の製品の輸入に制限を加えると脅されているのだろ?
そのことをはっきり言えばいいのに。

しかし、そのことを言ってしまえば、国民感情が反米になってしまい、他の問題までもめてしまう。
だから、国民の目を欺き、知らない間に輸入再開をやろうという魂胆だろ。

あんたら、国民はそれほど馬鹿じゃあないんだぞ。
あんた等の頭が古すぎる。
何とか穏便に。何とか、何事もなかったように、ともじもじしているだけ。

親の前の子供である。
「ハッキリしろ!」

「小泉の訪米のための手土産だろ?」
と聞かれて、
「そんなことでこんな大切な問題を軽はずみに決めるはずがない。」
と、応える自民党議員。

別に軽はずみとは思わないが、何か、隠しているものがある。
それを正直に言えよ。

そうでなければ信頼できない。

誰が真の犠牲者か?

2006-06-25 04:18:39 | Weblog
奈良県田原本町の医師宅火災で、高校1年の長男(16)が逮捕。
この事件は、当初から不思議な思いで見ていた。

なぜ、長男が母親と2人の弟、妹をしに至らしめたのか?しかも、その体には刺し傷もあったようだ。
単なる、受験生の精神的錯乱から起こった事件とは思えなかった。

案の定、そこのは想像を絶する環境の中にその青年は置かれていた。

幼い頃に両親は離婚。
後妻に入ってきた義理の母親に二人の子供ができる。
その時から、自分はその家の中では疎まれる存在になっていったのであろう。

一方、父親からは医学部に入るように言われ、毎晩毎晩、勉強でしごかれる。
自分の世界であるはずの部屋が集中治療室(ICU)と父親に言われていたのだから
この子供の気持ちはどうなるのであろうか?

唯一、血のつながりは父親だけ。
その父親は息子の気持ちを悟ることなく、医学部、勉強の言葉で子供をどんどん窮地に追い込んでいく。

自分の成績や生活を一部始終報告されていることをこの少年は感じ、日々、義理の母親に対し憎しみを増していったのであろう。

子供には何も守るものはない。
ただ、鬱積を溜め込んでいくだけ。
家族の話し合いがあれば救われるものを、再婚の家族にはそれさえ難しくなっていったのであろう・

そのことを考えるとき、この少年こそ被害者なのである。
こんな環境におかれた少年・少女は、現代社会では予想以上に多いいのであろう。
なんとか、彼らを救う手立てはないものであろうか?
ドメスティックバイオレンスから少年少女を救う道を考えていきたい。

母子3人が死亡した奈良県田原本町の医師宅火災で、放火と殺人容疑で逮捕された高校1年の長男(16)の勉強部屋を、父親(47)が“ICU”と呼んで夜中まで付きっきりで勉強を教え、時には暴力を振るっていたことが23日、関係者の話で分かった。また、長男は「父親に試験の結果を知られるのが嫌だった」と供述している。捜査本部は父親とのあつれきが犯行につながった可能性が高いとみて調べている。


日銀総裁って、大したことはないんだ!

2006-06-18 18:11:54 | Weblog
昔は、偉くなればなるほど、頭(こうべ)をたれて、人徳を増していったような気がする。

私が入社したときには東芝に土光さんという人がいた。
会社ではいつも、土光さんがこう言ったとか、土光さんと話すことができたとか、言っていたことを思い出す。

東芝で、こんなこともあった。
私が担当のとき、マレーシアに送った装置が港で陸揚げされたとき、半年間野積になっていた。
気がついたときには、もう遅かった。
装置には結露が起こり、赤錆だらけ。

現地駐在員は、あわてて、東京の私のところに電話してきた。
これは現地駐在員である自分の責任と判断したのである。

私は彼のために動いてやった。
しかし、残念ながら保険求償はできなかった。
保管状況が悪すぎた。また、保管場所が違っていた。

そこで、そのことを事業部長に報告をした。
金額的には5千万円の装置であった。
事業部長はすぐに保険会社を呼んだ。
事情を説明したところ、保険会社の態度はころりと変わった。

それまでに我々担当者ベースで話しても全く埒が明かなかったのに、
事業部長が一言声をかけた途端に、状況が一変した。

当時の私は33歳。

その結果報告で、本社の経理部長に説明に行った。
当の事業部長からことの説明を行った。
保険会社からは、取締りを含め数人がやってきた。

話をじっと聞いていて、その経理部長は、
事業部長に対し、
「おまえは乞食か!」、と一喝。
ルールを無視して、保険会社から、かけてもいない保険金を取ろうとするのか!

