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俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

無責任なるかな小泉

2009-06-30 10:28:47 | Weblog
自民党の小泉純一郎元首相は29日夜、都内の日本料理店で、平成17年の郵政選挙で当選した「小泉チルドレン」23人と会談したという。

小泉氏は、
「こんなに厳しい選挙は過去に例がないんじゃないか。民主主義でこれだけ自民党中心の政権が続いたことは異例なことで、野党になることがあってもいい。来年7月の参院選のころにはまた選挙があるよ」
と言ったと言う。

事実は事実だが、この男の言葉には情を感じられぬ。
自分が首相のとき、彼をしたってきた議員である。
しかし、立場が変わると、平気でこんなことを言う。
言われた小泉チルドレンはどんな気持ちで聞いただろうか?
親分がこんな人間とは!と思ったであろう。

チルドレンの地元を応援に回ることも約束したが、横須賀市長選での敗北を挙げ、自虐的に
「おれが応援しても、地元で市長が落ちるくらいだからあまり応援にならないかもしれないな」
と付け加えた。

正直といえば正直、しかし、私には無責任さの方が許せない。

これで、国民を奈落のそこに突き落としたのだ。
セーフティネットの用意もせずに。

小泉純一郎元首相の神通力がなくなった

2009-06-29 10:09:53 | Weblog
任期満了に伴う横須賀市長選が28日、投開票され、
自民、民主、公明の与野党各党が相乗りで支援、再選を目指した現職の蒲谷亮一氏(64)が、
元市議の新人吉田雄人氏(33)に、4481票差で敗れる波乱が起きた。

横須賀は小泉純一郎元首相(67)の地元で「小泉王国」と呼ばれ、強固な保守基盤を持つ。
小泉氏が、告示日を含めて応援に入ったにもかかわらず、
「小泉系候補」が新人に敗れた。

敗因の原因は、いくつか考えられる。
1)与野党相乗りへの批判
2)麻生内閣に対する逆風
3)「世襲批判」を受けた小泉
4)「脱・官僚」「チェンジ」を掲げた新人の吉田候補

この選挙戦で、馬鹿なことが2つ。
まず民主党である。
なぜ、自民党との相乗りをしたのか?
選挙分析が甘い。

もう一つは、小泉。
彼の化けの皮がはがれたのだ。
自己責任の名の下に、改革を断行。
そのために、国民は苦汁をなめている。
セーフティネットも作らないままに、自分は任期満了と辞めて言ってしまった。
それ以後は知らぬ存ぜぬの姿勢。
最も、この男が失態を露呈したのは、次男を自分の後継として次期総選挙に立候補させるというのだ。
世襲議員が問題になっているこの時期に、我が子だけはお願いしますと、単なる親父根性を出してしまった。

あんた!それはないぞ!と横須賀市民はNOを突きつけたのだ。

松本サリン事件から15年経った

2009-06-28 10:31:42 | Weblog
1994年6月27日の夕方から翌日6月28日の早朝にかけて、長野県松本市北深志の住宅街に、化学兵器として使用される神経ガスのサリンが散布され、7人が死亡、660人が負傷した。

警察は、
サリン被害者でもある第一通報者の河野義行を重要参考人とし、
6月28日に家宅捜索を行い薬品類など数点を押収した。
その後も連日にわたる取り調べを行った。
この際当時松本簡易裁判所所属であった判事松丸伸一郎が捜査令状を発行しているが、本来過失罪で請求するところを殺人未遂として発行していた。

また、マスコミは、
一部の専門家が「農薬からサリンを合成することなど不可能」と指摘していたにもかかわらず、
オウム真理教が真犯人であると判明するまでの半年以上もの間、
警察発表を無批判に垂れ流したり、
河野が救急隊員に
「除草剤をつくろうとして調合に失敗して煙を出した」
と話したとする警察からのリークに基づく虚偽の情報を流すなど、
あたかも河野が真犯人であるかのように印象付ける報道を続けた。

当時、TBSで放送していたNEWS23のメインキャスターである筑紫哲也が、
松本サリン事件特集後の多事争論において
「火のないところに煙は立たない」
と書いたことからもマスコミの印象操作報道の様がうかがえる。

