ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

調布飛行場&JAXA

2023-04-14 20:35:36 | 宇宙

調布飛行場には以前から行きたいと思っていたのですが、なかなか機会がなかったのです。

最近宇宙づいている私としては、調布飛行場はもとより、すぐそばにあるJAXAの飛行場分室に行ってみたい、せめて門だけでも見てみたい、と思ってました。

そしたら、同じく飛行機や乗り物大好きなエッセイクラブの仲間が一緒に行ってくれるというので、訪ねることにしたというわけです。

調布飛行場は京王線と西武多摩川線に挟まれた三角地帯に位置し、周囲には三鷹天文台や東京外語大、国際基督教大学、味の素スタジアム等があります。

飛行場の広々とした空間は本当に気持ちよくて開放的な気分になります。

おまけに雲一つない晴天。絶好の飛行機日和!

大沢コミュニティセンターでバスを降りて15分ほど桜並木を歩くと調布飛行場に到着です。

少し手前から、離陸する飛行機のエンジン音や小型飛行機の機影が見えたりして、もう興奮マックス状態。

世の中で一番好きな場所はどこか、と聞かれたら、私は映画館飛行場と答える、と以前書いたことがあるけど、それに加えて今はJAXAも入るかも。

JAXA飛行場分室は、調布飛行場と道路をはさんで反対側にありますが、一般公開はしていないので、ぐるりと周囲をまわり込んで正門まで歩いていき、写真を撮ってきました。

中を歩いている職員たちは、ムッタやヒビトたちの仲間なんだわ、と思うと、これまた興奮マックス。

ロケットとかロケット発射台とか、実物を見てみたいなあ!

いい歳して、飛行機だのロケットだのに興奮するのもちょっと恥ずかしいかも、と思いつつも、

好きなものは好きなんだからしょうがない。

この歳にしてようやく、自分は本当は何が好きだったのかに気づき始めている、

という気がするのですよ(遅いよ)

宇宙や星が好きなのは、若い頃から変わらないけど、飛行機やロケットもとなると、やっぱり「スター・ウォーズ」の影響かしら。それとも元々宇宙が好きだったから「スター・ウォーズ」にハマったのか。鶏と卵みたいにどっちが先かわからないけど。

昔、祖母が、赤ん坊だった私が泣き出すと決まって近所の踏切に連れて行き、電車を見せたそうです。すると私はピタリと泣き止んだのだとか。電車が好きで泣き止んだのか、轟音にびっくりして泣き止んだのかは不明ですが、祖母は「あんたは昔から電車が大好きだった」と言ってました。ほんまかいな。

というわけで、この歳にして相も変わらず動くもの飛ぶものが大好きな私であります。

来年は桜が満開の頃にまた来よう、そしてJAXAの一般公開に応募して見学しよう、と思っています。

そして、もちろん調布飛行場から小型機に乗って、伊豆七島にも行こう!

何しろ、神津島には絶好の星空スポットがあるらしいので。

「カノープスが見られることも!」と神津島のパンフレットに書いてあります。

りゅうこつ座のカノープスは南の水平線ぎりぎりのところに見える星で、シリウスに並ぶ明るい星ですが、東京近辺ではなかなか見れません。中国ではこれを見ると長生きできると言われているそうです。

そうだ、神津島にカノープスを見に行こう!

《追記》
なお、木星氷衛星探査計画「JUICE」の打ち上げも昨日予定されていましたが延期になったようですね。これは日本じゃないけどJAXAも関わっているようです。

 

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はやぶさ-HAYABUSA-

2023-04-12 09:09:16 | 宇宙

実は、はやぶさ関連の映画は4種類もあるようです。

①はやぶさ HAYABUSA BACK TO THE EARTH■
 監督・シナリオ・絵コンテ/上坂浩光 劇場版は角川映画配給
 

②はやぶさーHAYABUSA
 監督/堤幸彦 20世紀FOX配給
 竹内結子 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2012-03-07

③はやぶさ 遥かなる帰還
 監督/瀧本智行 原作/山根一眞『探査機はやぶさの大冒険』 東映配給 
 渡辺謙 TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 2012-08-1

④おかえり、はやぶさ 
 監督/本木克英 松竹配給 藤原竜也 松竹 2012-08-02

前回③の「はやぶさ 遥かなる帰還」について書きましたが、その後②の「はやぶさ-HAYABUSA-」も見ました。

こっちの方が「・・遥かなる帰還」よりずっと面白かった。

竹内結子主演で、事実に基づいて制作されたのはもとより、登場人物やエピソードの配置も「・・遥かなる帰還」より詳しく、かつコミカルに描かれていて、はやぶさ関連の映画を見るなら、こっちをお勧めします。

管制室の空気や現場の雰囲気は、おそらくこっちの方が実際に近いのではないかと思います(想像ですが)。

ともかく、いずれも10年以上前の作品で、こんな映画があったことすら知らずに10年以上の月日を過ごしてきたのかと思うと、なんか人生ずいぶん無駄にしたなあ、とちょっと残念。

まあ、今から宇宙飛行士になるのはどう考えても無理なのですが、せめて宇宙や天体のことをもう少し詳しく知りたいと思って、本など買い込んでいます。

遅すぎじゃない?(73歳やで)

いやいや、何事も遅すぎるということはない、と私は思っているので。

人生の残り時間を精一杯楽しもうと思っています。

あとは一緒に星空観測できる仲間がいるといいなあ~~

そういえば昔行ったなあ。天体観測。半世紀以上前のことでよく覚えてないけど、キャンプが楽しかったことだけ覚えています。

④の「おかえり、はやぶさ」も観てみようと思います。

 