そんなやつは東芝に入らない!

すると事業部長は、ことの重大さに気がつき平謝り。
また、その経理部長は、保険会社の取締役に対し、行為はありがたいが、ルールを守らない会社の保険には、今後一切損害保険をかけない、と一言。

これまた、保険会社の取締役は、何が起こったのかと、目を白黒。
そして、これまた平謝り。

私はこの光景を見て、その経理部長の見識の高さに感服した。
東芝にも偉い人はいるんだなと、思った。

その当時のことを思い出しつつ、日銀総裁福井くんの言動にあきれてしまった。
見識のなさはこの上ない。

日銀の総裁といえば、身奇麗にしておくものでしょ。
1000万円の利殖のことを考える人間に、総裁になってもらいたくない。
もっとだらしないのは、小泉。
自分が任命したからといって、見識くらい持てよ。
ちゃんとコメントをしろよ。

こんなおじさん達が、トップにいるんでは、国自体が駄目になるわ。

社会保険庁の問題、道路公団の問題、耐震偽造の問題、すべて、見識のなさから出てくる。

少なくとも、人の上に立つ者は清貧であれ。

ワールドカップ日本の初戦に思う

2006-06-14 00:31:31 | Weblog
いよいよ待ちに待ったワールドカップが始まった。
連日2試合の試合を見て楽しんでいる。
昨夜はいよいよ日本の初戦、オーストラリア戦のため、仕事も早々と切り上げ応援のために家に帰った。

FIFAランキングでは日本より格下のオーストラリアだが、練習試合でオランダと戦っているのを見て、私はクロアチアより強いのではないかと思った。
すなわち、予選リーグのブラジル以外の3チームはほぼ力が同じか、日本だけが劣っているのではないかと思っていた。

日本のドイツとの練習試合では2対2で引き分けるほどの力を持っていたが、その後のマルタ戦では試合開始後の得点を守って1対1であった。
なんと不甲斐ない戦いかと疑問に思った。

中田の試合後のコメントは、日本の選手は走っていない!と冷静に分析していた。

オーストラリア戦では前半中村のフリーキックが直接ゴールに入り一点先取したものの、全般的にピリーっとした感じを受けなかった。
何かが起きる予感がズーッとしていた。
キーパーのファインセイブで救われるシーンが何度もあった。

オーストラリアは残り20分でフォワードを追加投入し、攻撃の布陣をしいた。
そのため、当然、カウンターアタックを受けるのは覚悟。相手監督のヒギンズは負けることを覚悟で攻めにいった。
一方、ジーコ監督は、それに対し、小野を投入し、中盤を厚くした。
このことは特に敗戦理由ではなかった。

問題なのは司令塔。
司令塔の中村の問題ではないかと思う。
ゲームを展開する上で、リズムを作るのが司令塔。
実質の司令塔は中田のはずだが、ポジション的には中村が司令塔。
ゲームのリズムを作ることができなかった。

後半の守りに対し、もっと色々な交わし方があったのではなかろうか?
ヨーロッパの強いチームの試合を見ていると、司令塔の存在は大きく。あらゆる局面でボールが集まってくる。そのボール回しで、チームの乱れを立て直す。
試合の緩急をつけるのである。

当然、センターバックの宮本もその立場ではあるが、やはり、司令塔の中村の持つ意味は違う。
その意味では、ブラジルのドゥンガを思い出す。彼は司令塔ではなかったがキャプテンとしての指示をガンガン出していく。
今回のチームではその本来の役目を持つべき中田は司令塔でもなく、キャプテンでもない。
その中田が、チームのメンバーに檄を飛ばしているシーンが何度も見られた。
フォワードの柳沢や駒野に対して。

しかし、その中田が浮いていたのではなかろうか?

今までは、フォワードがいない。攻撃力がないといっていたが、私は本来の意味でリーダーがいない。柱がいないと思う。
だから、試合がピリッとしないのではなかろうか?

