すなわち、内閣(行政)の責任を避け、立法府に投げた形。
言い換えると、これを法案化しようというのである。
焦点は、法案でどのように「国の責任」に言及するかに絞られてきた。
政府・与党は、
「薬害解決を遅らせた責任」など、薬害の「結果責任」を明記する方針だが、原告・弁護団側は「薬害被害を発生させた責任」の明記を求めており、調整は難航も予想される。
国民の一人として、意味のあることは、この薬害がどのような原因で、あるいは、決定で起きたのかの原因を追求すべきだと思う。
その上で、再発が起きないようにする法案を起案すべきだと考える。
政府・与党側が「結果責任」にこだわるのは、「国民病」とも言われるB、C型肝炎の感染者が国内に約350万人もいるためだ。薬害の「発生」段階から国が責任を認めると、「補償の対象が際限なく広がり、巨額の補償となる恐れがある」(厚生労働省幹部)との警戒感がある。
これも当然のこと。
しかし、今こそ厚生労働省の仕事のあり方を見直さないと、同様の問題が発生すること間違いない。
費用の捻出は、緊急事態発動で、防衛費を当てればいい。
どっちみち、誰かの懐に入ってしまうお金なのだから。
それにしても、迫力無い首相だと思う。福田は。
あのロシア大統領のプーチンを見ろ。
自分の言葉でハッキリものをいっているではないか。
ブッシュにしても、自分の責任で戦争を始めたではないか!
これは、リーダーの責任の例えであって、戦争を始めたことがいいとは言ってはいない。
福田の個性なさが国力と同じなのかもしれないが。