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「はやぶさ 遥かなる帰還」

2023-04-09 09:47:47 | 宇宙

はやぶさが地球に帰還した当時、かなり話題になったのですが、映画まで出来てたんですね。

「はやぶさ 遥かなる帰還」(東映 2011年)

Huluにあったので見てみました。

この映画、2時間16分と長尺なので途中でちょっと疲れるのだけど、はやぶさの全行程を知ってから見ると、

感慨深いものがあります。

特に、はやぶさがぼろぼろになりながら、ようやくイトカワの岩石サンプル入りのカプセルを地球に届けた後、本体は燃え尽きてしまうのですが、その直前にコントロールセンターに地球の写真を送ってきます。

地球が半分だけ写った写真を。

ああ、はやぶさは地球に帰りたかったんだろうなあ、と思うともうぼろぼろ泣けてね。

(実際はこの動画にあるように、管制室からはやぶさに指示を出して最後に地球の写真を撮らせた、ということのようですが、はやぶさの意思も感じられます)

はやぶさのプロジェクトを率いる山口という科学者(渡辺謙)を中心に、プロジェクトチームの面々(江口洋介、吉岡秀隆他)が登場しますが、いずれも実在するモデルがいるそうです。

もちろん、はやぶさの打ち上げから地球帰還までの行程も丹念に描かれているので、これを見るとはやぶさ(初号機)がどんな経緯を経て、地球にイトカワの岩石サンプルを届けたかがよくわかります。

最後は満身創痍の状態でやっと地球に帰還したようです。

それから、はやぶさについて取材する朝日新聞の記者(夏川結衣)と彼女の父親が経営している町工場(山崎努)の風景などを交互に挟みながら進む、言ってみればロードムービーのような映画です。

2003年、内之浦宇宙空間観測所からはやぶさが打ち上げられたとき、アメリカのNASAの職員が訪ねてくるシーンがありますが、センター内の椅子はボロボロで、NASAの職員が顔を見合わせます。

「私たちはNASAの十分の一の予算で、今回のプロジェクトを運用しています」とスタッフが言います。

また別のシーンでは、

「ロケットの失敗のたびに予算が削られる」とも言っています。

これはたぶん今もあまり変わらないのではないかと思います。

先日のH3ロケットの打ち上げ失敗で、もしかすると予算が削られるのかもしれない。そうならないことを願うばかりですが。

宇宙にかける想いというのは人類共通で、日本だろうとアメリカだろうと中国だろうと、実際にロケットや衛星などに携わっている人たちの基本的な想い(なぜその職業についたのかという根本的なところ)は、そう変わらない気がするのですが、どうなんだろうか。

はやぶさが帰還してから早13年が過ぎました。はやぶさの宇宙滞在は7年にも及びました(2003年~2010年)。

現在、「はやぶさ」の後継機である「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから 5,4gほどの砂粒の回収に成功し、今ふたたび別の小惑星に向かって順調に飛行を続けています。

「ロケット開発に失敗はない」という台詞も出てきます。

「糸川博士は失敗とは言わずに『成果』と言った」

「宇宙兄弟」でムッタが「失敗を知って乗り越えたものなら、それはいいものだ」と言ったように、技術開発というのは失敗の連続で、その積み重ねの上に宇宙へ飛び立つ技術が生まれてくるのですから。

私たちは今この時代ではなく、次の世代、その次の世代を見据えて、長い目で宇宙開発を応援していきたいと思っています。

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”How much time do you have?”

2023-04-05 11:33:35 | 映画

「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章」

「マリー・ゴールドホテルで会いましょう」と共に私の大好きな映画ですが、

この中で、ジュディ・デンチ扮するところのイヴリンが、

同じホテルに滞在しているダグラス(ビル・ナイ)から交際を求められ、迷っていた時に、インド人のスタッフからいわれる言葉がこれです(ちなみにイヴリンは79歳です!)。

”How much time do you have?”

この言葉は全てのシニアに突き刺さりますね。たとえ交際を求められていなくても。

あとどれくらい時間があるのだろうか・・

20年かもしれないし(もっとかも)、10年かもしれないし、1年かもしれない。

もちろん、若いからといって安心はできません。

誰もが明日死ぬかもしれない、そういう時間の中で私たちは生きています。

それでも、70歳を超えたあたりからこれはかなりシビアな問題となってきます。

お財布の中のコインを数えて、あと何が買えるだろうか、と考える心境です。

こんなに残っているのだから、何でも買えるわ、と思うか、もうこれしかないから何も買えないわ、と思うかは、その人次第。

たとえ残りのコインが少なくても、買えるものは必ずあるはずだし、何も買わなくても楽しむことは十分できる、と思うと、毎日が違ってきますね。

問題を抱えている人は、残りの人生を問題解決のために当てなくちゃいけないと思っているかもしれないけど、

問題なんていつだってあるのだから、放っておけばいいのです。

一つ解決してもまた次の問題が起きてくる。

問題に目を向けている限りは、問題は永遠になくならない。

井上陽水「夢の中へ」にこういう歌詞がありますね。

 「探しものは何ですか、見つけにくいものですか・・

 それより僕と踊りませんか?」

探し物に時間を費やすより、誰かとダンスをするほうが楽しいじゃないの。

人生はダンスするためにあるのだから。

4月になり、新しい年度がスタートしました。

今年は(今年も)楽しいこと、いっぱい見つけようっと。

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