昨夜、3点目を入れられ、もう試合を見る気分にはなれなかった。
今日一日、誰とも昨夜の話はしなかった。
みんなも同じ思いをしたのであろう。
強いチームにはやはり、柱を明確にし戦う気分に持っていかなければならない。
その柱が、これから10分ゴールを死守せよと命じたら、我武者羅にその体制を作っていく。

今年の野球のワールドカップを思い出す。
イチローの強い言葉にみんな奮起したではないか。
みんな、一つになれ。
中田の指令で、攻守の切り替えをセよ。

そのためには、中田を名実共に司令塔にして、戦う軍団を作れ。
まだ、希望を捨てるべきではない。

我々日本人は、最後まで応援する。

シンドラーのエレベーター

2006-06-11 15:20:25 | Weblog
シンドラーのエレベーターで高校生が死んだ?
初めは何のことか解らなかった。

私は、過去読んだ本の”シンドラーズ・リスト”を思い出した。
この本は、昔、ナチスの時代にシンドラーという男がいて、何千人ものユダヤ人を救った話である。
もともと、事業家であるシンドラーは、町の著名人。
軍の連中とも親しくしていたが、ナチスのユダヤ人狩りが次第に激しくなり、次第に自分の工場で働いているものだけでも助けてやろうと動き出す。

ドイツから脱出する方策を考える。
平然と当時の資本家面で、日常を暮らし、裏ではユダヤ人を救うことを考えていた。
当時のドイツの戦争を背景にしたこの時期に、自分の全てをかけて、ユダヤ人を救うのである。
シンドラーという名前は、どこの国の人々の名前か知らないが、このエレベーター会社と何らかの関係があるのではないかと推測する。

事故が起きて、まず、本社の最高責任者(CEO)のコメントが、
この事故を起こしたエレベーターはシンドラー社の関連のメンテナンス会社がメンテナンスをやっていなかった、ということ。

このことは驚くべきことである。
会社の責任回避そのものである。
もっと驚きは、この会社の世界でのマーケットシェアーが何と2位だそうである。
日立、東芝、三菱が束になってかかっていっても勝てない相手だそうだ。

なぜ、売れるのかというと価格だそうだ。
日本でも、5,000台近くのシンドラー社製エレベーターが稼動しているから恐ろしい。

このエレベーターは、段差ができたり、扉が閉まらないうちに動くという事故が多発しているという。
こんな話は、町や市の行政には届いていたはず。
どうも、耐震偽造の件と問題の根っこは同じではないかと思う。

民営化という言葉、自己責任という言葉に、行政の無関心、無責任さが露骨に出てきているようでならない。

石原都知事は、記者会見で、シンドラーズ社の無責任さに対し怒っていたが、国民の一人として、行政にどのような調査報告が上がっていて、それをどのように対処してきたかを即刻調べるといって欲しかった。
いやいや、まだまだ、始まったばかり。
この問題に対し、警察だけではなく、行政として報告を国民に明らかにして欲しい。

村上ファンドとは、何だったんだろう?

2006-06-08 12:51:07 | Weblog
数年前に村上ファンドという存在を知り、ふと疑問に思った。
どうして、この男に金を預けるのだろう?といった素朴な疑問。

村上という男は元の通産官僚らしい。
でも、それだけで人は大切な金を預けるのか?
その後、村上がテレビに出始め、彼の話を聞く度に、私の知らない話をしていると思った。
話の歯切れはよく、ポンポン話が飛び出してくる。
それでも、私は信じる相手とは思わなかった。
話が上手すぎると思ったから。
もう一つの理由は、株式の売買で利益を生み出すプロセスが理解できなかったため。

昨年のライブドアがニッポン放送の株式を買うときも、村上が裏にいた。その時には30億円儲けたといっていた。
正直言って、その時は、上手いことするやつがいるものだと感心した。
どうして、そんなに簡単に儲けることができるのか?と羨ましかったし、不思議だった。

ところが、昨年末から阪神株を買い、ついに、表舞台に出てきた。もともと、裏で仕掛けを作ることの上手いやつが、その手法で表舞台に出た途端、そのやり方に大反発を受けてしまった。
早く気がつけばよかったのに、誰も忠告する人間はいなかった。
あるいは、忠告したところで、聞く耳を持たなかったのであろう。

