暇人映画

映画嫌いが映画を見まくる地獄のサーキット

夢を生きた男/ザ・ベーブ The Babe

2005年11月05日 17時06分02秒 | 洋画>★★
1991年/米/アーサー・ヒラー監督/ジョン・グッドマン
2005年10月4日 テレ東午後のロードショー〔野球大すき!SP〕

【あらすじ】
誰もが知ってるホームラン王・ベーブ・ルースの伝記的物語。

私も名前くらいは知ってたよ、ベーブ・ルースでしょ。ワシントンやらリンカーンと並んで、小学校の図書館に伝記本が置いてあったりしたもの。
手術を目前に控えたチビッコを励ますために、ホームランを打ったんでしょ。野球の神様なんでしょ。

…って、そんな尊敬の念をひっくり返させてくれる作品です、これは。
恐らくルースを称えるために作られた作品なんだろうけど、まったく裏目。こんな作品を野球小僧が見たら、「一流選手というのは天性の才能だけで作られる」と野球人生を諦めてしまうだろう。
今作が見せるルースは、女と家族の絆を保持することにのみ努力を見せている。一日に素振りを何百回しただとか、どれだけ走り込んでいるだとかがまったくないどころか、練習風景のワンカットも見られない。
生まれて初めてバットを握ったその日から、何の努力もせず既にしてホームラン王。酒かっくらって、監督や審判の言うことも聞かず、ぶくぶくに太ってそれでヒーローだなんて。
あ~あ、そういう人だったんだ、ベーブ・ルースってさ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ミスター・アーサー Arthur | トップ | スウィング・ガールズ »

コメントを投稿

洋画>★★」カテゴリの最新記事