猫田ジャレの 『 天然!にゃー語 』

~ 見ネコ聞くネコ言うネコの とびきり天然な日常 ~

Friends on Ice 2013 . 8/25(昼公演) 新横浜スケートセンター

2013年08月29日 | フィギュア(高橋大輔等)


荒川静香とその仲間たちで繰り広げられるフィギュアスケート・アイスショー
「フレンズ・オン・アイス 2013」に行って来ました。

以前から気になるショーだったが、大人気のため中々チケットが取れなかったため、
昨年初めて見ることができ、その美しさ、華麗さ、そして楽しさに大変感動したのですが、
第8回目となる今年は、昨年よりも一段と進化した感じで、
昨年以上に素晴らしかったと思います。


写真上は、フレンズ・オン・アイス2013出場メンバー全員( ペア二組、14人 )の、仲のよさそうな集合写真。

プログラムとこの写真をセットで買うと合計で500円引きになるという企画、確か昨年もやっていた気がするが、
今年は2年目の参加だし、せっかくだから、記念に買ってみた。 

写真下は、入場の際にチラシなどと一緒に渡されたもので、FOIのロゴ入りの 「リストバンド」。
後で使うので装着するかお手元に、との場内アナウンスがあったので、早速手に付けておくと・・・

これがまぁーーー、びっくり。  

たぶん、操作する大元でスイッチを入れると反応する仕組みなのだろう、 

場内が暗転してオープニングの時とか、絶妙のタイミングで、皆のリストバンドが何もしないのに、場内一斉にキラキラと光るのだ。 
          

おもにはピンク色で、中には緑色のもちらほら、その光景たるや、まさに圧巻。
リンク天井に設置されたミラーボールがくるくると回りながら、魔法の国のようにまばゆい五色の光が放たれる様と相まって、

まるで夢の中にいるみたいな心地になった。    

オープニングやフィナーレだけでなく、要所要所でリストバンド・ライトがかかったが、
美しいというだけでなく、観客を巻き込んでなおかついい気分にさせ、感動を呼び起こすという、素晴らしい演出だと思った。 



荒川静香さんのお友達なので、 
出場メンバーは現役選手は引退されている “大人な方” が多いのだが (もちろん、どなたも、世界各国のメダリストばかりで、レベルも相当クラスであるが)、
そこがまた、大人にしか出せない色気や人生の重みを含んだ魅せる演技で、  

我々、もっと大人な(笑) 世代をも満足させる優雅さがある。  


 特に、長野五輪優勝のイリヤ・クーリック(露)、
ソルトレイクシティー五輪4位で長く日本男子フィギュア界をけん引してきた本田武史、
元祖 “氷上のプリンス” こと田村岳人(やまと)らの演技は群を抜いており、いまだ健在な姿に圧倒、魅了される。  

中でも、94年世界選手権優勝の経験を持ち、現在米にてコーチや振付師などで活躍中の佐藤有香 (ご両親は小塚崇彦や浅田真央のコーチとしても知られる佐藤信夫・久美子夫妻) と、
カルガリー五輪出場で現在解説者などで活躍中の八木沼純子、
そして荒川静香との、初めてこの3人で挑戦したというグループナンバーは、
大人の色香と優雅を極め、だれを見ていいか困るほどの、うっとりするほどの美しさであった。
3人同デザインで色違いの衣裳も素敵であった。    


同じように、イリヤクーリック、高橋大輔、田村岳人とのグループナンバーも、コミカルで楽しい仕立てになってはいたが、イケメンの大物揃いという夢のようなコラボで、やはりどこを見ていいか戸惑うくらいのカッコ良さ、ゼイタクすぎるナンバーである。 


そして小塚崇彦の新プロ披露や、安藤美姫ももちろんよかったし、 

女王荒川静香の凛とした美しさ、流れるような気品、優雅なさまには胸がすくわれるようで、
彼女の代名詞イナヴァウアーは、何度見ても本当に惚れ惚れする。  

( 他にそれらしいものをやる選手は度々いるが、彼女ほど深く優雅に反れる人は一人もおらず、だったら無理にやらなくてもなぁーと思う私であるが、いかがなものか。 
ビールマンスピンをやれる選手でもイナヴァウアーが上手でない点を見ると、あれをやるには体の柔軟性とは別の何かが必要なのかもしれませんね。 )



 が、なんといっても群を抜いていたのは、  

今シーズンSP 『愛の賛歌』 を、古澤巌のヴァイオリンの調べに乗って、美しいラベンダー色の衣装を身にまとい、優雅に舞いきった鈴木明子と、

同じく今シーズンSP 『 バイオリンのためのソナチネ 』 を初披露した高橋大輔であろう。

両者とも、この時期としては抜群の仕上がりで、会場を圧巻。  

割れんばかりの拍手と、場内満場のスタンディング・オベーションを引き起こした。    


特に高橋大輔は、曲の激しさ、美しさ、切なさを見事に体現し、ゾクゾクするほどの世界観をかもしだす。

やはり生で見ると、その空気のひりひりとした緊張までをも伝わってきて、
あまりの素晴らしさに、思わず涙が出そうになった。

義手のヴァイオリニストである少女にささげられたというこの曲は、
CDを買ってみたが、全編を通して、大変すばらしい曲であった。

やはり、高橋大輔の演技には、魂をすくうような、人を惹きつけてやまないものがある。  

この調子で、FPとともに4回転の精度を上げ、技術面を高めていけば、今後が充分期待できるであろう。   


10月5日、ジャパン・オープンから火蓋を切るオリンピック・シーズンは、
早、ひと月ほどに迫っている。



 他に、オリンピック・シーズンを控えているからか、「オリンピック・メドレー」 と称して、
OP参加経験選手の全員が、自身の代表的な(出場時の)オリンピックナンバーを、場内の電光掲示板にて、開催年と開催場所を示しつつ披露してくれたのは、その時の感動を呼び起こさせ、とてもよかった。