ここからが彼の凋落の始まり。
人を怒らせてしまったのである。
結局、汚い手を使ったことを暴かれることになる。
象徴的なことは、最後のインタビューで、
「私はライブドアの宮内の話を聞いてしまった。そのことで、インサイダー取引と言われれば、その通りなんです。」、と笑いながらしゃべっていた。

私は、なぜ、こうもアッサリと自分の罪を認めたんだろうか?と不思議に思った。
後でわかった話だが、このインサイダー取引の罰則は懲役三年か30万円以下の罰金だそうだ。
ここで、罪を認めて、罰金を払って幕引き。
しかも、自分は村上ファンドから身を引くと言う。

このことは、もっと重大な問題を隠蔽するための仕掛けであった。
すなわち、昨年のライブドアのニッポン放送乗っ取り事件の黒幕は村上自身であって、村上がライブドアにけしかけていったのだ。
これはインサイダー事件どころの話ではない。

過去全てが、ここで洗われ、村上と村上ファンド会社の壊滅的な打撃を恐れていたのであろう。最後の最後まで、仕掛け仕掛けで動いていた。

小学時代の恩師のコメントを聞いて唖然とした。
「この子は頭は良かったが、いいわけも上手かった。」

人の性格や考え方、行動は変わらないものなんだと思った。

何も考えない自分は、良かったのかと少し安心したような気がした。

共謀罪 パート3

2006-06-03 10:39:47 | Weblog
自民党も落ちたもんだ。
政治に、理念を感じることができなくなった。
小泉の影響か?
あるいは、総選挙で圧勝した奢りからか?

この度の共謀罪の件は、いかにもひどすぎる。

背景は、次のサミットで話題になる国際的テロ活動をどう封じ込めるかということに関し、各国はその対策を持ち込むことになっているらしい。
日本も法制かかれたこの共謀罪法を小泉のお土産として持っていかせたいと自民党の幹部は考えたのであろう。

ところが、会期延長はしない。
しかし、共謀罪法案を衆議院通過させるには問題が多すぎる。到底、このままでは時間切れになると判断した自民党は、民主党案丸呑み作戦に出たわけである。

もともと、自民党案は国際的テロ活動防止案を、国内犯罪にも適用させようと考えた。
何か不穏な動きをしている集団を事前にパクってやろうという発想。

しかし、これは自由な言論活動を封じる悪法と、放送局、ジャーナリストが大騒ぎ。そこで、実質的にこの法案は塩漬けされるかに思えた。

最初から欲をかかずに、法案をまとめればよかったのに。
そこで、なんとしても、小泉に最終の美を飾らすために、この法案だけは通したいと思ったのでしょう。
民主党案丸呑みで行こうということになった。

驚いたのは民主党。
本来なら、「いいよ」、とさりげなく言っても良さそうなもの。
しかし、動機が不純。また、もっと悪いのは一旦民主党案を通しておいて、次期国会では修正案を出そうという狙いが見え隠れしている。

これではさすがに、民主党も、「はい、そうですか」、とはいかないでしょう。

本当にここ2~3日の間の動きを見ていると、自民党の末期的発想が手に取るようにわかる。
自民党の崩壊が、すぐそこに見える。

イランとアメリカ

2006-06-01 10:55:58 | Weblog
一昨日、私はイランの友人と国際電話をした。
友人の奥さんが心臓の手術を先月したので、その後の様子を聞くためと、イランのビジネスのため。

すると、友人は電話で、少々興奮気味に、イランの上層部からの話だが、アメリカとイランは握手したという。すでに、欧州の数カ国とは基本合意ができていたが、アメリカとも基本合意ができたという。
私は、半信半疑で聞いていた。

ところが、昨夜のニュースでそのことが発表された。
国交断絶して、28年目にしてようやくたどり着いた道である。
ライス国務長官が、何やら核査察とか、濃縮ウランとか条件付ではあるが、これは素晴らしい決定であると思う。

国交断絶は良くない。
一歩前に進めるには、やはり譲歩が必要。
ブッシュはイラクでは大失態をしたが、イランのこのことは高く評価をしたい。

アメリカのいいところであろう。
色々な角度から外交をやっていると感じる。
それに比べて、日本政府のあの様は?

個人の問題一辺倒で、外交の道を閉ざす小泉。
何もやらない小泉。

日本にいて歯がゆく思う。
これが日本人の限界なのか?
私はそうは思いたくない。

とりあえず、今晩は友人おために乾杯することにした。