日本ユニセフ協会(東京)は23日までに、「税金で作られた裏金での寄付は筋違いで迷惑」と岐阜県に抗議し、全額を返還する意向を伝えた。
この記事を読んで、私は、またまた、唖然とした。
これまでの県の調査で、職場などに保管されていた裏金のうち約1900万円が、ユニセフや県出資の財団法人「愛のともしび基金」などに寄付されたことが判明している。
自分達の裏金作りの行為を正当化するため、あるいは、免罪を狙い、寄付行為で逃げようとしたのがみえみえ。
姑息な手段をとるものかと、またまた驚いた。
ユニセフへは現金書留や封筒に入れて偽名で送られたほか、職員の個人名義の口座から自動振り込みされていたケースもあり、少なくとも約70万円に上るという。
ユニセフは「裏金の処理に困っての募金というのは、趣旨に賛同しての募金とは意味が違う。明確になった分は全額を返金する」と話している。
このユニセフの態度は立派だと思う。
それに引き換え、岐阜県庁はどうしようもない。
裏金作りは言語道断だが、それをこんな形で隠蔽しようと考えること、また、それで上手く県民をだませると思っていることが許せない。
腐りきった県庁にはメスを入れなければならない。
全県庁はもとの自民党の衆議院議員だった。この男が、この裏金作りは昔からあったことは承知していたとインタビューでしゃべっていたときには驚いた。
斉藤道三の国は姑息な県民の国かと笑われますよ、このままでは。