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俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

ジョンベネちゃんの殺人犯逮捕

2006-08-18 12:33:11 | Weblog

米コロラド州で1996年、ジョンベネ・ラムジちゃん=当時(6)=が自宅で絞殺された。
この事件で、タイ捜査当局は17日、バンコク市内で元教師の米国人、ジョン・マーク・カー容疑者(41)を計画殺人などの容疑で逮捕した。

カー容疑者がコロラド州の地元住民と交わしたオンライン通信が逮捕の端緒になったという。

こんなニュースが突然飛び込んできた。
大変な驚きである。

ジョンベネちゃんは、当時「リトル・ミス・コロラド」「アメリカのロワイヤル・ミス」などのコンテストを総なめにした美少女だった。さらに、父親のジョンさんはコンピューターソフト事業で財を成した富豪で、母親のパッツィーさんは元「ミス・ウェストバージニア」。興味の対象としては格好の家族だった。

日本でも色々雑誌で取り上げられ、家族の誰が殺したのか?と話題にしていた。

犯人の侵入の跡が確認できなかったことなどから、
両親は事件発生直後から殺害犯としての嫌疑をかけられた。
「ジョンベネちゃんの成功にパッツィーさんが嫉妬(しっと)したのでは」
といった憶測まで乱れ飛ぶ中、捜査当局までが両親について「疑惑の中にある」と述べ、予断を強めるのを手伝った。

当局は両親の事情聴取も行ったが、2人は一貫して無実を主張。
1999年、大陪審は証拠不十分として起訴を断念していた。

カー容疑者の逮捕を受け、米メディアは、
「ラムジ一家は絶えず警察と大衆の疑惑の目にさらされてきた」(USA TODAY)
「当初から疑惑の焦点は父母に向けられていたが、2人は確固として無実を主張し続けた」(ABCテレビ)などと、
一転して遺族への同情や称賛を込めた報道姿勢に変化している。

ジョンさんは2004年、ミシガン州議会選に立候補し落選。
パッツィーさんは今年6月、がんのため49歳で亡くなった。
だがジョンさんは、地元テレビの16日のインタビューで、不幸の連続だったこの10年を振り返りつつも、「比べるまでもなく一番辛かったのは、子供をなくしたことだ」と語った。

これと同様の問題は長野県のサリン事件でサリンをまいた男として、河野さんが取り上げられ、大騒ぎをしたことがある。

犯人の見当がつかなかったことと、犯人探しの興味半分で、ついつい疑惑が家族に向けられたのだ。

怖い話である。
マスコミの問題だけでなく、市民の問題でもある。
色々な形で犠牲者が出てくる。
幸いにして、犯人が捕まったからいいものの、かけられた罪で二重苦をなめなければならない家族は泣くになけない話である。

マスコミは所詮他人事。
次のテーマは、悲劇の家族で雑誌を売っていくのであろう。
もう、お前等、このことでこの家族に近づくな。
ただひたすら、謝罪文を書き続けろ。
いかに、自分達が家族を追いかけ、悩み続けたことを。

そのとき、初めてマスコミの両親を評価しよう。

洋の東西を問わず、これが現実。

私も、当時、話題にしていたことを反省したい。

誠に申し訳ありませんでした。

 

 

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