俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

知らなかった石橋湛山

2007-08-31 02:28:32 | Weblog
戦後は吉田茂首相で幕が開き、自民党の歴代の首相は小物という印象が強い。

ところが、昨日見たNHKの番組で初めて知った。
素晴らしい政治家がいたことを初めて知った。

そこで、改めて調べてみた。

石橋湛山:
1884年9月25日、京都府生まれ。
早稲田大学卒業後の1911年、東洋経済新報社に入社。

支那事変が勃発してから敗戦に至るまで『東洋経済新報』誌上にて、長期戦化を戒める論陣を張った。署名記事を書くことが困難だった多くのリベラリストたち(清沢洌など)にも、同誌は匿名での論説の場を提供した。石橋や匿名執筆者の論調は、常に冷静な分析に基づいており、かつ婉曲・隠微に読者を啓蒙する、といった物であったため、同誌は政府・内務省から常に廃刊の標的にされ、インクや紙の配給を大きく制限されながらも、『改造』や『中央公論』のような、政府によって廃刊される事を免れた。


戦後すぐに日本社会党からも総選挙出馬を誘われたが断り、自由党から総選挙に出馬して落選したが、第1次吉田茂内閣では大蔵大臣として入閣した。

大蔵大臣在任時には、デフレーションを制えるためのインフレーションを進め、傾斜生産(石炭増産の特殊促進)や、復興金融公庫の活用を特徴とする「石橋財政」を推進した。

しかし、戦後補償打ち切り問題、石炭増産問題、進駐軍経費問題などでGHQと対立。
進駐軍経費は賠償費として日本が負担しており、ゴルフ場や邸宅建設、贅沢品等の経費も含んでいて日本の国家予算の3分の1を占めていた。
このあまりの巨額の負担を下げる様、石橋は要求した。
アメリカは諸外国の評判を気にしたことと、以後の統治をスムーズに進行させることを考慮し、日本の負担額を2割削減することにした。
戦勝国アメリカに勇気ある要求をした石橋は、国民から心臓大臣と呼ばれるも、アメリカに嫌われ、1947年にGHQの公職追放令により公職を追放された。
1951年に追放が解除された後は、吉田の政敵であった自由党・鳩山一郎派の幹部として、打倒吉田内閣に動いた。

1954年の第1次鳩山内閣で通商産業大臣に就任した。
石橋は中華人民共和国、ソビエト社会主義共和国連邦との国交回復などを主張し、国民の期待も高かったが、アメリカの猛反発を受ける。
アメリカのダレス国務長官は「中共(中華人民共和国)、ソ連との通商関係促進はアメリカ政府の対日援助計画に支障をきたす」と通告してきた。
このアメリカの強硬姿勢に動揺した鳩山一郎首相に対し、石橋は「アメリカの意向は無視しましょう」と言い放った。1
955年11月、日中輸出入組合の結成を支援し中共との貿易が軌道に乗るようになる。

同年11月15日の保守合同により、鳩山の日本民主党と吉田を継承した緒方竹虎の自由党が合同して、自由民主党が結成され、石橋もこれに入党した。


総理に就任した頃1956年10月19日に日本とソビエト連邦が日ソ共同宣言により国交正常化するも、同年12月、鳩山首相が引退。
これを受けて、アメリカ追従を主張する岸信介が総裁選に立候補、これに対し石橋は、社会主義圏とも国交正常化することを主張、鳩山派の一部を石橋派として率いて立候補した。
総裁選の当初は、岸優位であったが、石井光次郎と二位・三位連合を組んだ。
1回目の投票では岸が一位であったが、決選投票では、石橋派参謀の石田博英の功績もあって、岸に7票差で競り勝って総裁に当選、内閣総理大臣に指名された。
親中派でもある石橋政権の樹立によって日本を反共の砦としたいアメリカのアイゼンハワー大統領は岸を望んでいたために狼狽した。
しかし内閣発足直後に真冬にも関わらず、積極的に有権者の話を聞くべく各地を回ったために、肺炎を起こした上に、脳梗塞の兆候がある事が判明。
「私の政治的良心に従います」として僅2ヶ月で辞職した。石橋はかつて『東洋経済新報』(現・『週刊東洋経済』)において、暴漢に襲われて帝国議会への出席ができなくなった当時の浜口雄幸首相に対して、退陣を勧告する社説を書いたことがあった。
もし国会に出ることができない自分が首相を続投すれば、当時の社説を読んだ読者を騙く事態になる、と考えたのである。
すぐに親米派の岸が総理の座につき、岸は中共を正当な国家と認めず、アメリカに追従したため中共との貿易は断絶。