『週刊新潮』は、
「毒ガス事件発生源の怪奇家系図」と題した記事で河野家の家系図を掲載した。

地下鉄サリン事件後も河野は週刊新潮のみ刑事告訴を検討していたが、謝罪文掲載の約束により取り下げた。現在も河野は「週刊新潮だけは最後まで謝罪すらしなかった」と語っている。このことは一部宗教団体などにより攻撃材料として利用されているにもかかわらず、河野との約束は現在もなお守られていない。

翌1995年3月に地下鉄サリン事件が発生し、ほどなく目黒公証人役場事務長拉致監禁致死事件でオウム真理教に対する強制捜査が実施された。

その過程でオウム真理教幹部は、松本サリン事件がオウム真理教の犯行であることを自供した。

実は、1994年9月頃、『松本サリン事件に関する一考察』という怪文書が、マスコミや警察関係者を中心に出回っていたのだ。
この文書は冒頭で「サリン事件は、オウムである」と言及するなど、一連の犯行がオウム真理教の犯行であることを示唆したものであった。

にもかかわらず、河野さんが最後まで疑われ、家族までが世間から冷たい視線で見られる生活を強いられた。
被害者でありながら、犯人に仕立てられた河野さんの思いはいかばかりか?

一昨日、初めてテレビ番組で、全容が報道された。
卑劣な警察と、報道の無責任さを改めて知った。

それにしても、河野さん一家に改めて敬意を払いたい。

私にとって、実は松本サリン事件は、単なる一つの事件でしかなかったが、この春から娘が松本のこの地域に住み始めたため、何度か、この町を訪れた。
そのため、なぜか、この事件は私にも関係なくなったような気がする。

イランという国

2009-06-27 11:26:15 | Weblog
私がイランを訪問したのは今から15年位前。

実は病院建設プロジェクトがあり、病院機材売り込みのための打ち合わせに行った。

保健省の傘下にある会社を訪問し、打ち合わせをするものの、結論がなかなか出てこない。

すなわち、すべての権限はそこのトップが握っており、その下にいるのは報告するのみ。

何時間打ち合わせをしても、暖簾に腕押しといった感じ。

午後3時になると、会議の途中でも、一時中断。

お祈りの時間と、休憩である。

ところがある日、その時間になったら、異様な雰囲気になった。
すなわち、空気が変わったのだ。
休憩の時間でいつもは、リラックスしてお茶の時間になるのだが、
その日は、大勢の人間がかごにぶどうやイチゴなどの果物を入れて持ってきた。
不思議なことに、その中にはキュウリが入っていた。

