「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章」
は「マリー・ゴールドホテルで会いましょう」と共に私の大好きな映画ですが、
この中で、ジュディ・デンチ扮するところのイヴリンが、
同じホテルに滞在しているダグラス(ビル・ナイ)から交際を求められ、迷っていた時に、インド人のスタッフからいわれる言葉がこれです(ちなみにイヴリンは79歳です!)。
”How much time do you have?”
この言葉は全てのシニアに突き刺さりますね。たとえ交際を求められていなくても。
あとどれくらい時間があるのだろうか・・
20年かもしれないし(もっとかも)、10年かもしれないし、1年かもしれない。
もちろん、若いからといって安心はできません。
誰もが明日死ぬかもしれない、そういう時間の中で私たちは生きています。
それでも、70歳を超えたあたりからこれはかなりシビアな問題となってきます。
お財布の中のコインを数えて、あと何が買えるだろうか、と考える心境です。
こんなに残っているのだから、何でも買えるわ、と思うか、もうこれしかないから何も買えないわ、と思うかは、その人次第。
たとえ残りのコインが少なくても、買えるものは必ずあるはずだし、何も買わなくても楽しむことは十分できる、と思うと、毎日が違ってきますね。
問題を抱えている人は、残りの人生を問題解決のために当てなくちゃいけないと思っているかもしれないけど、
問題なんていつだってあるのだから、放っておけばいいのです。
一つ解決してもまた次の問題が起きてくる。
問題に目を向けている限りは、問題は永遠になくならない。
井上陽水の「夢の中へ」にこういう歌詞がありますね。
「探しものは何ですか、見つけにくいものですか・・
それより僕と踊りませんか?」
探し物に時間を費やすより、誰かとダンスをするほうが楽しいじゃないの。
人生はダンスするためにあるのだから。
4月になり、新しい年度がスタートしました。
今年は(今年も)楽しいこと、いっぱい見つけようっと。
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