1959年9月、岸より「同盟国アメリカの意思に反する行為であるため日本政府とは一切関係ないものとする」と言われながらも中共を訪問。
政府の一員ではない石橋は、訪問してから数日はなかなか首脳と会える目処はつかなかったが、交渉に苦労の末、同月17日周恩来首相との会談を実現させた。
冷戦構造を打ち破り、日本がその掛け橋となる日中米ソ平和同盟を主張。この主張は、まだ国連の代表権を持たない中共にとって国際社会への足がかりになるものとして魅力的であり、周はこの提案に同意。周は台湾(中華民国)に武力行使をしないと石橋に約束。
「日本と中国は両国民が手を携えて極東と世界の平和に貢献すべきである」との石橋・周共同声明を発表した。
1960年、中共との貿易が再開した。この声明が後に第1次田中角榮内閣での日中共同声明に繋がったともいわれる。

その後も、少人数ながら石橋派の領袖として影響力を持ち、岸が主導した日米安保条約改定には批判的な態度をとるなど、自民党内鳩派の重鎮として活躍したが、1963年の総選挙で落選し、そのまま政界から退いた。

政界を引退すると、立正大学の学長も務めた。

こんな政治家が今いてほしい。

ぶれない政治家

2007-08-31 02:05:38 | Weblog


壊しや小沢、
頑固な小沢、
と小沢には色々なレッテルが貼られているが、私は”ぶれない小沢”と評価したい。

政治家は、ぶれてはいけない。
政治家は、世の中の流れを見なければならない。
政治家は、人類愛、世界平和観がなければならない。

民主党の小沢は30日、都内のホテルで開いた同党女性地方議員の会合で、
「今度の臨時国会は大きな政治的な転換点になる可能性もある。その結果いかんでは衆院選でみなさんに迷惑をかけるかもしれないが、それは政権への道だ」
と述べた。

小沢は、
「国民サイドに立った法案を参院で可決し、衆院で『さあ、自民、公明両党はどうするんだ』という構図にしていかなければならない。国会(論戦)で国民の新たなる審判をしてもらいたい」、
と述べ、独自の法案を参院に提出することで政府・与党に攻勢をかける考えを示した。

具体的には、
年金保険料流用禁止法案、
政治資金規正法改正案、
イラク復興支援特別措置法廃止法案、
などの提出を検討する考えを示した。

同日、ドイツの首相がやってきた。
アフガニスタンの援助から手を引くなと言いに来たのである。

それでも、”関係ない”

国連を中心とした国際平和にのみ、協力するというスタンスは立派。

頑張れ、小沢。



横綱朝青龍は犯罪人か?