すると、そこに、おもむろにそこのトップが入ってきたのだ。
後で聞いてみると、どうも僧侶らしい。

1979年ホーメイニ氏がイランのトップに戻ってからは、完全に坊さんの世界になったのだ。

テレビでも3チャンネルが映っていたが、すべて坊さんの講義ばかり。

イランの人々は、そんな番組など見ることはない。

イスラエルあたりから、西洋のビデオが配達されるので、家庭でそれを見ている。

坊主の世界では享楽は許さないのだ。

だから、町には若者たちが楽しむ場所がない。

週末には若者は、ラジカセを持って山に入り、そこでワイワイやっているという。

話は、先ほどの果物を食べる話に戻る。

ほとんどのイラン人トップはキューリをとって食べていた。

そこで、特に何を話すでもない。
我々客人に対し、低調に挨拶をしてくれるでもない。

キューリを食べ終わると、さっさと戻っていった。

こんな風に、トップにいるこの坊さんたちは、ビジネスをやっている感覚など何もない。

今日本で言う官僚無用論なるものが出ているが、この坊さんの存在は、無用もいいところ。

こんな社会がもう30年も続いている。

坊主の都合のいい社会のため、坊主の言うことを聞く人間を大統領にしたいのだ。

だから、選挙違反など当然のこと。

そんなことを若者はみんな知っている。
だから、その体制打破を目指している。

多分イランの今の体制は壊れるであろう。

また、壊れなければならない。

富める者はいつまでも裕福で、貧しいものはずーっと貧しいのだ。

皮肉なことに、その貧しいものは、坊主の言葉におすがりしている。

すでに多くの若者の死が伝えられているが、暗い闇から抜け出すための代償かもしれない。

何とか、民衆の勝利を祈る。

平塚八兵衛

2009-06-26 10:11:28 | Weblog
テレビ朝日で先週、「刑事一代」を見た。
久々に、面白いドラマを見た。

平塚八兵衛を演じた渡辺謙の凄さも感じた。
小原役の萩原もよかった。

ところで、平塚八兵衛だが、この人の生き様が凄い。
単に犯人探しではなく、その人間性を追及しようとしている。

なぜ、犯人の小原が自白しないのか?
尋問をはぐらかし、ある真実だけを隠そうとする。
その背景を探ろうとしている。

誘拐事件の全容から、犯人の持つ心理を追いかけている。
だからこそ、小原のちらりと漏らした言葉にも気づいたのだ。

我々は、どうも、この姿勢を忘れているような気がする。

人の住む世界に、「なぜ」という意識が乏しいような気がする。

忙しいから、組織集団だからという理由で、個人の持つ「なぜ」の意識が失われてしまっている。

人の心の奥底を見るためには、この問いかけを何度もしなければならない。

心理だけではなく、すべてのことにことの心理を追求するのは、この姿勢しかない。

地方分権実現を旗頭に

2009-06-25 10:18:28 | Weblog
古賀誠選対委員長が東国原氏に次期衆院選の立候補を求めた。

別のこのことが悪いわけでもない。
しかし、この要請に、2つの条件を出した。
一つは、自分が自民党総裁候補になること、
もう一つは、地方と国の対等な関係を目指す全国知事会のマニフェストをそのまま自民党のマニフェストとして採用すること。

前者は、まさに断りのための冗談としか思えない。

実は、後者の方が彼の本音と思った。
しかし、その後の記者会見で、両方ともまじめに条件を出したと言う。

ちょっと耳を疑った。
自民党総裁候補に何の意味があるのか?
自分しか世の中が変えられないとでも思っているのか?
それは傲慢な考え。
あれだけ、宮崎を宣伝し、活気付けたのに、この言葉ですべてを失ってしまったような気がする。

まだ、県知事として一期も終えていないのに、もう国政にスタンスを変えようとしているとしか思えない。

懸命な男なら、地方分権実現を旗頭に出て行くだろう。
その場合は、自民でも民主でもどちらでもいい。

地方を活性させることなら、すべての人がOKを出すであろう。

党首になるのはその後の話。ちょっと順序が逆だと思う。

今からでも遅くない。

もう一度、自分のスタンスを国民のみんなに示せ。


母子加算

2009-06-24 12:36:00 | Weblog
自己責任という言葉を小泉元首相が持ち出した。

多くの国民は、それが当たり前と考えた。
当然、一部の人は、それをは大問題だと訴えた。
中小企業をつぶす気か!
弱者切捨てか!

しかし、自民党の傲慢さと、小泉の小気味良い言葉の響きで、
その流れができてしまった。

骨太方針2006とやらで、どんどん加速していった。

予想通り、中小企業の倒産が続出。
商店も閉じていき、シャッター通りが全国に広がっていった。

この流れは単に中小企業の倒産にとどまらず、大企業もつぶれていった。

そんな中、アメリカ発の大不況が押し寄せる。

そこで、派遣社員の契約破棄、正社員でもリストラが始まった。

大手企業も、社員にアルバイトをすることを認めるようになってきた。

ボーナスの出ない企業が大半。
そうなると、住宅ローンの返済ができなくなる。
子供の塾や、私学に行かせる余裕などなくなる。

そこで、主婦がパートに出るようになる。

そんな中で、貧しい人たちや高齢者はますます働くところが奪われていく。

もう生活保護の世話にならなければ生きてはいけない。

また、母子家庭の悲惨さは想像を絶する。
たった20年前までは、好景気に浮かれていた日本。

そんな背景で、2200億円の社会福祉予算をカットするという。
そのため、今までもらえていた母子家庭支援のための母子加算がカットされてしまう。

再三、テレビでこの問題を取り上げたせいか、急に自民党議員の中で、この社会福祉費をカットするのはまかりならんと叫び始めた。
その声が強くなり、麻生内閣はこの問題を認めなければならなくなった。

