暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

ロビンとマリアン Robin and Marian

2013年03月14日 22時49分05秒 | 洋画>★★
1976年/英・米/リチャード・レスター監督/ショーン・コネリー オードリー・ヘップバーン ロバート・ショウ ニコル・ウィリアムソン リチャード・ハリス
2013年3月11日 テレ東午後のロードショー

【あらすじ】
リチャード王(ハリス)の十字軍遠征に従属していたロビン・フッド(コネリー)とリトル・ジョン(ウィリアムソン)だが、王の死により英国へ帰還する。20年ぶりにシャーウッドへ戻った二人を待ち受けていたのは、かつての仲間ウィル(デンホルム・エリオット) とタック(ロニー・バーカー)と、ロビンを英雄と讃える民間伝承歌だった。そしてロビンはずっとほっぽらかしにしていた恋人マリアン(ヘップバーン)と都合良くヨリを戻すべく、彼女を訪ねる。
ところが彼女は、尼さん<マザー・ジャネット>となって修道院長を務めていた。折も折、ノッティンガム代官(ショウ)が彼女を国外退去にするため逮捕に来た。ロビンはマリアンを助けるが、マリアン以外の修道女たちが捕えらてしまう。これはいかんとノッティンガムへ助けに出かけ、大立ち回りを繰り広げたロビン&リトル・ジョン。村人たちは伝説のロビン・フッド再来に大興奮!ロビンが潜伏するシャーウッドのアジトに、反乱の手伝いをしようと大乗り気で押しかけた。
さてロビンこんちくしょうめとジョン王をそそのかした代官は、軍勢を借りてロビンと対決することに。こうなりゃ一対一の決闘だと年甲斐もなく発奮するロビンだが、寄る年波には勝てず。代官はやっつけることができたが、自身も重傷を負ってしまう。マリアンとリトル・ジョンによって修道院に担ぎ込まれたが、どうやら助かる見込みはない模様。さてはてロビンとマリアンの最期や如何に…???


数々の伝説を残した暴れん坊義賊ロビン・フッドの、最後のやんちゃぶりを描く。
日本人にとってはイマイチ馴染みが薄いだろう、英国の英雄ロビン・フッド。こっちの感覚でいうと、清水の次郎長みたいなもんかなあ。劇中でも既に<ロビン・フッドの歌>が歌われ(バラッドというそうな)、生前から民衆に愛されていた模様。何度となく映像化もされてきたろうが、生憎私の記憶には「ロビンフッドのタイツ男」くらいしか当てはまるものがない。
その代わりといってはなんだが、何か月か前にロビン・フッドの概要を記した本を読んで知識だけはなんとか獲得していた。その本には、今作のことも紹介されていたよ。
今作を観戦してのロビン・フッドの印象は、<大人になりきれていないガキ大将>ってとこ。ロビンは20年の間に、数々の女たちにお手付きしていたものと思われる。ショーン・コネリーだし。ところがマリアンはただロビン一人に操を捧げ、他の男と家庭を築くことを拒否して出家している。そんなところへのこのこと現れ、都合良く復縁しちゃったりするんだな。ロビン・フッドだから許されるんだろうが、普通の男なら一発で玉砕だろ。マリアンが簡単に許しちゃうところが、なんか納得いかない。
終盤リトル・ジョンが、マリアンへの想いをちょろっと漏らす。リトル・ジョンええ奴や~!!!

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2 コメント

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ショーン・コネリーとロバート・ショウ (ジェームズ・ドボン)
2013-04-27 05:40:11
http://www2.himitsukichi.info/up/movie/1367007970.jpg

「007ロシアより愛をこめて」の時は緊迫した迫力満点の闘いやったけど、この映画ではマッタリやな。特にコネリーが随分年食って動きが鈍くなったし。二人の身長差とショウの目が随分澄んどるのも驚いたで。

http://www2.himitsukichi.info/up/movie/1367008128.gif

ヘップバーンはこの時47歳。熟しきって腐りかけた頃やな。

http://www2.himitsukichi.info/up/movie/1367008370.jpg

リチャード・ハリスは主役よりも準主役ぐらいがちょうどええ名優やね。

>ボストン以降、ゴール付近の警備員もにわか的に増えたもよう。ジェームス兄さんも、警棒はしっかりしまっといてください!

「ジェームズ兄さん。そのチンチンは誰の為に使うの?」
「決まってまんがな。ワシの左手や」
「えっ!ジェームズ兄さんは左利きなの?」
「違いまんがな。ワシ初めてオナニーした時が左手やった。それ以来右手じゃあ抜けんのや!」
「へえ・・・。複雑なもんねー!」

そこへ警備員が現れる。
「すみません!ちょっと署まで来て貰えますか?」
すべてを失ったりしてな・・・・。

じゃあ、またね。いとしの猫パトちゃんへ。
返信する
ジェームズ・ドボン様 (猫パト@管理人)
2013-05-18 14:25:12
毎度ご来訪いただきありがとうございます。

今作、1976年にして既に<往年のスター豪華大集合>みたいな映画なんですよね。男優陣はともかく、ヘップバーンの再降臨に喜べるか否か、愛情が問われるリトマス試験紙かも。

>それ以来右手じゃあ抜けんのや!

たまには右手を使ってみるのも、新しい恋人に出会えたような味わいがあるかもしれませんよ。

それではまた。
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