2007-08-29 12:26:00 | Weblog
日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で緊急理事会を開き、「解離性障害」と診断された横綱朝青龍(26)のモンゴル帰国療養を厳しい条件付きで承認した。

期間は“無期限”となる見込み。
朝青龍が帰国中に繁華街に姿を現すだけでも、本人の解雇はもちろん、師匠の高砂親方(元大関朝潮)まで名跡はく奪など、事実上“角界追放”となる厳罰まで下される。

最悪の事態を防ぐため、高砂部屋付き親方が“見張り役”として交代でモンゴル入りして監視することが内定。
朝青龍は高砂親方に付き添われて29日に帰国する。

この日の緊急理事会では、帰国を承認する条件として高砂親方が今後の朝青龍の行動について「全責任を負う」という条件が付けられた。
この瞬間、師弟は重い十字架を背負うことになった。

朝青龍は帰国後、首都ウランバートル近郊の自宅や地方の温泉で心身の治療を受けることになっている。

ところで、今回の問題の核心は何だったのか?
朝青龍の肘の疲労骨折のため、地方巡業に出られないと言いながら、モンゴルでサッカーをやっていたことだけではないか?

これがそれだけ大騒ぎされなければならないか?

日本相撲協会の権威が傷つけられた、と言うだけではないか?

そもそも、日本相撲協会そのものの体質の甘さがあり、朝青龍なくしてはやっていけないという状況を作ってしまったのではないか。

その権威回復のため、朝青龍に対して異常なまでの罰則を加えているのではないか?
繁華街に外出を許さないとは、不思議な結論である。
人の自由を束縛するくらいなら、横綱のタイトルを剥奪の方が解り易い。

横綱に心技体の完全を求めるなら、その資格のないものは横綱にあらず、で降格させればいい。
降格のルールがなければ、そのまま追放でいいではないか?

なぜ、そんなに固執するのか?
国家間の問題?
もし、そんなことを問題にするならば、もう一度、日本相撲協会のルールの見直しをすべき。

どっちつかずの結論のため、端から見ると、変な沙汰と思える。

相撲は単なるスポーツ。
国技でも何でもない。

日本人横綱がいなくて、外人部隊。
もっと、オープンなスタイルで望むべきと思う。


内閣組閣

2007-08-27 11:38:20 | Weblog
安倍改造内閣が27日夜、発足する。
これに先立って安倍晋三首相は同日午前、自民党の幹事長に麻生派会長の麻生太郎外相(66)、総務会長に二階派会長の二階俊博国対委員長(68)、政調会長に無派閥の石原伸晃幹事長代理(50)の起用を決まった。

首相はこの後、臨時閣議で閣僚の辞表を取りまとめ、公明党の太田昭宏代表との党首会談を行った上で、新閣僚を任命する。

首相は改造で、改革路線を継続し、地域活性化に取り組むことができる布陣を整える方針というが、果たしてこれがうまくいくか?

改革路線と地域活性化にはどこか無理があるのでは?

もともと、小泉首相の時代に、”痛みを覚える改革”と銘打って、
スタートさせた改革。
「国民はそれを由としたのだから、当然」と小泉は言うだろう。
しかし、国民はこれほどひどいとは思わなかった。

だから、参院選の自民党大惨敗になったのだ。
そんな国民意識を省みず、安倍第二次内閣が発足する。

この組閣を見て、私は何も期待しない。
なぜなら、組閣前に、安倍は自らの言葉で国民に訴えかけるべきだと思うから。

改革は継続するが、地方及び中小企業、あるいは、高齢者に対しては、赫々の対策を講じるという宣言である。

大臣に誰がなってもかまわない。
なるほど、こういう方針で世の中が進んでいくんだなという予感を感じさせないと。

そういう意味で、安倍内閣には期待は持てないと思う。

同じように感じている自民党議員は沢山いると思うが、
そんな声が出てこないのは、自民党の末期的症状のように思える。

挙党一致と口では言うが、腹の中は全く分からない。


首のすげ替え

2007-08-25 11:53:54 | Weblog
柳沢伯夫厚生労働相は二十四日夜、厚労省で記者会見。

社会保険庁の村瀬清司長官と厚労省の辻哲夫事務次官をいずれも退任させ、後任にそれぞれ元総務省行政管理局長でNHK監事の坂野泰治氏、前内閣府事務次官で日興フィナンシャル・インテリジェンス理事長の江利川毅氏を充てる人事を発表した。

公的年金の記録不備問題をめぐる村瀬、辻両氏の責任を問う、事実上の更迭。

そもそも気に入らないのは柳沢、お前なんだ。

また、この更迭で全部が終わるわけがない。

過去何代かの長官及び関係者は重要参考人として、調査すると言うべきだ。

これだけ馬鹿にされた事件が過去あっただろうか?