しかし、よくよく考えてみたら、社会福祉費2200億円のカットを阻止したのは、弱者救済という名目ではあるが、実のところ選挙対策の何ものでもない。

悲しいことだ。

本当に国民のことを考える政治家などどこにもいない。

すべて自分のこと。

このことが実に悲しい。

小泉元首相が持ち出した自己責任だが、今では誰も口にしない。
小泉自身が口にしないのだから。

自民の政策でこのような日本を作った自民党の自己責任を今取るべきだ。

「見切り販売」を不当に制限していたセブン-イレブン

2009-06-22 17:38:23 | Weblog
コンビニエンスストア最大手「セブン-イレブンジャパン」の本部が、
フランチャイズ(FC)契約を結んだ加盟店に対し、
販売期限の近い弁当やおにぎりを値引き販売する「見切り販売」を不当に制限していたとして、
公正取引委員会は22日、独占禁止法違反(優越的地位の乱用)で、違反行為の取りやめと
再発防止を求める排除措置命令を出した。
***** 私の怒り *****
テレビで、コンビニの親父さんたちが、賞味期限切れの弁当を半額で売り出した。
当然、売れ行きはよい。
しかし、セブンイレブンとしては、商品の品質維持のため、値引きを許さないという姿勢に出た。

当然、反発する店は契約破棄の通告をする。

そんな時に、公取委が出てきた。
結果は、セブンイレブンの負けである。

賞味期限が切れる数時間前から半額の売出しを始めることがどこが悪い。
もし、セブンイレブンがそこまで言うなら、そのお店から買い戻せよ。
破棄すると、すべて店の損になるのは怪しからん話し。

もう一つは、資源を無駄に捨てるなよ。

まだ食べられるものなら、みんなに食べてもらえよ。

セブンイレブンの考え方は、どこか、地球に優しくない。

脳死と心臓移植

2009-06-19 08:33:23 | Weblog
臓器移植法改正が昨日衆議院で可決された。
年齢を問わず、臓器移植の場合、脳死を死とする法案である。

それ以外の場合は心臓停止が死であるという変な法律である。

この法律は、あくまで心臓の移植手術ができるようにしたというもの。

しかし、このような中途半端な定義では将来問題が起きることは必至。

どんどん、脳死者は臓器移植に利用される状況になる。

医者から、脳死ですよと言われたら、否が応でも首を縦に振ってしまう人が多いだろう。

心臓移植を待っている人には朗報かもしれないが、軽々にこの法律を短兵急に実施すべきではない。

もっと、いろいろ国民の間で議論を起こし、死についての認識を徹底すべきこと。

国会議員の思惑だけで進めるべきではない。

昨夜、東大の医者が、この法律改正はいろいろな問題を含んでいるから、危険であると言う。

何が問題かいろいろテーブルの上において検討すべき問題。

急ぐことこそ、大問題である。

脳死と心臓移植

2009-06-19 08:33:23 | Weblog
臓器移植法改正が昨日衆議院で可決された。
年齢を問わず、臓器移植の場合、脳死を死とする法案である。

それ以外の場合は心臓停止が死であるという変な法律である。

この法律は、あくまで心臓の移植手術ができるようにしたというもの。

しかし、このような中途半端な定義では将来問題が起きることは必至。

どんどん、脳死者は臓器移植に利用される状況になる。

医者から、脳死ですよと言われたら、否が応でも首を縦に振ってしまう人が多いだろう。

心臓移植を待っている人には朗報かもしれないが、軽々にこの法律を短兵急に実施すべきではない。

もっと、いろいろ国民の間で議論を起こし、死についての認識を徹底すべきこと。

国会議員の思惑だけで進めるべきではない。

昨夜、東大の医者が、この法律改正はいろいろな問題を含んでいるから、危険であると言う。

何が問題かいろいろテーブルの上において検討すべき問題。

急ぐことこそ、大問題である。

党首討論、第2ラウンド

2009-06-18 10:11:46 | Weblog
麻生太郎首相と鳩山由紀夫民主党代表による党首討論の第2ラウンドが行われた。

まず、日本郵政の社長人事について、
首相の判断のブレや遅れを指摘し、
「総理の器としていかがなものか」
とただした。
それに対し、首相の答えは、
総務省による業務改善命令などの手続きのレベルだと、逃げを打った。