荒川さんは、もちろん、日本中を興奮と感動の渦に巻き込んだ、あの、名プログラム 『トゥーラン・ドット』 を、当時の衣装のまま(この、青いコスチューム、大好き )、もちろんイナヴァウアー付きで披露してくれたし、 

アッコちゃんは 『ウエストサイド・ストーリー』 のあの、表情が一変して場内を巻き込むサビの部分と、 

大ちゃんは、世界に衝撃を与えた 『eye』 冒頭の 氷が割れるかのようなジャン、という音を含む、いいところの抜粋。

この3つは、本当に名プログラムだなぁと、いつ見ても惚れ惚れする。 

何だか得をしたような気分になった。 



恒例、休憩 (製氷) 時間前の、荒川さんの愛犬ティラミスちゃん (ミニチュアダックスで皆さん周知の人気者) も登場する、チケットの半券 (座席番号) を利用した抽選でのプレゼントコーナーなど、楽しい企画もはさみつつ、

感動のフィナーレ。  


選手全員が登場して華やかに踊りまくり、最後には手を振りながら何度もリンクを回ってくれるエンディングは、本当に楽しくて幸せいっぱいの気分にさせてくれる。 
          



こうして、昨年以上の素晴らしさと大盛り上がりで幕を閉じたフレンズ・オン・アイスであったが・・・

主催者に事前に問い合わせていた終了時間が、だいたい2時間から2時間半、ということで余裕だな、と思っていたのだが、

12時半に始まって終わったときに時計を見たら、なんと3時半であった。 


実はFOIを間に挟んで、24日と25日の夜に、タカミーのファイナル・ソロコンサートが同じ横浜のパシフィコ国立大ホールで行われていて、
終了後に、その日夜のコンサートに行くことになっていたのだが、
前日は夜6時開演だったのだが、その日は5時開演と早まっていた。 


さぁーーーたいへん。    

しんよこから会場のみなとみらいまで直接行くのなら、ちょうどいい時間くらいなのだが、
困ったことに、コンサート用の?荷物その他は、最近の風習として最低限のものしか持ち歩きたくないためゆえに、連泊予定の某駅(残念ながらみなとみらいではありません)近くのホテルに置いてある。 


FOI、楽しかった。素晴らしかった。  
これだけ時間が伸びたということは、盛り上がったんだよね。  

うれしい。 

うれしいけど、じ、時間が・・・ 
うわぁ~ん、遅刻したら、どーしよぉ。    


半泣き? になりながら、スケートセンターから駅までの道のりは早足、
しんよこの駅前、構内に入ると、ひたすら走るネコタであった。
       


つづく・・・



今回は氷上の席じゃないから大丈夫かも、 と自分に言い聞かせつつ、荷物の関係上持って来れなかった掛ける物や羽織るものだったが、
最初は冷房みたいで気持ちよかった室温が、途中のコンビニで買ったホッカイロを腰に貼ってはみたものの、しだいに夏服一枚ではあまりの寒さに耐えきれなくなってきて、 
会場で何とかゲットできた、フリースのひざ掛け。 


過去の観戦経験から寒さは十分わかっていたことであるから、用意してくれば済んだものに対して2000円の出費をするのはかなり悔やまれたが、
スケート少女のイラスト付きポケットに本体が収納できる仕組みで、便利かつ、可愛い。  
これからのフィギュア観戦に活躍してくれそうで、いい買い物をしたと、今ではちょっと喜んでいる。  

購入した理由も、いい思い出に?   ほんとか?(笑)

( 実はね、AOI見に行ったときは氷上よりかなり遠い席だったのに、ダウンジャケットとダウンのひざ掛けを持参して、ちょぃ暑すぎて失敗した、という経験も踏まえているのだが、今回は、その中間くらいに位置する席だったことや、たぶん、ダウンは氷上席のみで、他の席では、薄い羽織物や掛けるもので十分だが、絶対の必需品であると、今回の教訓にしました。 )



荒川静香さんのイナヴァウアー・スタイル・シルエットとハートがデザインされたFOIのロゴ・マークが表紙に施された、本公演の美しいプログラム。


拡大すると、こんな感じです。




 そうそう、アッコちゃんのブログに、帯広合宿から参加したFOIのことが書かれていて、
楽しい写真や、メンバーや荒川静香さんへの感謝の言葉とともに、
「 観にきてくださった方々もフレンズです! 」 
って書いてくれてありました。

きゃー、ウレシイな。 
そんなこと言ってもらって、いいのかしら? カンゲキ!! 

アッコちゃん、どうもありがとう。