この問題を労働省で調査させるべきではない。

超党派で政治家自らが出てきて調査すべき。

また、更迭のタイミングがいかにも遅すぎる。

これが安倍流なんだろう。

残念ながらいい人は必ずしもいい首相にあらず。

安倍がいい人かは、解らないが。

巡査長は口封じで射殺

2007-08-24 16:59:52 | Weblog
警視庁立川署の友野秀和巡査長(40)が飲食店従業員の佐藤陽子さん(32)を射殺後に自殺したとみられる事件について、警視庁は、次のように断定した。

佐藤さんが友野巡査長に送った携帯電話のメールの分析などから、友野巡査長が佐藤さんの留守中に部屋に不法侵入したことが発覚するのを恐れ、口封じのため殺害した、と。

 警察官が執拗(しつよう)なストーカー行為を繰り返し、保身のため一般人を殺害するという極めて悪質な犯行が明。

友野巡査長の携帯電話には昨年11月中旬以降、佐藤さんから届いた約430件のメールが残っていた。

同庁が内容を分析した結果、今年7月下旬以降、
友野巡査長が佐藤さんの私生活を周囲で聞き回ったり、
東京・国分寺市の佐藤さんのアパートを見張ったりしていることを指摘し、
やめるよう懇願する内容が増え、友野巡査長が佐藤さんのアパートに不法侵入したのではと疑うメールもあった。

この件には大きな問題が残る。
巡査長は非番の時でも、銃を携帯できたのか?
銃の管理が杜撰(ずさん)であったのではなかろうか?

警察官がストーカーをやっていたとは怪しからん。
これは、管理不行き届きの何者でもない。
日頃の態度のおかしい警察官には教育的指導をしないのか?

あるいは、警察官として、不適当の処分を与えることが出来ないのか?

会社の場合は、簡単には、問題ある人は顧客には接触させない等の事前防御は取るのが当たり前。

どうも、警察署内部は甘く、一般民衆に対するサービス精神が欠乏しているのではなかろうか?

この現状を打破するには、一人二人の責任者の首を代えたところで、どうなる問題でもない。

ひょっとしたら、警察庁も社会保険庁のようになってはいないだろうか?

三越と伊勢丹の経営統合

2007-08-24 13:02:43 | Weblog
三越と伊勢丹が23日、正式に経営統合で合意した。
社風や企業文化が極端に異なるうえ、負け組と勝ち組の組み合わせ。
もちろん、負け組は三越。

“百貨店衰退”への強い危機感が、予想を覆し、両社を歩み寄らせた。
規模の面では勝ち残りの条件である「売上高1兆円クラブ」。

「プライドばかり高い三越とは統合してもうまくいくはずがない」(伊勢丹)

「勝ち組との意識が強く、利益至上主義の伊勢丹とは合わない」(三越)

これに対し、「業績の低迷が続き、もう後がない」(大手百貨店幹部)との危機感を募らせた三越が統合を強く申し入れたとされる。

私は経済学者や証券アナリストではないから、この合併がどうなろうとあまり関心はない。

関心は三越が、なぜ、負け組になっていったのかである。
調べてみると、都市及び若者に特化した伊勢丹が勝って、全国展開していた三越が負けたということらしい。

すなわち、東京に特化した伊勢丹は利益率がいい。
それ以外の都市は、やはり、衰退しているということに着目すべきである。

政治家はこの問題を見過ごしてはならない。

単なる企業同士の合併問題ととらえるべきではない。

世の中の8割9割が実は負け組。
三越が耐えられなくなったのだから、それよりも小さな企業が持つわけがない。

そこが大問題。

ホームレス作家

2007-08-18 13:11:05 | Weblog
昨夜、テレビでホームレス作家松井計のドキュメンタリーを見た。
ホームレスは誰もが簡単に落ちるものだと彼は言う。