医師不足や救急医療の問題にについて、
「命の問題をどうとらえるのか」と問われると、
首相は、
「いずれにしても財源が要る。税の抜本改革をやらせてもらいたい」
と答えた。
すると、鳩山代表から
「人の命より財源の方が大事なのか」と皮肉を言われた。

討論の最後、首相は安全保障問題を持ち出し、
鳩山代表に、安全保障の問題は、この程度の問題と認識しているのかと突っ込まれた。

聞いている限りでは、問題意識レベルが違うように思える。
大きな視野で問題をとらえ、何が重要かを判断できるかが重要な話。

何を間違えて、自民党は麻生を首相に担ぎ出したか知らないが、リーダーの資質がないだけでなく、哲学もない。
しょうがない。
漫画大好き人間だから、哲学的な話はちょっと苦手なのかもしれない。


鳩山邦夫氏を更迭した理由

2009-06-17 10:50:30 | Weblog
麻生太郎首相は16日、総務相だった鳩山邦夫氏を更迭した理由について
「政府が100%株主でも、上場を目指している民間会社が決めた話に、後から政府が介入するのは慎重の上にも慎重であるべきだ。決まった後から色々言うのは、政府の不当介入というような誤解を招きかねない。これが今回の話を決めた決定のもとだ」
と説明した。

西川氏交代を認める首相の手紙を受け取っていたとの鳩山氏の証言に関しては、
「民間会社に関する件の内容を全部見せることが果たして正しいことなのか。個人との間に出された手紙やら文書やらが安易に外に出す方がおかしい」
と不快感を示した。

***** 私の不快 *****
麻生は記者会見で、鳩山邦夫氏を更迭した理由を述べた。

しかし、こんな理由を今頃言うのか?
初めは、「混乱を生じているかのような印象を与えたから・・・」
が理由ではなかったか?

また、首相が鳩山氏に当てて出した手紙を見せるのはいかがなものか、といっているが、お前が態度を急に豹変させたからではないか!

態度を豹変させたなら、その旨、鳩山氏に謝り、説得すべきではなかったか。
それもせず、一方的に西川支持に回ったため、辞意を表明したのではないか。

鳩山氏の立場では、「麻生に踊らされ、終いには切られた」と思っているに違いない。

今朝、二人の評論化が鳩山氏のことを責めた。
このような書簡を出すべきではなかった、と。
状況が変われば、政治の世界はどんどん変わるのだから、と。

私は思う。
誠意こそが大事。
たとえ、状況が変わろうと、誠意を見せなければならない。
そのことを無視したら、政治家ではない。
今回の話、麻生に誠意がなかったことが原因。
鳩山氏は、相当腹が立っているのであろう。
ならば、離党しろ。

自民党にいて、麻生を責めたところで、コップの中の嵐。

腹が立ったら、そのことを堂々と訴えろ。
中途半端だけはやめろ。

国会議員の紹介がある『議員案件』

2009-06-16 10:26:31 | Weblog
障害者団体向け割引制度が悪用された郵便不正事件で、
障害者団体「凜(りん)の会」(解散)に対し、
偽の証明書を作成したとされる厚生労働省障害保健福祉部企画課係長、上村(かみむら)勉容疑者(39)が、
企画課長だった厚労省雇用均等・児童家庭局長、村木厚子容疑者(53)に、
「障害者団体としての実体がない」
と報告していたことが関係者への取材で分かった。

04年4月に着任した上村容疑者は前任者から凜の会の証明書発行について、
「国会議員の紹介がある『議員案件』だが、申請書類が全く提出されておらず、福祉団体としての実体があるかどうか不明」
と引き継ぎを受けたという。

その後、凜の会側は、証明書発行を上村容疑者に催促。
「議員案件」だったため、上村容疑者は村木容疑者に指示を仰いだ。
その際、会員に障害者がおらず、名簿や約款など申請に必要な書類がなく、実体もないと報告したという。
村木容疑者は逮捕前の取材に、
「上村容疑者に不正の指示をしたことはない」
と否定している。