会社倒産でホームレスになっている人は多いと。
人の保証人になったばかりに、自己破産に追いこめられて、ホームレスに。

この松井計は作家で一時期はブイブイといわせた時期もあったと言う。
しかし、出版社の方針で、途端に売れなくなってしまったと。

気がついたら無収入。
借金だけがかさんで、ホームレスに。

しかし、この人の偉いところは、ホームレスになってもこの二つは決してやるまいと。
一つは、残飯は絶対に手を出さない。
もう一つは、路上では寝ない、と。

どんなにひもじくても、残飯あさりはやらなかったと。
この人の収入は、古本屋で面白い本を買い、それを少しでも高く、他の古本屋に売って得たという。

彼は、もともと古本屋家業をやっていたから、それも可能だったのであろう。

ある日、初老のホームレスに会って話したのがきっかけ。
その初老は、会社の経営者で倒産してしまってホームレス。
その話を聞いて、世の中の冷たい仕組みと人の目の冷たさを肌で感じたと言う。

そこで、自分はこの現実を赤裸々に書こうと決意したのだ。
そこで、ホームレスの世界から舞い戻ることができた。

人は、ぼんやりと社会を見ているが、自分がその立場になってみて初めて、その現実の凄さが見えてくる。

松井計のこの本は面白いと思う。
早速どこかの古本屋で探してこようと思っている。

シグナル パート2

2007-08-18 12:02:44 | Weblog
昨夜は変な夜だった。
会社を出たのが7時前。
妻を助手席に乗せて帰る。
途中、スーパーアピタに寄って買い物をして帰る。

我々のマンションについて最後のコーナーを回る時、
誰かが、車の後ろをたたいた。
「トントントン」、と。

車をバックで駐車場に入れるとき、妻が”ストップ”の合図を送るときに、
たたく音である。

私は、直ぐに隣に座っている妻に、
「今の音は何?」、と聞いた。
すると妻は、
「確かに、誰かがたたいたよね。木の枝に当たったのじゃあないよね。」、
返って来た。

私は、少し、変な気がしてきた。
丁度、その音がする直ぐ前に私は、娘のことを考えていた。
娘は6時前に、ラクロスの練習が終わり、先に家に帰っていると言っていたから、
そのことが少し気になっていたから。

我々は、変な思いで、家の扉を空けた。
家には娘が普通の状態でいた。
私は、安堵した。

しかし、先ほどの音は何だろうか?

そのうち、台所にいた妻が、
「お父さん、焼き鳥をそちらに持って行った?」
「いいや、持ってこないぞ、どうしたのか?」
「確かに、焼き鳥を二つの袋に入れ、しかも、それを別々の袋に入れたのははっきり覚えていたのに、一つが見つからないの。」
20分くらい探していたが、どうしても見つからないので、
「お父さん、車の中に落としてきてないかしら?」、
と言ってきた。
「ひょっとしたら、さっきの音のしたところに落ちていたとしたら怖いよね。」、
と冗談まがいのことを言った。

私は、車を見に行った。
外は、ポツポツと雨が降り始めた。
車まで1分もしない。
その時には、もう少し雨が強くなり始め、生暖かい風を感じた。
車のドアを開けて中を見たが、別に落ちていなかった。
座席の下をのぞいても何もない。

私は、その足で、先ほど「トントントン」と音のした曲がり角のところに行って見た。
角には、確かに大きな木があったが、枝を伐採していて、車に当たる枝など出ていない。
私は、周りの地面をよく調べたが、何も落ちてはいない。

音が、車の中でした可能性はない。何もつんでいなかったから。

私は思う。

焼き鳥が欲しかったのかもしれない、と。

シグナル パート2

2007-08-18 12:02:42 | Weblog
昨夜は変な夜だった。
会社を出たのが7時前。
妻を助手席に乗せて帰る。
途中、スーパーアピタに寄って買い物をして帰る。

我々のマンションについて最後のコーナーを回る時、
誰かが、車の後ろをたたいた。
「トントントン」、と。

車をバックで駐車場に入れるとき、妻が”ストップ”の合図を送るときに、
たたく音である。

私は、直ぐに隣に座っている妻に、
「今の音は何?」、と聞いた。
すると妻は、
「確かに、誰かがたたいたよね。木の枝に当たったのじゃあないよね。」、
返って来た。

私は、少し、変な気がしてきた。
丁度、その音がする直ぐ前に私は、娘のことを考えていた。
娘は6時前に、ラクロスの練習が終わり、先に家に帰っていると言っていたから、
そのことが少し気になっていたから。

我々は、変な思いで、家の扉を空けた。
家には娘が普通の状態でいた。
私は、安堵した。

しかし、先ほどの音は何だろうか?

そのうち、台所にいた妻が、
「お父さん、焼き鳥をそちらに持って行った?」
「いいや、持ってこないぞ、どうしたのか?」
「確かに、焼き鳥を二つの袋に入れ、しかも、それを別々の袋に入れたのははっきり覚えていたのに、一つが見つからないの。」
20分くらい探していたが、どうしても見つからないので、
「お父さん、車の中に落としてきてないかしら?」、
と言ってきた。
「ひょっとしたら、さっきの音のしたところに落ちていたとしたら怖いよね。」、
と冗談まがいのことを言った。

私は、車を見に行った。
外は、ポツポツと雨が降り始めた。
車まで1分もしない。
その時には、もう少し雨が強くなり始め、生暖かい風を感じた。
車のドアを開けて中を見たが、別に落ちていなかった。
座席の下をのぞいても何もない。

私は、その足で、先ほど「トントントン」と音のした曲がり角のところに行って見た。
角には、確かに大きな木があったが、枝を伐採していて、車に当たる枝など出ていない。
私は、周りの地面をよく調べたが、何も落ちてはいない。

音が、車の中でした可能性はない。何もつんでいなかったから。

私は思う。

焼き鳥が欲しかったのかもしれない、と。

賞味期限の延長は行政の管理怠慢

2007-08-17 14:24:06 | Weblog
北海道の観光土産「白い恋人」に賞味期限の改ざんが見つかった問題で、製造・販売する石屋製菓(札幌市)が社内で「4カ月」と決めていた賞味期限を、自己都合で最大「6カ月」まで延長していた実態が明らかになった。

賞味期限の延長は、いったん消費者に示した期限を書き換える改ざんとは異なり、直ちに違法行為ではないが、立ち入り検査をした札幌市保健所は「6カ月の根拠は科学的に不十分だ」と指摘する。


記者会見する石屋製菓の石水勲社長は、通常は4カ月が賞味期限。
繁盛期や在庫が膨らんだ場合は5~6カ月――。
製造元の石屋製菓ではこの10年間、「白い恋人」の包装に印字する賞味期限が、都合によって延長されてきた。
こうした作業が、石水勲社長の了承のもとで日常的に行われていたことが、社長自らの会見で明らかになった。

会見によると、賞味期限の延長は、96年に包装パッケージを一新してからずっと続けていたという。
石水社長は16日の記者会見で、「消費者は新しいものを求めるから」と話したと言う。

ここまで言うこの社長は賞味期限の意味が全く解っていない。
また、法律で何を規制しているのかも解ってはいない。

これに対し、札幌市保健所は、
「賞味期限は、消費者に(食物を)安全に提供できる根拠」とし、期限が統一されていないことは消費者にとって「わかりにくい」と指摘。
最大6カ月に延長していることについては「科学的根拠として不十分だ」との見解を示した。