***** 悲しい立場 *****
キャリア官僚の厚労省雇用均等・児童家庭局長である村木厚子も、政治家からの圧力には勝てず、法律を犯してしまった。

自民党政治が長い間続いたため、政治と官僚が癒着してしまった。
他の部署でも同じことが起きているだろう。
政権交代が重要だというのも、改めて認識をする。

会社生活でも、出世する奴はいる。
上司からいろいろ嫌なことを頼まれる。
それをうまくこなした奴が出世する。
手を汚さない奴にはチャンスがやって来ない。
そのチャンスが欲しいため、自ら進んでやる奴もいる。

私の狭い経験でも、そんな奴がいた。
汚れ仕事を引き受けることに生きがいを感じ、上司との強いパイプを自慢する奴。
そいつらの最後は、やはり、廃人同様となる。

民間も官僚も同じもの。
昇進昇格というにんじんをぶら下げられると、人は弱い。

人は悲しいもの。
しかし、実は昇進昇格など人生においてはそれほど重要ではないと認識すること。

絶対に法に触れてはならない。

郵便料金割引制度の悪用事件

2009-06-15 12:57:47 | Weblog
 障害者団体向け郵便料金割引制度の悪用事件で、大阪地検特捜部は15日午前、制度利用に必要な団体の証明書偽造に関与したとして厚生労働省の家宅捜索を始めた。

村木容疑者は,
「団体のことも証明書のことも知らない」
などと容疑を否認しているという。

舛添要一厚生労働相は15日、厚労省内で記者会見し、
「事件内容についてのコメントは差し控えるが、捜査結果などを踏まえ、厳正に対処したい」と述べた。

***** 厚生省に怒り *****
またまた厚生省。
この事件に局長が関与していたことで、さらに組織ぐるみでやっていたことが明白。

自民党の族議員が絡んでいることも容易に推測できる。

郵便料金120円かかるところを8円で送れるといううまい話。

こんな方法で政治資金稼ぎをしていたのかと、かんぐりたくなる話。

それにしても、キャリアとして出世したこの女性も、組織の中では仕方なかったのか?
それとも率先して行ったのか。

人生、そんなにうまい話はないということか?

鳩山総務相を更迭

2009-06-13 10:15:47 | Weblog
麻生太郎首相は12日、日本郵政の西川善文社長の取締役再任を拒んでいた鳩山邦夫総務相を事実上、更迭した。

すなわち、西川氏は続投する方向だ。

首相は更迭した理由について、
「郵政事業は国民の財産だ。政府と郵政会社との間に混乱を生じたような印象を与えたことは甚だ遺憾で、早急に解決されてしかるべきだと思った」
と述べた。

麻生のレベルの低さをまたまた、認識した。
今回の問題で、麻生が初めからハッキリとした考え方を、総務大臣や財務大臣などの関連した人に明確に示していなかったから、こうなったのではないか?

もっと、重要な視点が欠けている。
もともと、麻生は郵政民営化問題は反対の姿勢ではなかったのか?
すなわち、民営化のシンボル的存在のの西川氏は変えたくて仕方なかったのではないか。

小泉および中川のやったことを白紙に戻したかったのではないか?
その尖兵として動いた鳩山を切ったのは、今の選挙前で、党内分裂を避けたかったのではないか。
結局この麻生には義がないのだ。
状況に応じて、仲間を切ることが平気なのだ。

自分の思想などないのだ。

鳩山は、”かんぽの宿”問題で西川の責任を問うた。
西川は一介の社長にしか過ぎない。
それがこのような抵抗をしたのは、後ろに小泉がいたからだ。
それじゃあ、小泉はこの”かんぽの宿”問題の責任を誰に取らせばよかったのか?

どうも、今回の問題は政局がらみ、選挙がらみ、党分裂がらみで、
本質的な問題をすべて隠蔽してしまっている。

だから国民には判りづらいものに見える。

しかし、このことで鳩山の離党は明白となろう。
すなわち、自民党分裂は必死の状態。
どこまで、分裂するかの問題に変わってくるであろう。

当然このことで、民主党もゆれ始めるであろう。