この言葉も見逃すわけには行かない。
行政は何をもって賞味期限を設定しているのか明確にしていない。

問題となった改ざんや菌検出の背景には、こうした期限延長などに見られる消費者軽視の姿勢があった。
社長や統括部長(57)の会見によると、改ざんなどの経緯は次のようになる――。

4月24日、発売30周年の記念包装で売れ残った「白い恋人」4476箱を前に、統括部長は、
「大丈夫だろう」と決意した。
包装紙を張り替え、1カ月先の賞味期限を打って再出荷するやり方だった。
しかし、社長には報告されなかった。

6月27日、自社の定期検査でアイスキャンディーから大腸菌群が出た。
その後の保健所の調査では破棄した商品4トンのうち8割以上から検出される深刻な事態だった。
7月28日にはバウムクーヘンからも黄色ブドウ球菌を検出した。

6月下旬、同社のホームページあてに、賞味期限の改ざんを告発する匿名のメールが届いた。
7月には大腸菌群の検出を告発するメールも届いた。
いずれも社内からと見られるが、報告を受けた統括部長は自分の胸にしまい込んだ。

8月9日、匿名の告発が、札幌市保健所にもたらされた。
翌日から立ち入り検査が入り、機材の不備を指摘された。
同社は新聞広告で公表したが、賞味期限改ざんや食中毒菌のことは隠し続けた。

この問題は統括部長の問題で終わらせてはならない。
全てが社長の指示である。

しかし、私はこの問題を一社の問題としてはならないと考える。
行政の監督責任を明らかにすべき。
行政は監督をしていないのなら、いざ知らず、自分達はおざなりのチェックで済ませていたのだろう。
このことが大問題。

行政はこのことで謝罪に一つでもしろ。

小池百合子防衛相(55)がバトル

2007-08-16 18:05:00 | Weblog
小池百合子防衛相(55)が防衛省の事務次官人事をめぐり、おおもめ。

トラブルとなっている次官交代人事構想について15日、
「私は何ら手順的に間違えていない」
などと強く正当性を強調した。

守屋武昌次官(62)を退任させ、警察庁出身の西川徹矢官房長(60)を後任とすると言う。

女だてらに、よくやっていると拍手を贈ってやりたいが、そもそもこの女、好きではない。
表情が嫌い。
片山さつきと同じくらい嫌なやつ。

人事構想について守屋氏は
「事前に聞いてない」と猛反発。
しかし、小池氏は構想が報じられる前日6日夜に守屋氏の携帯電話に2度連絡したが応答がなく、返答は7日朝になってから-と暴露。

「他の件でも返事が翌朝ということがこれまでもあった。これは危機管理上どうか」。強烈なイヤミを放った。

「役所の意思決定を明確にするのは大臣の役割」とも強調。

記者から「そもそもなぜ次官交代が必要か?」と問われると、
「ハアァ?」と激怒をあらわにした。

守屋氏は次官在任が4年を超えているし、イージス艦情報流出など情報漏洩が続出した問題もあり、変えようとしているのだ。

しかし、そんな事、関係ない。
ただシャクに障るのであろう。

これに手続き面からカミ付いたのが塩崎氏。
「事前の報告がない」などと小池氏を批判した。
小池氏の首相補佐官時代から塩崎氏とは安全保障政策などをめぐりしばしば対立し、もともと犬猿の仲といわれている。

お前等、もっと、検挙になれ!! 

何が白い恋人か!

2007-08-16 17:50:39 | Weblog
お粗末極まりないこの始末。

北海道の土産として知られる石屋製菓(札幌市)は菓子「白い恋人」の賞味期限改ざんをしていた。

白い恋人は年間2億枚を販売し、同社の売上高の約75%を占めていたと言う。

私も、何度か食べたことがある。

石屋製菓の石水勲社長は15日会見し、改ざんは製造部門を担当していた役員と課長が協議して決めていたことを明らかにした。
16日から19日までの4日間、製造ラインを停止し点検することも発表した。観光地として人気の「白い恋人パーク」も休業すると言う。

また、この社長の話によると、今までが順風満帆で来ていて、自分達は増徴していたと言う。

つい今年の初め、同じ北海道でミーとホープが牛肉の代わりに豚肉や他の肉を混ぜて、会社が倒産したばかりではないか!

余程この社長は、管理意識が乏しいと思える。

札幌市と北海道は15日、石屋製菓の本社工場(札幌市西区)を食品衛生法などに基づき合同で立ち入り検査した。

市は、大腸菌群が検出されたアイスクリーム「ミルキーロッキー」や、黄色ブドウ球菌が検出されたバウムクーヘンの製造ラインを点検すると言うのを聞いて、
賞味期限だけの問題ではなかったのか!
と驚くやら、腹立たしいやら。

今までに口にしたあの菓子の中は不衛生だったのかと思うと、
ゲッとする。

”シグナル”を読んで

2007-08-15 14:35:36 | Weblog
お盆だからというわけではない。
たまたま、知り合いの方に紹介され、読んでみようと思っていた。
読み進んでいくが、淡々と書いてあり、恐怖などというものがなく、
予想とは反していた。

これから読む方のために、ストーリーを書くつもりはない。

しかし、読んでいるうちに、自然に、そんなこともあるのかな?と
思うようになる。

ひょっとしたら、今まで自分が感じたことも、シグナルだったのかと思う。
霊界からは、特に親しかった方から、何らかのシグナルが送られていると言う。

ぞくっとすること、
ふとある人を思い出すと、その人から電話があったり、
なぜか、嫌な予感がしてみたり、
そんな場合は、守護霊(Guardian Angel)からのシグナルだと言う。

我々、現世に生きている者には、分からないが、全ての者は神の偉大な目的の一部として生かされていると言う。
たとえ、それが楽しいことも、苦しいことも、全てが神の目的のためには、意味のあることだと言う。
だから、一生懸命に生きなければならないと言う。

苦しいときも、希望を持って生きなさいと、諭す。

この本を読んで、なぜか、勇気が湧いてきた。

私にも守護霊がいて、守ってくれているのかと。

私は、もう少し感度を高めて、シグナルを感じてみたいと思うようになった。

お盆には私の守護霊に手を合わせてみようと思う。

真夜中の検問

2007-08-14 12:38:41 | Weblog
先週、8月11日土曜日の深夜、正しくは日曜の朝0時半、娘を長津田駅に迎えに行った。
車で、家に帰る途中、スーパーアピタの前まで来ると、一人の警察官が、いつものライトを横に振って止まれと言う。
私が止まると、ゆっくり近づいて来て、
「飲酒検問中です。息を吹きかけてください。」、と言う。

私は指示に従い、息を吐いた。すると、
「ありがとうございました。お気をつけて。」と言って、私の車から離れていった。

私は変だなと、思った。
なぜ、検問に一人しかいないのか?
なぜ、周りにパトカーや白バイがないのか?
制服は青く、何か交通警察のものとは思えなかった。
しかも、土曜日の深夜。
こんな検問があるのだろうか?

思えば思うほど怖くなった。
万が一、その場で「降りろ」と言われたら、
私は、どうすればよかったのだろうか。
車には娘がいたし。

警察の検問はやはり、明確に、誰の目にも分かるように”警察による検問中”と
書いたものを置いて置くべきだと考える。

そうでなければ、無視することが出来るようにしないと、マンマと犯罪者の罠にはまることになる。

今の世の中、いろいろな形で模倣犯が発生する。
模倣犯に対抗できるための、対策を警察は考えて、市民に予防として知らせるべきだと思う。

ところで、私が遭遇したこの検問はやはり模倣犯だったのでしょうか?